#302【静岡】鉄道満喫1DAY日帰り旅~前編~
ごきげんよう。Anneでございます。
そうだ、岳ちゃんに会いに行こう
あなたは岳ちゃんをご存知でしょうか?
山岳っぽい?富岳?様々な憶測が飛び交うでしょうが、私の言う「岳ちゃん」とは、静岡県吉原~岳南江尾、全線10キロを繋ぐ「岳南電車」さんのこと。
全線10キロ?どこかで聞いたことのある距離ですね…。
そうです。我らが江ノ電とほぼ同じ距離。そして、同じ鉄道会社同士、Twitter上でもなかよしな公式さん。江ノ電を愛するAnneも、いつの間にか岳南電車さんに好意を抱くようになりました。
と、言いますのも、時折Twitterスペースで公式さんによって開かれる岳ちゃんのひとりごとや、イベントをツイキャス配信したり、クラウドファンディングに挑戦したり‥‥。一生懸命知ってほしいと、素敵な線なのだと、岳南電車さん自身の岳南電車を愛する気持ちが伝わってきて、いつかは乗りに行きたいなあと思うようになったのでした。
そんな夏のある日のこと。Anneは思いつきました。
ん?静岡ということは…熱海からそう遠くないところであればもしかして‥‥いけるのでは…?(東海道線ヘビーユーザーの考え方)
思い立ったが吉日。その日のうちにMとWの仲間と写真喫茶エスの静岡メンバーに、一日を共にしてくれないかと声をかけ、見事に快諾頂き、突然の静岡小旅行の開催が決まったのです。
※あまりにも盛りだくさんの一日だったため前編では岳南電車までたどり着きません※
海が、緑が、空が綺麗
熱海行きに揺られ、途中から見えるキラキラと光る海に心躍らせながら、これからの一日は一体どんな風になるのだろうとルンルン。
これほどまでに、めいっぱい胸いっぱいに空気を吸い込んだことが、最近はあっただろうか、と思いながら深呼吸をすると、今日は私の夏休みだ、と、自然に笑みがこぼれて仕方ありませんでした。エスケープ、にも少し近い感覚だったかもしれません。
熱海でMとWのコウさん、静岡駅でサロンメンバーのナオヤさんと合流し、早速静岡市中から車で連れ出してもらいました。
地元メンバーに案内してもらえるという贅沢さ&濃厚さは、まだこの時の私は知る由もなかったのでした‥‥。
樹々の間を走り抜け、ぐねぐねと曲がった山道を登りながら、お茶畑や川が目の前を通り過ぎていくのを観察します。とにかくこの日は天気が良くて、気分はジブリの主人公です。
しばらくの後、見えてきました大井川!ここまでくると最初の目的地はもうすぐそこのようです。
大井川鐡道、千頭駅!
そうです。今回Anneは、岳南電車に乗りに行くだけでは飽き足らず、静岡県内を走る別の鐡道「大井川鐡道」さんも堪能したい!とナオヤさんにリクエストをしていたのでした‥‥。
大井川鐡道とは…静岡県の胸鰭から背びれあたりに向かって走っている鐡道で、SL、ELだけでなく、トーマスまで走っているという非常にキニナル鐡道会社さん。
せっかくならば、この電車に乗るといいよ!と、おすすめの号があるようなので、そちらに乗車をしようと思い意気揚々とチケットを購入したのですが‥‥
旅にサプライズはつきもの!まずは腹ごしらえをしましょう
スケジュールしていた時間の電車はちょうど運休!
良い時間だったので、近くのカフェでランチということになりました。
やってきたのは「Cafe うえまる」
もしかして、これを見ただけでおお!っとなっている方もいらっしゃるのかもしれません。そんなあなたは‥‥「ゆるキャン△」がお好きですね…?
ココではゆるキャン△にも登場したダムカレーを味わうことができるのです。しっかり、ダムカレー、頂きました…!
ちゃんと放流もしたのです!!!盛りだくさんで大変に美味でした!
トーマスに見送られ、大井川鐡道:アプト式に揺られる
お腹いっぱい、大満足の私たちは再び出発。車組のナオヤさんと一旦お別れし、コウさんと駅へ向かいます。
広場では夏休みのイベントである「トーマスフェア」が開かれており、ちびっこさんたちがトーマスの仲間たちに乗ったり写真を撮ったりと楽しそうに過ごしていました。こちらまで笑顔になってしまいます。
駅前にChabaccoの販売機があったので記念にひと箱購入。
Chabaccoに関してはこちらを参照ください…!これはたばこ?いえいえ、”チャ”バコなんです…!かわいらしいパッケージにも注目です。
直前に買ったChabakoを握りしめながら、アプト式の大井川鐡道にいよいよ乗車!
ウワ~これは本物のウエスタンリバー鉄道状態…と、一人ドキドキしていたことは秘密です。
あけ放たれた大きな窓から存分に風を受けながら駆け抜けていきます。
途中で別の車体を見ることも多く、右へ左へと大興奮。
もちろん、窓から見上げても、夏のお空とのコントラストがまた素敵。
車内のチラシや張り紙、蛍光灯までもが雰囲気を醸し出していてカメラにおさめたくなります。
曲がったときにふと見える前方車両や、沿線の民家やお店も、お邪魔にならないように少しずつ、おさめていきます。
橋下も忘れずに…笑
途中の駅での乗り降りはほぼありません。
駅舎の看板や、ホーム番号のデザインにため息が出ます。
すれ違う電車に映るこちらの電車。電車の中に電車がいるみたいです。
ガタンゴトンと進み、到着したのは「アプトいちしろ」。
ココは終着点ではありません。右側に読める「ながしまダム」と、海抜が気になりますね。
海抜396Mに、海近海抜17Mとかの場所が普段のテリトリーであるAnneは感動を覚えました。高い場所まで来たものだ‥‥。
ここで行われるのは、アプト式電気機関車の連結です。ご希望の方はぜひ外へ出てご覧ください!と、案内のまま、せっかくなので見学させていただくことに。奥から車高の高い電気機関車がやってきます。どうやらこちらがアプト式さんのようです。
しっかりと指差し確認で、連結作業がスムーズに行われていきます。
連結が終わったら、すぐに出発です。置いてけぼりの人がいないかどうか、しっかりチェックしたのちに出発進行。
この後、アプト式電気機関車が本領を発揮します。
この「アプトいちしろ」⇔「長島ダム」は、90パーミルという日本一の急こう配があり、普通の状態では電車が登ることはできません。
アプト式機関車には「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いていて、線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形レールを噛み合わせて坂道を上り下りします。
~大井川鐡道HP アプト式列車の楽しみ方より引用~
アプト式の歯車に押し上げられて、急勾配を登ってまいります。
上の方に来ると水もだんだん美しい青緑色を見せてくれました。
(常時は更にきれいなのかもしれません。)
そうしてこうして登ってきたところに見えるのが、長島ダム!
海抜485M!さっきの駅から約100Mほど登ったことがわかります。すごい…
アプト式電気機関車は、この駅で下り方面の列車に付け替えられて、アプトいちしろまで戻っていきます。帰りは押すのじゃなくて、前で支えるのね。心強い。。
歯車マークがかわいらしいです。
きちんと中もチェックをして、安全確認、でしょうか?
しっかりお見送りをして、やっと歩み始めます。写真を撮る旅は、一瞬一瞬がシャッターチャンスに囲まれていて、なかなか前へ進めないのです…笑
駅にある、ベンチってなんだかかわいらしいですよね。この一枚にいろんな「緑色」が詰まっています。
ガラスがあると、そこに映り込んでみたくなりませんか?
どこか、違う世界にいる自分を写すような。不思議な感覚になります。
周りに”その場所らしい”雰囲気があることもまた旅の記念になるのです。
ダムカレーの本物!長島ダム!
先ほどお昼に頂いたダムカレー、こちらのダムをイメージしているとのこと。本物はおいしそう…!というわけにはいきませんが、とにかく大きい!
ダムって、なぜ見るとすごい…という感覚がよぎるのでしょうか。
きっと、このダムが生まれて作られるまでにもこの土地には様々な歴史があったはず。そんな感覚を全てひっくるめて、すごい…に、なるのかもしれません。
さてはて、長島ダムを後にした私たちは、車でここまで先回りしていたナオヤさんと再び合流。また別の絶景へといざなわれていったのでした…。
と、今回はここまで…!
久しぶりの初めて訪れる土地に大興奮のAnne。写真の設定やらなにやら全部吹き飛ばして撮りまくりました。みなさんに、見せたい、魅せたい、そんな魅力が沢山の静岡小旅行は後半へ続きます…!
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いつか行ってみたい場所に、オンラインで一歩踏み出してみませんか。
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Location:
静岡県
大井川鐡道 沿線
Cafe うえまる
長島ダム
MyPartner(Camera):SONY α7iii / TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6
Photo&Text:Anne
Special Thanks:Naoya Masuda ,Ko Okamoto
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