土日で東京旅 #4 両国の歴史と東京スカイツリー天望デッキ
前日は、隅田川花火大会が開かれ、ホテルステイで楽しむことができました。
第一ホテル両国の朝は、ちゃんこ鍋から始まりました。朝食ビュッフェに出てくるあたり、さすがお相撲さんの町!
私が作った鍋の味に似ている気がしました。(怒られる)祖母は、ちゃんこってこういう味なのかなと言っていました。相撲部屋によって違ったりもするのかな?
ホテルの朝食のときに毎回思いますが、欧米人の観光客の方は、パンとフルーツとコーヒーをササッと取って、パッと帰る方が多い印象で、スマートでおしゃれだなーと見てしまいます。我々なんて、その地域の郷土料理があれば尚更、あれもこれもと取ってしまうのに。そして例のごとく食べすぎます。
食べすぎて部屋に戻りますが、重たいお腹を少し休めたらすぐ、その日の旅程にワクワクしながら出発です。そしてそんな瞬間が好きでもあります。満腹よりその日の旅への楽しみが上回るのです。
このスカイツリービューも見納め。
ホテル下の道路も、昨夜花火が終わり次第、あんなに人がいたのにあっという間に撤収していました。ブルーシートはなく、当たり前に車が走っています。
チェックアウトを済ませ、再び車に乗り込みます。
第一ホテル両国のすぐ隣の横網町公園には、慰霊堂があります。
1923年、もともとは陸軍被服本廠、被服の製造所があった場所を公園として整備していました。その最中、関東大震災が起こり、火災から人々がこの公園に逃れてきたそうです。その数、およそ4万人。そこに火災旋風が発生し、人々や建物全てを飲み込んでいったといいます。この地はその後、1945年に東京大空襲で再び焦土と化しました。
最近特に大きめの地震が増えていて、その度に防災意識が強まりますが、このような歴史的事実をまず知ることが大事だと思いました。
やって来たのは、部屋からよく見えていた東京スカイツリーです。チケットのお値段、なかなかです。
4人ともチケットの絵柄が違って可愛かったです。私は、ソラカラちゃんにしました。前に、ここで実際に遭遇したことがあるので名前も覚えていました。あの時はコロナでソラカラちゃんもマスクしていたなあ。
結局、チケットを手にしてから上に到着するまで15分程かかりました。そんなにかかる!?と思うけど、すごく混んでいた。こんな感じで、エレベーターをひたすら待ちました。
大きなエレベーターは4台あり、内部のデザインが素敵です。江戸切子で、春夏秋冬を表しています。
お年寄りだと暗くて足元不安だし、もう少し明るくすればいいのにと個人的には思うのですが。
350m地点まで50秒でのぼります。こういうエレベーターに乗るといつも台湾の台北101を思い出します。台北101の方が速いですね。
天望デッキに到着。エレベーターが開くと、眩しくて目を細めます。人が多くて、フロアも広くてなかなか景色が見られないのですが、窓に近づくと東京の町が眼下に広がります。
東京って上から見るとこんなにビルが多くて、建物が密集していて、コンクリートジャングル。太くて大きい川は隅田川です。すっかり書きそびれましたが、隅田川花火大会は日本最古の花火です。厳密には、徳川吉宗が打ち上げた両国川開きの花火を起源としているそうです。
ズームすると、ビル群に埋もれる東京タワーが見えました。東京タワーがあんなに下に見えるなんて。東京タワーは333m、スカイツリーは634m。立地的にも、各々の特徴があって面白いなと思います。
天望回廊にものぼれるセット券を購入したので、この後さらにら上へとのぼります。
関東大震災の火災に触れましたが、併せて調べていると「両国」という地名も火災が関係しているようだと気づきました。隅田川にかかる橋に由来する説があり、その橋は、1657年の明暦の大火で橋がなかったために逃げ場を失った人々がいたことでつくられたそうなのです。武蔵国と下総国を分ける「両国」の橋…かっこいい。
つづく^^