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ふたつの原子力発電所に行ってみて~柏崎刈羽&浜岡~
なぜ行くことにしたのか
先日、中部電力浜岡原子力発電所に行ってきました。
もちろん、中に入ったわけじゃないですけど。
浜岡原子力発電所は初めてではなくて、子どもの頃から何度も行っている場所です。
今回はちょっと思うところがありまして訪問したわけです。
それより1ヵ月ほど前には、東京電力柏崎刈羽原子力発電所にも行ってきました。
そちらも過去、東日本大震災より随分と前のことだったと思いますが、柏崎刈羽原子力発電所の近くへ行ったことがありました。
一昨年の8月に新潟県十日町市の棚田を見ながらだったと思うのですが、新潟県中越地震の震源の話と、柏崎刈羽原子力発電所の距離やこの地域特有の雪との関係などの話を聞く機会があって、いまでもとても印象に残っているんですよね。
十日町市は津南町とともに大地の芸術祭を開催している地です。
十日町市から柏崎刈羽原子力発電所までは直線距離で約36㎞。
そして、中部電力浜岡原子力発電所から、無人駅の芸術祭を開催している拠点の地、島田市川根町抜里までの距離も約36㎞。
それぞれの地域にご縁をいただき、この距離もご縁。
偶然にしては出来過ぎですけど、知ってしまったものは仕方がない。
そんなわけで、何かを感じられるかもという軽い気持ちで2つの原子力発電所を訪れたのでした。
東京電力柏崎刈羽原子力発電所
名前はニュース等でよく出ていてご存知だと思いますが、7基の原子炉を持ち、柏崎氏と刈羽村にまたがる場所に位置しています。
新潟県は東北電力の営業エリアですので、基本、県外に供給している発電所です。
発電所エリア内に入ることは出来ないので、正門と発電所のPR館、外周程度しか見るものはありません。
というわけで、まずはGooglemapから。
![](https://assets.st-note.com/img/1683593349585-NW35s7Gpj1.png)
正門への進入路と交差する道路橋があり、この道路橋上から正門を眺めようと車を停めたところ、正門付近の警備員?警察官?がざわつき始め、緊迫感を感じて移動しました。
この時は、原子力発電所の警備が随分と強化されたんだなって思っていましたが、今になって思うと、会社固有の話なのかなとも思っています。
正門近くに展望室もあるPR館らしきもの(東京電力ホールディングス株式会社柏崎刈羽原子力発電所サービスホール)がありました。
3月下旬に訪れたのですが、手の消毒とマスク着用を、強く求められたのが強烈な印象です。
マスクは直ぐにポケットから出こなくて、受付でいただきました。
時間が無くてゆっくり見ることは出来なかったんですが、また行ってみようかなって思っています。
中部電力浜岡原子力発電所
こちらは静岡県御前崎市(旧浜岡町)に位置し、5基の原子炉がありますが、そのうちの2基は既に運転を終了しています。
運転を終了したことはニュースで知っていたけど、この投稿を書いていて知ったんですが、廃炉作業も進んでいるんですね。
工程は全く見えませんね。
作業について、見通せないことが多すぎるってことでしょうかね。
こちらも、当然発電所内には入れませんので、正門及び外周から。
構造上の違いもあるんでしょうが、正門に柏崎刈羽原子力発電所ほどの緊迫感はなかったです。
PR館の展望室から、写真撮影が禁止されていたことが、以前とは変わった点でしょうか。記憶違いかもしれませんが。
![](https://assets.st-note.com/img/1683596946088-2zqTab7v4A.png)
こちらはPR館をゆっくり見させてもらいました。
確か、東日本大震災の以降では初めてだと思います。
原子力発電のPRもありますが、以前から大きく変わったことは安全対策の展示、特に津波対策の防波壁のPRが印象的です。
14~16mの防波壁を設置しています。
標高でいうと22.5mだそうです。
プロジェクトX的な動画に、胸が熱くなりました。
今回、浜岡原子力発電所を訪れるために、掛川市から菊川市を通って御前崎市(旧浜岡町)に行ったわけですが、菊川市から御前崎市(旧浜岡町域)に入ったとたんに、道路の構造が変わったことが特に印象的でした。
これはこれまでにも感じていたことです。
これって、交付金によるものですね。
立地交付金など
交付金はいろいろとありますが、資源エネルギー庁関係の交付金は下記の物があるそうです。
・電源立地地域対策交付金
・広報・調査等交付金
・原子力発電施設立地地域共生交付金
・核燃料サイクル交付金
・原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金
・原子力発電施設等立地地域特別交付金
・福島特定原子力施設地域振興交付金
・エネルギー構造転換理解促進事業
交付金の意味合いは、”ありがとう”なのか、”ごめんなさい”なのか。
そんなことを思っています。
最後に
電気はみんなが使うもの。
それは原子力発電だけでなくて、再生可能エネルギーについても同じこと。
電気をつくる場所、電気を供給先に送ることなど、みんなで考えるべきだと思うけど、事業者に任せっぱなしにして、他人事と思っていないかな。
わたしを含めて。
では。
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