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小市民が2023年で読んだ本の3分の2がKindle Unlimitedでポチった本だった件
2021年から2023年にかけて、ある調達先からの本を読んだ比率が急激に上昇していた(2021年41%→2023年65%)。
それは、
Kindle Unlimited
である。
そうAmazonが提供するKindle読み放題サブスクサービス。
月1100円で、対象となっているタイトルを最大20冊まで借りられる。返却はいつでもOK。ただ、20冊以上は同時に借りられない。
昔は最大10冊までだった時期が長く続いたが、20冊になった瞬間に、あまり考えることなくゲットできるようになって拍車がかかったような気がする。10冊だと読みたい本が見つかった時、ゲットするのに少しだけ躊躇してしまうのだ。
こうした読み放題サービスは、大抵新刊や話題の書籍は対象にならず、ひと昔前の本やあまり話題にならない本が中心となっていることが多いことから、「読みたい本もなくて、役に立たないんじゃね?」と思われている方も多いのではないだろうか?
もちろん、刊行されたばかりの話題書を探すのは時間の無駄だ。
しかし、見方を少し変えると意外と掘り出し物も見つかる、素敵なサービスである。
それは、「読んでもいいけど、お金払ってまではな・・・」というような本を気兼ねなく読める点だ。
そんな本、ないだろうか?
「書店や書評、ネットで話題になっていたけど、わざわざ買うまでもなく通り過ぎてしまった」
「昔話題になった一冊だが、今更買って読むには気が引ける」
「かなりの確率で挫折しそう」
こんな本が、もしかしたらKindle unlimitedに潜んでいるかもしれない。
たとえば、
これ結構刊行された時には話題になっていたが、比較的早いタイミングでunlimited化された。買えと言われれば買うだろうが、あえてね。
また、いっとき新聞広告で何度も出ていたこの本も
比較的すぐにunlimitedされていた時期があった。こういう類の本は、わざわざ買ってまで読むかといえばそんなことはない典型的なもので(すみません)、見つけたらラッキーという感じ。
ビジネス書で言えば、こんなのもあった。
この本は、刊行されて半年くらいでunlimitedされていた。ダイヤモンド社はライバル?の東洋経済と比べるとunlimitedすることがないので、これは作者の意向だったか。
ライバルの東洋経済はよくunlimitedしているが、こんな本もunlimitedされていた。
随分前の本だが、4700円ですよ。これ一冊で4ヶ月分のUnlimited代を回収できたことになる。
東洋経済もそうだが、出版社単位でたまにやる特集。これがものすごい破壊力を持っている。
2024年6月現在、講談社が新書と選書の多くをunlimited化している。
たとえば、話題になって読み損ねた
もタダで読める(流石に今読むには古すぎるか・・)
ついでに、ずっと昔から書店で目にして、その分厚さとこんな本誰が買うのだろうかという点で頭の片隅に残っていた
も無事ゲットした。しかし、新書で2000円とは、ものすごいボリュームだ。読む前からゾクゾクする。
破壊力抜群だったのは、岩波の特集だった。
論語とか自省録とかの定番的な一冊までunlimited化されていたのには驚いた。色々お世話になったが、印象深いのが、
この本を50歳を超えて初めて読むなんて思いもしなかった。時間泥棒に翻弄された小市民の半生を思わず振り返ってしまう。
なんか、雑多な本を紹介するコーナーみたいになってしまったが、これら全て月1100円払うだけでゲットできる。
さらに、ちょっと気になった分野の本とか、以前はAmazonで色々調べて買ったり、書店であさったりしていたが、なんのことはないUnlimitedされている本を探せば、いくらでも出てくる。
たとえば、今流行りのNisaとか、投資関連、それからFXとか仮想通貨。さらにFire関連などは、unlimitedで探してサクッと読むのが一番手っ取り早い。
料理本もたくさん。なんなら旅行ガイドだってゲットできる。
もちろん、雑誌や漫画も大抵はunlimitedに入っている。
20冊ストックなんてあっという間だ。
unlimitedで小市民の読書スタイルは抜本的に変わったといっても過言ではない。
unlimitedよ、永遠に。
そして、出版社の皆さん、出し惜しみせずにUnlimitedしてくださいね。