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油は3mm、冷めてもザクザク。我が家のとっておきつまみ「黄金フライドポテト」

「少ない油で」「冷めてもザクザク」「とっておきソース」と推しポイント盛りだくさん。おやつにもおつまみにも、どこに出してもほめられる我が家のとっておきレシピ、控えめにっておいしすぎるんだから!


黄金フライドポテト

【材料】作りやすい分量
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・じゃがいも(男爵推奨)……5個
・にんにく……5片
・米油(またはサラダ油) ……適量
・塩 ……少々
(スイチリマヨソース)
・マヨネーズ……大さじ3
・スイートチリソース ……大さじ1〜2
・練乳 ……大さじ1
※あくまで目安の分量です。この量なら2人でペロリです。

【下準備】
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▶︎じゃがいもは皮ごと洗い、表面に2mm程度十字に切り込みを入れる。
▶︎にんにくは根を落とし、包丁で潰して皮を剥く。にんにくは多めでも◎

【作り方】
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①耐熱皿にじゃがいもを並べてラップをかけ、なんとか竹串が刺さる固さまでレンジで加熱する(やや硬め推奨)。
②粗熱が取れたら手でひと口サイズに割る。粉々にしてしまうと量が減るので慎重に!
③割ったじゃがいもとにんにくをフライパンに並べ、冷たい油を3mm程度注ぐ。油を注いでから中弱火にかける。時折返しながら、じっくりと揚げる。揚げはじめは油の泡が大きく、芋の水分が抜けるにつれて泡が小さくなり量も減る。にんにくは最初に色付くので取り出す。
④芋のフチが黄金色に色づいたものから取り出し、塩を振る。
⑤スイチリマヨソースを作る。小皿にマヨネーズ、練乳、スイートチリソースを順に入れる。食べながら混ざる感じがおいしいので決して混ぜない。

【ポイント】
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▶︎手で割って断面をギザギザにすることで、ザクザク食感になります。表面に切り込みを深く入れすぎると割ったとき平らになってしまうのであくまで浅くでOK。
▶︎手でじゃがいもを割る際、粉々になるとかさが減り焦げやすくなるのでとにかく丁寧に。やわらかく加熱しすぎても粉々になるため注意。
▶︎揚げ上がりは写真色合いが目安です。揚げ足りないとザクザクにならないので、思い切って攻めてください。
▶︎ソースを作る際は混ぜず、つけながらマーブル状になったソースの味の変化を楽しんで。

目指すはこの色


↓思ったよりもしっかり揚げるのがザクザクのポイント



もっと詳しく

①じゃがいもとにんにくの準備

じゃがいもは男爵推奨。欲張ってインカのめざめで試したことがあるんですが、「おいしいにはおいしいけど、う〜ん…」という感想でした。無難な男爵をしっかり揚げて、特製ソースを付ければ化けるのでご心配なく。揚げたにんにくもかなり美味なので多けりゃ多いほどいいです。

②じゃがいもをひと口大に割る

丁寧に割ることが最重要ミッション

このレシピひとつめのポイントは、じゃがいもを丁寧にひと口大に割ること。包丁で切ったら1分で済むところをあえて割るのは断面積を増やすため。ギザギザになった表面は、揚げることによりザクザク食感に変化します。

ひとつとして同じ大きさや形にならないけれど、それもまた黄金フライドポテトの魅力。ちょっと面倒ですがここは投げ出さずていねいにいきたいところ。じゃがいもが熱かったりやわらかすぎると粉々になりやすいため、やや硬めに加熱し、冷ましてから割ってください。

③じっくり、ひたすらじっくり揚げる

揚げ油はたった3mm

フライパンにじゃがいもとにんにくを並べたら油を注ぎます。揚げ油は3〜5mm程度で十分。サクッと揚がる米油がおすすめですが、なければサラダ油でも(オリーブオイルは香りが強すぎるのでおすすめしません)。

右の色ではまだまだ甘いです、もうひと息!

中火にかけてじっくりじっくり揚げていきます。時折裏返し焦げないように気を配りながら “芋を黄金色に育てていく” 母のような感覚で気長に揚げましょう。

粉をまぶして揚げるレシピも見かけますが、この方法で揚げれば粉は不要。ドーピングなしのすっぴんで勝負です!

いい色だね…最高にかわいいよ…

ここまできたら揚げあがりです。思ったより攻めた揚げ加減でしょう?とにかく攻めて、攻めて、攻めまくる。食べてみれば納得のザクザクです。

大きさも形もまったく違うので、トングで返しながらいい色になったものから取り出してください。

④スイチリマヨソースを作る

ひとり1個のココットを用意してもいいほど、とにかく絶品!

黄金フライドポテトの味の決め手はスイチリマヨソースにあります。マヨネーズ、スイートチリソース、練乳を合わせたソースでこれまたとんでもなくおいしい。

「え…練乳?」と思ったでしょう?むしろスイチリマヨソースあってこその黄金フライドポテト。とにかくおいしいんで一度はお作法通り召し上がってみてくんちぇ。話はそれからだ!

マヨ、練乳、スイチリの順にココットに重ねていき、ポテトをつけながら食べます。混ぜてしまうと味がぼやけるので、あえてコントラストを生む作戦。

ちなみにスイートチリソースはユウキ食品のものを使用。辛くないのでお子様でも安心して召し上がれます。

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年末年始、人を呼んで食卓を囲む機会も多いでしょう。いい香りに釣られキッチンに人が集まり、ついには取り合いになるほど人気のレシピです。私はビール片手に黄金フライドポテトを揚げる(育てる)のが大好きです。ぜひ試してみてくださいね。


最後まで読んでくださりありがとうございます。

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横田睦美/旅する料理家
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