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大切な本㉑「50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと」

むち推しの女性ライター②和田靜香さん

3月に上京した際、ちょうど新宿駅前でフェミブリッジが開催されていて足を運んだ。和田靜香さんもいらしていて登壇もされてたけど、盛大なシュプレヒコールとかでなくほのぼのした穏やかな話しぶり。ポリタスTVの司会などでみせる飾らない人柄そのままで、なんだか気持ちがほっこりした。

ちょっとだけ上の世代だけれど、和田さんは女性の非正規労働や政治参加についてなど、生活の中で素朴に感じた疑問を素直に表明しじっくり向き合い考える。わからないことはストレートに人に聞き一つ一つ解決していく。すべて100%クリアになるわけではない。残ったもやもやも含めて思考は続く。

私自身の生きづらさやなぜ?のひっかかりに重なることも多くて、リーダビリティの愛称抜群。彼女の本が今じわじわ売れているのに深く納得。私もそしてきっと今の社会も、ずっとこんな書き手を待っていたのだもの。

社会に向けて声をあげるのは「牽引力のあるリーダー」だけでも「別世界の一握りの人」だけでもない。違和感を持ったら誰でもいつでも声をあげていい。その時自分にできることをすればいい。

そんなことを同じ目線で考えられ「ともに」連帯したいと思える人の一人。いつか一緒に語れる場をもてたらいいなあ。名古屋にもぜひ来てほしい。


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