2024年本当によかった周遊謎解き+α

2025年になってもう一週間ほどたちましたが、
昨年の周遊公演を振り返ったり、最近の傾向書きなぐってみたり。


2024年よかった周遊謎

第1位 秋めぐる君と一葉

NFの周遊でストーリーはいわずもがなでよかった。
そのあたりは、他の人からもたくさん言い尽くされていると思うので、近年の周遊謎で注目したいところなどでも。

最近の周遊での満足感の一要素として「課金タイミング」というところはあると思っている。
この公演は無料で物語に入っていく。物語に入ってシステムもわかって一つの話が終わったところで課金して続きを遊ぶかどうかが選べる。
システムもある程度使っているし、環境要因(天候やスマホの挙動)などもある程度把握したところでの課金なので期待値コントロールとしてもギャップが少ない。
それでいて、ちゃんと考えられた構成で物語と謎が重なっていくから満足感がとても高かった。

第2位 アリエナイ探しゲーム ふしぎバスターズ THE REAL in 幕張

これに関しては課金タイミングは先に払っているのだけれど、
相応に環境問題とかプレイアビリティに問題がないので問題が少ないという。(決して、先払いで込料金が全て良いというわけではない。むしろ、それもう詐欺だよね?ってのもある)

2024年の覇権コンテンツで各所でオマージュ作品がつくられた印象。
普段はコンテンツのノイズとなりうる美術チームがある程度自由な発想で作れたのもいいことだったのではなかろうか。

第3位 100の財宝眠る 昼の海賊遊園地からの脱出

これもコンテンツとして素直に優秀でどこで終わっても満足感が得られる作品だった。

【本題】最近の周遊謎でよかったこととアンチパターン

…でここからが本編なのですが、
2024年の周遊謎色々と二極化していったところがあったような。

周遊謎の中でもちゃんと現地でやると課題になるところに対して
課題解決を見せているケースがいくつかありました。

課題1 かばんとスマホとキットの手提げで手が埋まる

割と平気でスマホを見ながら折り紙しろ、っていう特定の会社がいたりして。雨だったらどうしろと。(雨に対しては、街ハックの良心が作業するタイミングではカフェが近くにあるようにしているイメージ)

鉄道謎でも手提げクリアファイルって手が埋まってきっぷ出すにも一苦労なんですよね。

それに対して、下記のような対応が見られているのが大きなトレンド。

BOUKEN WORKS(吉祥寺)  →サコッシュ配布
BOUKEN WORKS(大阪メトロ)→きっぷの名札フォルダ
フラップゼロアルファ(JR) →クリアファイルに肩掛けのひもが付属
SCRAP(東京駅など)    →キットを肩掛けできる紙袋

このあたりの傾向はこれからも続いてほしいところ。

課題2 特定の環境下でのプレイ不能の事前告知・非告知

これは会社・公演によって天地の差が出てた印象。

アンチパターンとしては
・小田原(天候・時間要因で解けなくなるのに時間指定キット売り)
・街ハック東京最宴祭(チケット売ってから色主体謎をつける)

が特にひどかったイメージ。

色謎に関しては、よだかの山手線もかなりひどかったんですが、
なにか大企業が絡むとその辺の色をたくさん使えとかあるんですかね?

色謎の問題は根強くあるのだが、
それと別にARの実行環境問題っていうのがこれから問題になっていきそう。

色謎もARも特別な体験を与えるつもりが、
与えられない人に虚無時間を与えることになるという共通点があると思ってる。

ARの代替手段が今のところ動画になっているけれども、
それも最適解なのか?

色謎の類も色を矢印でひっぱったりして虚無作業を課すくらいなら最初から告知しておこうよ、と思いつつ。

ARで特定アプリを使うなら事前にアプリ配布して動作確認求めるとか
(例:とべ動物園)は必要なのではないかと思う。

ARというとファーニャーがARを使った公演を実施の際、
環境が保証できないためiPhoneを公演中貸し出すという英断を行っていた。

少なくともARに関しては端末貸与などで対応できる面もあると思うので、
虚無時間を与えられる人が少なくなるといいな。


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