ム・イムー

言語学を専攻する大学院生。定年後に大学院に入学した。

ム・イムー

言語学を専攻する大学院生。定年後に大学院に入学した。

最近の記事

定年からの人文系大学院生~定年後の生き方を考える(その5/おわり)

その1はこちら その2はこちら その3はこちら その4はこちら 大学院入試を受ける大学院入試の場合、研究計画書と並んで重要なのが面接だ。私の場合、面接官3人対受験生1人だった。そのうちの1人は指導教員をお願いした先生で、面識はある。他の2人は初対面。簡単な志望動機や経歴の説明の後、主に研究計画書の内容について尋ねられる。 圧迫面接というほど強い言い方はされなかったが、プロの研究者から見ればこちらの研究計画書に突っ込みどころはいくらでもある。単なる説明を求める質問であれば落

    • 定年からの人文系大学院生~定年後の生き方を考える(その4)

      その1はこちら その2はこちら その3はこちら 志望校を決める大学のウェブサイトをいろいろと調べた結果、3,4の大学院に自分の研究したい分野の先生がいることがわかった。全国に目を向ければ他にもあるのだが、未来のある若者が将来への自己投資として大学院に行くのとは訳が違うので、自宅から通学可能な範囲で選ぶとこうなった。そのうちの1つの大学の先生が特に研究分野、研究方法ともに自分の希望にぴったりしているようだった。その先生の論文を可能な限りかき集めて読んでみた。ウェブや近くの図書

      • 定年からの人文系大学院生~定年後の生き方を考える(その3)

        その1はこちら その2はこちら したいことを絞り込むそして、50代半ばになってからの話に戻る。定年後に何をしようか考えていた中に、高校生の頃から興味を持っていた言語学も選択肢に入るかもしれないと思い始めた。仕事の時間管理がしやすい立場になっていたこともあり、平日夜間に開講されている理論言語学講座に通い始めた。最初に受講した「言語学入門」の講師の先生が講義の目的として、言語学を概観することの他に、大学院入試対策を挙げておられた。それまで言語学で大学院に行くということを考えたこ

        • 定年からの人文系大学院生~定年後の生き方を考える(その2)

          (その1)はこちら 自分は何がしたいのかを考える仕事以外で自分はいったい何がしたいのか。これまで趣味などで手を出したことを一つ一つ頭の中で洗い出してみた。社会人になってからトランペットやクラシックギターを習ったことがあった。しかし、どちらも長続きせず、自宅のクローゼットには楽器が長いことしまったままになっている。当時は奮発してそこそこ良い楽器を買ったものだったが。定年後に時間が自由になったら再開することが漠然と頭にあった。このどちらかを本気でやり直そうか。 トランペットは

          定年からの人文系大学院生~定年後の生き方を考える(その1)

          はじめに私は大学学部生の時は一般的な就職活動を経験し、サラリーマンとして長年働いてきました。しかし、定年後には自分自身の成長や興味のある分野に挑戦したいと思い、大学院に進学する決断をしました。今回の記事では、大学院進学を考え始めたきっかけや、大学院に入学するまでにやったことを詳しく解説します。定年後の選択肢を広げたい人にとって、参考になる情報が盛りだくさんです。 定年を控えて身の振り方を考えはじめるサラリーマンで50代も半ばに差し掛かってくると定年後の生活設計を真剣に考え

          定年からの人文系大学院生~定年後の生き方を考える(その1)