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ジャズピアノ初心者の私が最初にしたこと#2:オムニバスCDで好みをみつける

ジャズピアノを始めた頃の自分に戻り、当時の手探りな日々を振り返ってみます。

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0.ジャズピアノを始めたきっかけ
1.まずは近場の教室探し
2.オムニバスCDで好みをみつける ←Now
3.教則本コレクターになってしまう
4.ジャズ研究会に入会する
5.ジャズ・スタンダード本を入手する
6.結局、ジャズってなんだ?

ジャズにはどんな曲があり、どんなミュージシャンがいるのか全く知らなかったので、オムニバスCDを借りることから始めました。

オムニバスCDとは、複数のアーティストの音源をまとめたアルバムのこと。

こんな感じのやつ👇

今は検索すればすぐに曲が見つかる時代ですが、私が学生の頃はまだストリーミングサービスが普及しておらず、ひたすらTSUTAYAを往復する日々でした。

今までJ-popコーナーにしか足を運ばなかった自分が、初めてジャズコーナーに足を踏み入れ、知識もないまま「ジャズの名盤ベスト100」のような総集編CDをいくつか借りてみることに。

最初はどうしても演奏内容を理解できないので、わかりやすく耳に残る曲に惹かれました。例えば、Take FiveやMoanin’、Spainなど、キャッチーなリフが特徴的な曲。

ピアニストなら、Oscar Petersonの派手でハッピーなプレイスタイルがわかりやすくて、すぐ好きになりました。

Bill Evans Trioの『Waltz for Debby』は名盤の代表格として挙がっていたので、きっと素晴らしいんだろうなと期待して聴いたものの、当時はあまりピンと来ず…

インタープレイやハーモニーの知識があれば違っていたと思います。とりあえず「こういう世界もあるんだな」と、ピンと来ていないなりに、その雰囲気を味わうことにしました。

気に入ったミュージシャンや曲があれば、その関連アルバムを借りてみたり、レッスンの課題曲が入ったアルバムを探してみたり。お目当てのCDが見つからなければ、別の店舗をハシゴしたりもしました。

日本人のジャズピアニストも聴いてみようと思い、手に取ったのは上原ひろみさんのアルバム『Brain』。最初に聴いた曲が「Kung-Fu World Champion」。

…これは当時の自分には早すぎました。とりあえずジャズにもこんな表現方法があるのかと、面食らった記憶があります。

いろいろ数をこなして聴いていくうちに、アーティストごとの個性が少しずつわかるようになり、自分の好みがふんわりと形になっていくのを覚えています。

Wynton Kellyのスイング感や、Tommy Flanaganの端正なピアノは、比較的コピーしやすいことも相まって、特にお気に入りでした。

今では次々とたくさんの曲にアクセスできる時代ですが、自分で足を運び、偶然手に取ったCDから音楽の世界が広がっていく体験は貴重でした。

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