見出し画像

18歳以上選挙権について

2016年に改正公職選挙法が施行され、2019年4月投開票の統一地方選挙は、統一地方選挙としては史上初の18歳以上選挙となる。この契機に是非、若い年代の皆様にも選挙に行っていただきたい。

2015年に公開されたイギリス映画「未来を花束にして」は、1910年代のイギリスで婦人参政権を求めて闘った女性たちの姿を描いた作品である。私自身、主人公たちが何度逮捕されても果敢に権力に立ち向かい、自らの権利を勝ち取っていくストーリーに感動を覚えた。

昨今、日本国内の選挙では投票率50%を割り込ことも珍しくない。1946年(昭和21年)に普通選挙へ移行するまでは、性別や納税額によって選挙権が制限されていた。選挙権や参政権は「当たり前に与えられる権利」ではないということを改めて認識する必要があるのではないか。

また、日本では未曽有の少子高齢化が進行しており、「シルバーデモクラシー」と言われて久しい。シルバーデモクラシーとは、有権者のうち高齢者が占める割合が高くなり、高齢者の意見が政治に反映されやすい状態を指す。人口の割合に加えて年齢別の投票率が高齢者が高く若者が低いことも大きな要因である。

シルバーデモクラシーを否定するものではないし、世代間対立を煽る意図もない。若い人たちの声を政治に届けていくことこそが、世代間の相互理解に繋がるはずだと確信している。

最後に、私が立候補を予定している新潟県議会議員選挙の新潟市中央区選挙区は、等閑に付せば無投票で県議会議員が決まる見込みであった。私が立候補を表明したことで、地域の高齢者だけでなく、若い方からも応援いただいていることを心から嬉しく思う。

何も変わらないと諦めないでほしい。未来を切り拓いていくために、大切な権利を行使してもらいたい。その鍵は皆さんの手の中にあるのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?