只今精神病棟より~1週間のせん妄~

まあまず、なぜ精神病棟にいるのかと言いますと。
地下鉄のホームドアを飛び越え華麗に線路に着地したからです。
もちろんシラフではありません、シラフだったら本気で死のうとしてる人です。
ぶっちゃけ死ぬ死ぬ詐欺を散々起こして、結局死なないのでゴキブリ並の生命力はあると思います。
バルサン炊かれても死なない意地と根性で何だかんだ生きております。

さてその線路内飛び込みの術を使ってしまった理由としては割と簡単で
①常備薬(精神薬)が4日切れてた
②酒で誤魔化していた
③対人関係でチキンラーメンの卵ポケット並に凹んでいたの三本です。

朝の6時から日本酒を700ml程飲み、無くなったので焼酎麦茶割りを濃いめで2杯、駅までの道中でストロングゼロ500mlを一気して昼頃地下鉄へ((ry

勿論鉄道警察と警察官に取り押さえられ捕縛、悲しや計何回目か忘れた虎箱へ。

そこで事件発生です。
元々薬が切れて起きる離脱症状を抑える為に酒で誤魔化していたのに、虎箱には薬も酒もありません。
凡そ24時間東京都のおいしい水オンリーです。
マットレスを立て掛けてサンドバッグ代わりにして、酒もかなり抜けてきた頃合。そうです、酒の離脱入りました。

手が強ばって開かなくなるんです、腕も硬直してきて足も痺れ汗とヨダレまみれになり口で1本1本指を齧り咥えて真っ直ぐに伸ばすのですが伸びません。
痙攣発作も偶発し発狂してお巡りさんも流石に救急要請許可してくれました。

救急で入れる病院がやっと見つかり筋肉の硬直も緩んできて、痺れと痙攣を起こしながら虎箱リターンズ。いや、薬家だし12時間余裕で経ってるし流石に返して下さいよとお願いするも却下の2文字。
まあ仕方がないと思い、区のケースワーカーさんに柄受けになって貰い一旦帰宅。
離脱の汗が半端なさ過ぎてシャワーを浴び、3匹の同居人に「ちょっとまた出かけてくるね」と声をかけ家を出ました。
それが最後の言葉になるとは知らずに…

言葉巧みにかかりつけのクリニックに行かされ気付いたら別の病院へ入院措置、あばれる君過ぎて初日から拘束具。

こうして無事精神病棟の一患者(重篤)になりました。

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