10月16日 本の世界No.26『本屋、はじめました』
“Title ”という本屋を始めるにあたっての、さまざまな経緯が書かれた本です。
“本屋は無くなると言われている今の時代に、どのような心持ちで本屋をつくったのか”
本屋に対する素直で真摯な気持ちが、本屋のオーナーさんだけあってとても読みやすくきれいな言葉で書かれてありました。
“本屋は〈いまだ果たされていない約束〉を果たすために、自分は毎日同じ時間に店を開け、来るかどうかもわからない人を待ち続けているのではないでしょうか”
by Title 店主
印象に残った文章を紹介します
私は毎日noteで読んだ本を紹介しようと決めていました。しかし、最近は忙しいと言い訳をしてできない日が増えてきました。そんなときに、読んだ一節が印象に残りました。
“毎日やるかは自分で決めることであり、「折々の本」のようにぼやかしたタイトルにしておけば、何かしら逃げ道のようなものはつくれます。
しかし、これだけさまざまな情報に溢れている今、「この人は何かしらそれに捧げている」ということが暗黙裡にも見ている人に伝わらないと、見ている人のこころは動かせないし、ましてや足を運ばせることはないのです”
わたしが毎日noteをやると決めた意味は、この文章に表れているのかなと思いました。
“あまりに周りの環境が良すぎると、人はそれに満足して、本などの文化的なことを渇望しなくなるのです”
“本屋が無くなると言われている時代であるが、「新刊、カフェ、ギャラリー」でその本屋にしかない魅力を作っていく”
“開店準備と平行してブログを書く”
開店前からも、お客さんに興味を持ってもらえるような企画を数多く行っていて、何か行動に移すのに早すぎることはないのだと思いました。
“売上は種をまく時期と、刈り取る時期とがあり、悪くなった時期に何をするかで、その後の展開が違ってくる”
“Title は、今の時代の新しい流動的なサロンになっていくかもしれない”
“マニュアルをつくるのも自分たちだけれども、そこから逸脱するのも自分たちであるという個人店の楽しさが詰まっているのは、やはり飲食のような気がします”
“自分が個人でいる状態が仕事着になれば、仕事が数字とか成績とか休暇のためにじゃなくて、自分の情緒に近づくんですよ”
私もこんな気持ちになる仕事を見つけたいと思いました。
将来はこんな空間の本屋を開きたい
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