\この春卒業するみなさんへ/Diversity Journey航海記【アクションチャレンジ14】
みなさん、こんばんは!
NPO法人コモンビートの多様性や違いについて考えるプログラム「Diversity Journey」。先日発表したアクション宣言「生涯吸収・生涯発信」を実践していきます。
ちなみに、毎週日曜日に記事を発信していますが、今回は、本日実際にアクションしてきましたので、そのことをまとめました。よかったら最後までご覧ください。
今日は母校の高校の卒業式に同窓会長として参列しました。
第14回ということで、まだまだ若い母校です。1期生の私たちの代という縁から、たまたま同窓会長の任を仰せつかり、毎年招待されています。
毎年200名程度が卒業しているので、今回の卒業生を含めると3,000名に近くなるとか。
今年も、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から過去2年に引き続き来賓が市長、PTA会長、同窓会長の3名でした。
市内の中学校長、学校評議員の方などの御臨席をいただく例年と比べると本当に少ないなあという印象。
また、昨年同様、YouTube上で限定公開によるライブ配信をしたようです。これは、在校生不在、保護者も生徒につき1名と絞ったことへの配慮だそう。変わらず先生方の苦慮が伺えます。
さて、そんな中開催された卒業式で、同窓会長として祝辞を述べてきました。壇上に立つと、真剣な眼差しでこちらをみてくれている生徒もいて、少しでも思いが伝わってくれていたら嬉しいと感じています。
今回の祝辞は、現在参加しているNPO法人コモンビートのオンラインプログラム「Diversity Journey」で学んだ多くのことを詰め込んでみました。
ちなみに、どんなことを伝えたいのかなあと悩んだのがこちら
母校の生徒たちだけでなく、若い世代のこれからを生きていく人たちに届けばいいなと思うので、備忘としてここに残しておきます。
祝 辞
本日ここに、令和三年度卒業証書授与式がこのように盛大に挙行されましたこと、誠におめでとうございます。同窓会を代表いたしまして、お祝いを申し上げます。
卒業生の皆さん。
本日はご卒業本当におめでとうございます。また、ご臨席の保護者の皆様におかれましても、今日という日を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。
さて、皆さんは、今日までご家族の愛情に包まれ、また、多くの人々から支えられ成長してこられました。この三年間でも、たくさんの人と出会い、同じ時を過ごす中で、誰かに支えられ、また、誰かを支え、理解しあうことの大切さに気づいたことと思います。
そして、これから皆さんは、この場所を巣立ち、新たな世界へと羽ばたいてゆかれます。その世界は今までとは比べ物にならないほど広く、そこには、また多くの出会いが皆さんを待ち受けています。ぜひそれらの出会い一つ一つと向き合い、つながりを深めていってください。
そこで、これからのたくさんの出会いが訪れる皆さんに、一つだけ心にとめておいてほしいことがあります。それは、「考えるだけで終わらせない」ということです。
皆さんは今年度の開校記念式典で「心に“If=もしかしたら”と謙虚さを常に持とう」とお伝えしたことを覚えていらっしゃるでしょうか?私自身が、他者との違いから社会全体における多様性を考えるプログラムに参加している中で感じたことをお伝えしたものです。その後もプログラムや日常生活の中で、様々なインプットを続け、他者との歩み寄りであったり、思いやることの大切さだったりを強く感じています。
そして、それと同時に、「謙虚さを常に持つ」「他者と歩み寄る」「他者を思いやる」などの行動すべてに共通して「他者について考えている」ということが根底にあると再認識しました。
他者と自分、つまり、隣にいるあなたと私、その先の社会に思いを巡らせ、自身にできうる行動をとること。思い、考えるだけで終わらせず、そこから一歩踏み出し、実際に行動することで、その思いは必ず私からあなたに伝わります。その思いが、相手との関係性を深めたり、時には社会へ変容を促したりする可能性もあります。
今いる環境はもちろんのこと、経験してきた環境で、その人が何を思い、考え、感じるのかは千差万別です。ぜひ皆さんには、あなたと私、さらには社会について考え、そして考えるだけでなく、何か一つでもアクション、行動に挑戦していただければ幸いです。
社会は多くのあなたと私のつながりで構築されていますから、一人一人が考えだけで終わらせず、行動に挑戦し続けることで、水面に波紋が広がるように、皆さん自身も含めて、多くの人にとってより良い社会につながっていくと信じています。
結びになりますが、卒業生ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、私からのお祝いの言葉とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございます。
以上になります。
これからの時代を担う若者たちに、何か考えるきっかけを渡せることができたら素敵だと思います。
たとえハチドリの一滴でも、積み重ねることで変化があることを信じて。
最後までお読みいただきありがとうございます!
うさみ
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