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プレミア12 🇵🇷プエルトリコ代表 映像付き選手一覧

投手

Andres Santiago(🇵🇷WLポンセ)
アンドレス・サンティアゴ

WBC2013年大会、プエルトリコ準優勝メンバーの1人で、その他にもパンアメリカン大会やカリビアンシリーズ、2015年のプレミア12など豊富な国際経験を持つ。プエルトリコでは中継ぎ先発どちらもこなし防御率2.15。

Luis Leroy Cruz(🇵🇷WLマヤグエス)
ルイス・レロイ・クルーズ

キレのある直球とスライダーを武器とする先発左腕。こちらもオリンピックの米大陸予選やカリビアンシリーズなどプエルトリコ代表経験が多い。

Ojani Chacon(🇵🇷アマ・ポンセ)
オジャニ・チャコン

プエルトリコの国内アマチュアリーグ・LBSDAのポンセでプレーする先発投手。44 2/3イニングを投げ59奪三振,防御率1.85だった。

Ruben Ramirez(🇨🇦独立ケベック)
ルベン・ラミレス

サイドスローから速球を投げる先発投手。22-23年のプエルトリコWLでは9試合に先発し防御率0.74と圧倒的無双を見せた。

Jason Garcia(🇲🇽元オアハカ)
ジェイソン・ガルシア

2015年にオリオールズでMLB経験もある中継ぎ投手。ウィンターリーグでは防御率0.68と好成績を残したが、メキシコでは打たれに打たれリリースされてしまった。

Dereck Rodriguez(🇲🇽ハリスコ)
デレック・ロドリゲス

父はMLB殿堂入りの名捕手、イバン・ロドリゲス。WBC'23大会でも代表を務めた。球速は遅い方だがカーブやツーシーム・カットを交えた投球で打者を手玉に取る。

Luis Rodriguez(🇺🇸アラバマ州立大学)
ルイス・ロドリゲス

ベテランが多くを占めるプエルトリコの投手の中では数少ないアマからの選出。昨年や今年はMLBドラフトリーグでもプレー。9月にはU23大会のベネズエラ戦で登板、3回を投げ7つの三振をとった。

Agnel Miranda(🇺🇸サウスイースタン大)
アグネル・ミランダ

こちらも珍しいアマチュア投手からの選出。大学では中継ぎを務めるがU23大会では先発として登板。韓国戦では力強い直球で打線を6回1失点被安打1に抑え込んだ。

Osvaldo Berrios(🇺🇸STL傘下1A+)
オズワルド・ベリオス

鋭く曲がるスライダーで奪三振を生み出すリリーバー。1A+では主に守護神を務め34 2/3イニングで防御率2.34,三振44,9セーブをマークした。

Jorge Benitez(🇺🇸LAD傘下2A)
ホルヘ・ベニテス

インステップのクロスファイヤーが持ち味の中継ぎ左腕。チェンジアップやスライダーを駆使し、奪三振能力は高い、しかし制球は悪い。LAD移籍前はBOSの3Aでプレー。

Jonathan Bermudez(🇺🇸元MIA傘下3A)
ジョナサン・バミューデス

今年念願のMLB昇格を果たした軟投派の先発投手。球速は平均で90マイルを下回るほど遅いが、更に球速差のあるカーブやチェンジアップで打ち取る。

Duane Underwood Jr.(🇺🇸元NYY傘下3A)
デュアン・アンダーウッドJr.

95〜96マイルの直球とチェンジアップで打者を圧倒する剛腕救援。WBCにも出場し、イスラエル戦での継投完全試合達成に貢献した。

Nicholas Padilla(🇺🇸CWS傘下3A)
ニコラス・パディーラ

ぐにゃりと大きく曲がるスイーパーが武器のリリーフ。今季3Aでは25試合を投げ防御率3.23,奪三振37。WBC'23選出メンバーの1人。

Raymond Burgos (🇺🇸SF傘下3A)
レイモンド・ブルゴス

3Aでは防御率1.69をマーク、MLB昇格も果たした左サイドスロー。ストンと落ちるようなチェンジアップと直球のコンビネーションは抜群。

捕手

Juan Centeno(🇲🇽サルティーヨ)
ファン・センテノ

MLB通算7年で118試合に出場した経験豊富なベテランキャッチャー。今季からメキシコに移籍、打率.347,OPS.876と打てる捕手として活躍した。

Luis Hernandez(🇺🇸インディアナ州立大)
ルイス・ヘルナンデス

NCAAのインディアナ州立大学にて活躍した強打者。今季は59試合で23本の本塁打を放ち、OPS1.114と破格の大暴れ。捕手での出場は3試合と少ない。

Victor Torres(🇺🇸MlL傘下1A+)
ビクター・トーレス

身体能力の評価が高いアスリート型の捕手。打撃面ではマイナーでも苦しんでおり通算打率は.223、出場機会も少ないため情報があまりない。大会をきっかけに何かを掴めるか。

内野手

Yadiel Rivera(🇵🇷WLサントゥルセ)
ヤディエル・リベラ

MLB通算192試合出場のユーティリティプレイヤー。遊撃を中心に内野の全ポジションを守ることができる。打撃は………はい。プエルトリコWLで打率.024でした ひどいね

John Montes(🇺🇸サウスフロリダ大)
ジョン・モンテス

大学ではセカンドとファーストを守る強打者。U23大会ではセカンドとDHが主な出場で、オーストラリア戦では逆方向に勝ち越しの本塁打を放った。

Vimael Machin(🇲🇽ハリスコ)
ビマエル・マシン

アスレチックスで通算112試合に出場した元メジャーリーガー。メキシコ2期目となる今季は打ちに打ちまくり、リーグ首位打者のロビンソン・カノーに次ぐ打率.401を記録した。

Randal Diaz(🇺🇸WSH傘下Rk)
ランダル・ディアス

先日のMLBドラフトでナショナルズから5位指名されたばかりの選手。NCAAのミズーリバレー・コンファレンス:インディアナ州立大所属時はOPS1.000越えをクリアしている。U23大会では遊撃手を務めた。

Edrick Felix(🇺🇸CWS傘下Rk)
エドリック・フェリックス

こちらは昨年のMLBドラフトでホワイトソックスから指名。Rkと1Aを経験し、選球眼の良さが目立った(今季通算IsoD.135)。U23大会では正三塁手として活躍した。

Sabin Ceballos(🇺🇸SF傘下1A+)
サビン・セバージョス

かち上げスイングで長打を量産するプロスペクトサード。ホルヘ・ソレアらのトレード対価としてブレーブスからジャイアンツに移籍。1AでOPS.914をマーク、球団プロスペクトランキングにも30位でノミネートされた。強肩も魅力。

Javier Vaz(🇺🇸KC傘下2A)
ハビアー・バス

スピードとゾーン管理能力が高い選手。2Aをフルシーズンで戦い今季はK%11.5,BB%14.0と非常に良好な数字を残している。走力も高く昨年は30盗塁、足を生かした幅広い守備範囲も武器。

外野手

Edgardo Villegas(🇺🇸マイアミ大)
エドガード・ビレガス

守備打撃共に能力の高いアマチュア有望株。大学では高い出塁率を誇り打率こそ.266だが出塁率は.425と圧倒的。U23大会では打率5割の大暴れで、チームは準優勝ながら大会MVPを獲得した。

Jaime Ferrer(🇺🇸MIN傘下1A)
ハイメ・フェレール

2024年MLBドラフトでツインズより4位指名で入団。フロリダ州立大ではOPS1.083をマークした強打者である。1型糖尿病という先天性のハンデを抱えて尚代表の舞台でも活躍する。

Ezequiel Pagan(🇺🇸CHC傘下2A)
エゼキエル・パガン

コティ・ベリンジャーを彷彿とさせるフォームとフルスイングで打球を飛ばすパワーヒッター。2Aに昇格も四球少&三振多という状態で苦しんでいる。

Carlos Cortes(🇺🇸NYM傘下3A)
カルロス・コルテス

3Aでキャリアハイのホームラン18本を放ったスラッガー。HR/FB率は18.8%とパワーは折り紙付きである。守備能力の評価は低い。

総評

このnoteを見た方はよく分かったと思うが、特に野手の方はアマチュアやU23大会で活躍した選手、MLBにドラフト指名されたばかりの選手の割合が非常に高い。日本の井端監督も春の欧州戦で広島カープの有望株である田村や、当時関西大の金丸を選出するなどしていたが、それをプレミア12という本番で行なっているのが今回のプエルトリコ代表である。
投手もアマ選手が何人か選ばれたが、こちらは比較的MLB経験のあるベテラン選手が多い。

3A〜4Aクラスの大会レベルとなるプレミア12において、1A〜2Aクラスの野手がどれくらいやれるのかというのを考えた時、プエルトリコが勝ち進む確率は低いものになると考えられる。しかし若手の力というものは侮れるものではない。健闘に期待。

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