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多国籍料理「ギョーザ」

久しぶりに夜が明けるまで起きていた。
色々考えてしまって、調べごとをしてうんうん唸っていたらいつの間にか朝になっていたのだ。
その瞬間まですっかり忘れていたけれど、半分閉めたカーテンの隙間から日の光が差してくると、ここまで一睡もできていないということに絶望すること、これまでずっとこの瞬間にガッカリしてきたことを思い出した。

ちょっとだけ寝ようと思って数時間。意外とスッキリしてるなと思って起き出してみると、夜明かしでのぼせてしまったらしく鼻血が出た。
自分のお子様体質にすっかり呆れてしまった。

要は、今行っている転職活動について悶々と悩んでしまっていて、こんなことになったわけなんだけど、そのことをたまたま連絡をくれたエージェントに伝えてみたら急だったにもかかわらず懇々と悩みを聞いてくれた。
なんて良い人なんだろう………と感動。

とは言っても、悩みがオールクリアされたわけではなくむしゃくしゃも残っている。
就職して覚えてしまったいちばんの悪癖は、悩みを金で解決することなんだけど、最近は結構学習してきて、このストレスを投げ捨てるための消費には未来の自分に「ありがてえ……」と思ってもらえるセレクションをするようになった。

というわけで、ここ最近調べまくって候補を絞り終わっていたシャワーヘッドを注文。
現金なもので、ポチッとしてからはずっとその仕様を調べたり、使用感のレビュー動画をみてニヤニヤしていた。
高嶋ちさ子さんが、「欲しいものはすぐに買え!死ぬまでの日割りが安くなるから!」と言ってたと音に聞いてはいたが、全くその通りだと思った。

目新しいものを買った時にはついついその使用感を妄想しまくってしまう。お店で買ってきた時には帰るまでにチラチラ袋の隙間から確認してしまうし、通販だったら購入ページの商品情報をいつまでも眺めている。我ながら「かわいい」性格だと思う。

夕刻、運動がてら駅前に出かける。
先日見た「マツコの知らない世界」でやっていた冷凍餃子の焼き方を試したくてスーパーの冷食コーナーを物色していたら、1キロ詰めの餃子のパックを見つけた。可愛いパッケージにも惹かれ、表示にある具もなんだか変わっていて面白そうだったので購入。
韓国風の冷凍食品だったのだが、春雨や豆腐が入っていてかなりタンパクな味。餃子の味の違いにもお国柄が出るのか!とかなり面白かった。何より大きさがすごい。小ぶりなゴールデンハムスターくらいの大きさ。封を切ってみて、思わず「おお!」と声が出てしまった。
目当てにしていた焼き方を試してみたところ、フライパンが古いせいであまり上手くはできなかったが、美味しかった。

そもそも、餃子って中華料理だと思うんだけど、日本で作られる餃子はもはや日本料理な気がする。野菜中心の餡が一般的なところとか、シソやら梅やらが入ったタイプがあったりとか……。
お国柄って点で思い出せば、イタリアのチーズ包み(あれ、これは日本人の創作イタリアンでは?)とか、インドのモモなんかも餃子の仲間だなあ〜。
この「包む」系の料理って、選択肢が無限大な分個性を出しやすい料理だよね、とふと思った次第です。

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