ぽっちゃりナースの合コン日記 其のニ
今日は、其の一の続編。
ケース2)タクシー運転手ナンパ男
逃げ込むようにタクシーに乗り、友達にベロチュー事件について話すと、友達はドン引き。
「え…最悪…」
「素子、大丈夫?」
「ありえない…」
「全然気づかなかったよ、辛かったね」
と心配してくれた。
そんな優しいみんなは、それぞれ家の近くで途中下車して、最後まで残ったのが私一人だった。
すると私が一人になったタイミングで、運転手さんが話しかけてきた。
「お姉さん、美人ですね〜」
「普段、こんなこと言わないんですけど、お姉さんに一目惚れしました」
「お名前は何て言うんですか?」
え…美人?!(褒められ慣れてないから、まずビックリする)
私のベロチュー事件の話し、聞いてた?
狭い車内だから、絶対聞いてたよね?
慰めてくれてるのかな?
それともサイコパスかな?
震える私は脳内でこんなことを考えながら、完全に男性不信になっていたので、名前も偽名を伝えて、家からかなり遠い場所で降ろしてもらった。
(友達が散々「素子、素子」と言ってたけど聞いてなかったかな?)
支払いの時、なぜか、数百円だけオマケしてくれて(一目惚れしたなら全額奢ってくれ)、ドヤ顔で名刺を渡された。
「いつでも呼んでください!お姉さんのためならどこまでもお迎えに行くんで!」
なんかカッコいいこと言ってるけど、それあんたの仕事だろ、と思いつつ、にこやかに「ありがとうございました〜」と下車した私はプロ女子。
二人のヤバいメンズに絡まれて、げんなりしながらトボトボと帰路についたのであった。。。
それでも懲りない私はまだまだ合コンしていくことになる。
そのお話は…トゥービーコンティニュウ!