【学生インタビュー】EMC二期生・石山 蓮華さん
日本で初めてできた「アントレプレナーシップ学部」である武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)。そこには、いったいどんな学生たちがいるんだろう?
そんな疑問にお答えする学生インタビュー企画を不定期でスタートさせます! トップバッターは、2022年4月にEMCに入学してきた二期生(1年生)の石山蓮華さんです。
「EMCにはチャレンジする環境やチャンスがある! 刺激を受けて、やりたいことがドンドン生まれてくる!」と語る石山さんに、EMCでの生活を伺いました。
■起業して自分がやりたいことに没頭したい! だからEMCを選んだ
都内の高校で勉強や吹奏楽に打ち込んでいた石山さんがEMCに出会ったのは、実は受験も後半に差し掛かった頃。
「もともと経営学部を目指していたんです。で、就職しないで起業しようと思っていました。自分にはやりたいことがあるのに、就職してしまうと、最初からやりたいことができるわけではありませんよね。それで、起業するなら経営学部かなと考えたのですが、受験シーズンが始まってから親にEMCの存在を教えてもらい、じっくり考えた末に一般受験でEMCに入学しました。」(石山さん)
元々起業を考えていたという石山さん。ご家族が会社を経営している関係で、自然と「自分も、やりたいことをカタチにできる人間になりたい」と思うようになったそうです。とはいえ、高校時代は具体的なアクションを起こすタイプではなかったとのこと。
■EMCは「やりたいことができる場所」
そんな石山さんですが、EMCに入った途端に刺激を受けて、今はたくさんのプロジェクトに関わっているそうです。
「EMCはとにかく”実践”にこだわっています。他大学は座学中心のところが多いと思いますが、生きた経験を積めるというのがEMCの一番大きなポイントだと思います。教員のみなさんも実務家ばかりですし、学生たちも活動的な人ばかり。やりたいことができるし、やれば応援してもらえる環境です。」(石山さん)
そんな石山さんに、特に刺激を受けた授業を聞いたところ、”食べる宝石”の異名を持ついちご「ミガキイチゴ」を生産する株式会社GRA代表の岩佐大輝さんの「プロジェクト」の授業から、多くの学びを得たと言います。
「起業家をはじめ、実務家教員の話を聞けるってなかなかない機会ですよね。先生は本当に素晴らしい方たちばかりですし、授業のゲストに起業家が登場することもよくあります。授業は座学ではなくグループワークや実践中心で、すべての授業において、自分の考えが深まります。」(石山さん)
もちろん、刺激を与えてくれるのは教員だけではありません。EMCは、1年次に全員寮に入って生活します。そこでも多くの刺激を受けているという石山さん。
「私たちはEMCの二期生にあたるのですが、二期生は入学当初から活動的な人が多いというのが私の印象です。そして、お互いがお互いの夢をリスペクトして応援し合っています。一人が良くなるんじゃなくて、みんなで良くなっていくのがEMCの風潮ですね。」(石山さん)
■最終的に活躍するのは社会。どんどん人に会いに行く
元々、高校時代から食関連の仕事に興味があったという石山さん。そんな石山さんに、今後の活動について聞いてみました。
「今関心があるのは、規格外食品を用いた飲食ビジネスです。どの野菜も、農家さんが一生懸命作った野菜なのに、傷や変形などで市場に流通せずに捨てられてしまう野菜がたくさんあることを知りました。例えば、規格外野菜を使っていない飲食店に対して割安で規格外野菜を仕入れてもらい、美味しく調理して提供してもらうことで、消費者にフードロス問題や、規格外野菜も美味しいということを啓蒙できないかな、と考えたりしています。あとは、規格外野菜を使ったスムージーの販売とか。
とはいえ、まずは農業のことを知らないと何もできないので、寮からほど近い農家さんの畑にお伺いして、現場の声を聞いたりしています。」(石山さん)
こういったアイディアを外部のミートアップで発表したところ、起業家の方に声をかけられることもあるそうです。
「EMCの中にも出会いや刺激はたくさんありますが、最終的に自分が活躍するのは社会ですから、外部の起業家や活動的な方に会いに行くのは大切だと思います。話を聞いてもらって壁打ち相手になってもらえると、新しい価値観やアドバイスに出会えます。自分から行動して、どんどん色んな人に会いに行きたいです」(石山さん)
「食」の他にも、地方創生や政治、写真、子育てにも関心があるという石山さん。軸足は「食」に置きつつ、興味があることにどんどん飛び込んでいくことで、自分の幅を広げていきたいそうです。
■「まだ知名度が低い」で選択肢から外さないで
最後に、石山さんに改めてEMCはどんなところか聞いてみました。
「EMCは、やりたいことが実現できる環境がそろっている場所です。いくら勉強していても、座学だけでは机上の空論。社会に出たときに役に立ちません。失敗してもいいから、まずはやる。それが大事だし、それができるのがEMCです。
高校生だと、まだやりたいことが具体的じゃないかもしれません。私もそうでした。でも、ささやかでも”やりたい”という思いや熱意があったら、そういうものを大事にするべきだと思うんです。EMCは、そういうものを大事にできる場所です。私はEMCに入れてよかったし、EMCに救われました。
設立から2年目の学部だからまだ知名度は低いけれど、そんなことで進路の選択肢から抜かないでほしい。ここは、自分を成長させてくれる場所です。」(石山さん)
また、今まさに受験に向き合っている高校生へのメッセージも頂きました。
「受験というものを、今とてもつらく感じている人たちが多くいると思いますが、受験は人生に一度しかない自分が大きく変われる重要な機会になるはずです。今は苦しいかもしれませんが、頑張ってください。
そして、自分がやりたいことややりたいこと探しをしたい高校生は、ぜひEMCという素敵な場所を選択肢の1つに入れていただけると幸いです。応援しています!」(石山さん)
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