抜里&無人駅の芸術祭/大井川2024を楽しむ日々~24年3月ある日~
大井川流域と無人駅の芸術祭を案内する
金谷駅
3月ある日には #無人駅の芸術祭 を訪れてくれた知人を案内する。
金谷駅で久しぶりに再会する。
懐かしい顔がそこにあった。
大井川鐡道の金谷駅に懐かしさがあると喜んでくれた。
金谷駅はまだまだ序の口なのに、なんてことを思う。
富士山も見えたと喜んでくれた。
喜んでもらえると私もうれしいよ。
ちゃっぱりこの辺りはお茶のまち。
茶畑の話などをしながら日切駅に向かう。
日切駅
#力五山 の作品『願いをつなぐ』。
駅のホームに立ち作品を見てもらった。
この絵は木に描かれているのかな?
駅名の書かれている枠にはめられた作品はそのまま残しておいたらいいのにね。
なんてことを話しながら見る。
今回作品は設置されていないが、日切地蔵尊も訪れた。
二つの作品をつなぐ大切な場所。
縁日でもなさそうなのに、たくさんのひとが訪れていた。
近くにあるスーパーの店頭にはお土産なども並んでいる。
地元色が出ていて面白い。
代官町駅
#木村健世 さんの『無人駅文庫』では、キャプションが私たちを迎えてくれた。
「どこに作品があるの?」
そんなことを言われる前に本棚へ導く。
日切駅でも驚かれたのが、列車本数の少なさ。
これで利用しようと思うひとがいるのかと驚くほど。
#木村健世 さんの作品というよりは、 #木村健世 さんについて話をした感じ。
それがわたしらしくていいじゃないかと思う。
川会所
川会所までは大井川橋を渡る。
車で渡るのはこんなに簡単なのに、昔のひとは苦労したんだろうなといった話を交わす。
川会所には作品も楽しみだけど、江戸時代の建物を移築したものだそうだし、連台といった江戸時代に実際に使用されていた道具が展示されているのも興味深い。
#力五山 の作品『渡る願い』の赤い球は、太陽のようであり、火や血液のようなパワーの源を連想させる。
襖絵はかつて川幅いっぱいに水が流れていた頃の大井川だろうか。
想像しながら次の会場に向かう。
島田駅前通り
駅前通りにあるこのビルは、入居者がいないビルなのだろうか。
それとも取壊しを待っているビルなのか。
コンクリートがむき出しになっていて、展示がないと怖さを感じる空間と想像する。
#前田直紀 さんの作品『土纏~tuchi・matou~』が並んでいるが、#上野雄次 さんとのパフォーマンスの跡が残っていた。
いや、そのままの雰囲気かな。
パフォーマンスを思い出すが、1週間はあっという間に過ぎたという感想も持つ。
抜里エリア
抜里までの道中では、神座で柑橘類の無人販売所に立ち寄る。
とても喜んでもらえた。
たくさん買った感じ。
帰りの荷物が重くなると言いながらも、ここを通るといつも買う。
いくつかの決まった無人販売所。
それにしても美味しい。
ちなみに夏のイチジクも最高。
地蔵峠を越えて抜里に入るワクワク感を伝えたつもり。
まずは #さとうりさ さんの『メダムK』を見る。
そして #形狩りの衆 (代表山本直さん)の『顔の家 抜里』を見る。
2階にある『顔の家 抜里』からの見る風景も好きだな。
家の間のちょっとした部分に茶畑があるのが見える。
1階に降りると『メダムK』で子どもがいい感じのリアクションをしてくれた。
茶畑を抜けて、#Instantcoffee の『A NOOK』を紹介する。
時間が気になるのは、SLの通過時間に茶畑の中にいたいから。
ラジオが動いていたときはもっとよかったのに、電池を変えてみたけど動かなくなっていて寂しい。
#東弘一郎 さんの『茶畑のサイクリスト』を漕ぐひとを見ていらた、遠くから汽笛が聞こえた。
#小山真徳 さんの『てのひら』まで行くとSLの煙が遠くに見えた。
作品制作のエピソードを話したのちにSLが来ることを告げると、知人は線路の方に向かっていった。
『てのひら』には親子がいて、SLと一緒に写真を撮ろうとしている。
写真の邪魔になったら悪いなと思い、#ヒデミニシダ さんの『境界のあそび場Ⅱ/ちゃばらのカーテン』をSLと一緒に撮ってみた。
『境界のあそび場Ⅱ/ちゃばらのカーテン』で待っていると、知人が戻ってきてベンチに座って楽しそうに話をしている。
そういうのを見ると、案内している甲斐がある。
お昼も過ぎて、予定をかなり押してしまったが、 #さとうりさ さんの『くぐりこぶち』を抜ける。
相変わらず素敵な空間だ。
坂を上り、大井川の土手に出る。
そこからは大井川鐡道の赤い鉄橋が見える。
そして、先ほど通過したSLが戻ってきて、鉄橋と大井川と共に写真を撮っていた。
間近で見られたことをとても喜んでくれた。
お腹もすいたし、昼食の時間だ。
昼食後は耳に残る #かずさ さんの『碗琴道島田流』を楽しむ。
知人は質問もしてくれて、興味を持って楽しんでくれた様子。
#さとうりさ さんの『地蔵まえ3/さとごしがん』では、抱き付いて記念撮影をしている。
楽しんでいる感が伝わってくる。
#獅子の歯ブラシ × #女子美術大学 の『風土のボディーランゲージ』では、獅子舞のいきさつや茶工場の説明もしてみた。
抜里駅に移動して #LEEISOO さんの『Flying Ddobok』。
知人が楽しみにしていたという作品。
どんな風に感じてくれたのかはわからないけど、喜んでくれたのは間違いない。
抜里駅のサヨばあちゃんの休憩所では、テレビの撮影が行われていて、いつもに比べて更に多くのひとでにぎわっていた。
青部・三ツ星小学校
時間も無くなってきたので時計とにらめっこしながら、川根本町にある作品を案内する。
#中村岳 さんの『遡及空間』、 #泰然 さん× #きみきみよ さんの『あかりのありか《OI》』。
ともに声を上げて喜んでくれた。
わたしなりの案内が出来たつもり。
大井川流域は楽しい。
抜里も楽しい。
では。