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【読書メモ】堤未果のショックドクトリン

お疲れ様!
今日は「堤美香のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法」という本について。

ショック・ドクトリンって知ってる?
この間100de名著で、ショックドクトリンと言うアメリカで書かれた本が紹介されていて、それがきっかけでこの本を読んでみたの。私は初めて知りました…。

ショックドクトリンっていうのはね、日本語に訳すと「火事場泥棒」。社会が混乱しているときに、政策を一気に進めてしようしまおうって手法のことなの。みんながショックで麻痺してる時に法案を通過させちゃえ!みたいなものね。

例えば9.11のテロだったり、東日本大震災だったり、そしてこの間のコロナだったり、こういったショックの事態になると、私たちは正確な判断能力を失う。その裏で、今だ…!と政策を進めていく、変えていく人たちがいるんだよね。政治の裏を知ってすごくこわくなったよ。

マイナンバーカードという監視


マイナンバーカード、むちは持ってるかな?
私はポイントキャンペーンに乗せられて家族全員分つくりました。

マイナンバーカードって一体なんだろう?

これから保険証にも変わるって言われてるよね。つまり、私たちの身分証であり、保険証であり、銀行口座や証券口座にも紐付いている。ありとあらゆる、私たちの個人情報と紐付いているカードなわけ。

もちろん、行政や政治、大企業にとっては、個人情報を一気に把握することができるから、すごく便利なものだとは思う。でも私たちにとってはどう?

このカード、失ったら保険証と身分証明書と、銀行や証券口座の番号と全部失うことになるわけ。これを私たちが毎日携帯するってどうなのよって言うね。結構怖いことだよね。

アメリカにも似たようなカードがあるみたいなんだけど、なんと基本外への持ち歩きは基本禁止らしい。家に保管しておくようなものの類だそう。
海外でもこういったカードを悪用されるケースがいろいろあって、慎重になっている国も多いらしいよ。
でも日本は、マイナンバーカードのメリットばかりが報道されがち。
もちろんいろいろな事務が効率化されるのは良いことだと思うけど、私たちの個人情報が1つの番号によって管理されてしまうって結構怖いことだと思うんだよね。いろんな情報が分散されているからこそ、守れるものもある。

今回渡米にあたってもね、証券口座つくるときにマイナンバーカードの番号を教えていることがすごくネックでさ。何なのよ…って思ってたところなんだよね。
自分の証券口座にある資産をさ、証券会社の人に知られているのはまぁ仕方ないと思うんだけど、それを行政機関とか、企業の人とかがなんだか勝手に知れるようになったらかなり怖いと思わない?

しかもゆくゆくは、この番号に学校の成績とかも紐付いていくみたいなんだよね。もちろん犯罪歴とかもでしょう。
このマイナンバーによって、自分の過去や現在の情報が全て紐付いていってしまう。おっかない。。

まぁ、それ以上におっかないのは、この本を読むまで、マイナンバーカードについて、何の疑問も持ってなかった自分だよね(苦笑)

まさに、このマイナンバーの話が、コロナ禍にどんどんどんどん進められていたことが1つの原因な気がする。ニュースでは、コロナの事ばかり、でも、その裏でこれがチャンスだ!とマイナンバーカードに関することがいろいろこっそり決められていく。

非常事態のときほど、私たちが逆に政府側を監視していかなければいけないのかも。まる

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