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何年ぶりだろう?~(2/3)鎌倉投信の第15回受益者総会に参加しました~

経営者鼎談第1部

第1部の経営者鼎談は世界が驚く「いい会社」の技術力と題して、株式会社瑞光社長の梅林さん、日置電機株式会社社長の岡澤さんと鎌倉投信の五十嵐さんです。

なお、タイトルのように3回に分けるつもりでして、1/3は運用報告や受益者登壇などを書いています。

初めに梅林さん、岡澤さんそれぞれから会社の概要の説明があり、五十嵐さんがおふたりに質問をする形で進みます。
社長の人となりを深掘りするとの宣言があって、期待感が高まりましす。
両社ともにいわゆる「B to B」の会社で、普段接することがない会社です。
でも、どこかでわたしたちの生活を支える製品に係わっているはずです。

梅林さんは技術畑から社長になった方。
以下の言葉が印象的でした。

「新しいものを作り、失敗して怒られた。同じ怒られるなら、自分でしたいことをして、失敗したほうがいいと思った。」

岡澤さんは、日置電機のことが書かれた新聞の記事を目にして、入社をしたそうです。

技術を通して実現したい社会観

五十嵐さんからの技術を通して実現したい社会観は?との質問に対しての、おふたりの回答は以下のようでした。

岡澤さんはチームで取り組み、いち早く解決策を持っていくこと。

これに対して五十嵐さんからのフォローがありました。
・結い2101の3つの投資テーマのうち、「人」ではなく「共生」としている。
・日置電機はお客さまのため、事業のため、地域のためを体現している会社であるため。

日置電機のホームページには以下のように書かれています。

「人間性の尊重」と「社会への貢献」

企業が発展していくためには、私たち一人ひとりが自分の能力を最大限に発揮していくとともに、良き企業市民であることが必要です。

私たちは、「人間性の尊重」と「社会への貢献」という企業理念を全社員の基本となる価値観として、これを具現化することが企業の使命、すなわち社会的責任であると考えています。そのために、私たちはステークホルダーの皆さまから信頼を得られるよう努力するとともに、電気計測を通して安全で有効なエネルギー活用を促進し社会の安心と発展に貢献してまいります。

https://www.hioki.co.jp/jp/corporate/vision/
より引用

共生というテーマがぴったりだということがわかりました。

瑞光の梅林さんからは、自分の作った製品が使ってもらえて、誰かに幸せになってもらえているかについて語られていました。
自分ごとに置き換えてみて、ちょっと頭を抱えてみたりして。
世界で展開するために大切なこととして、地域に合った商品を作ること、使う相手に合わせることが挙げられていて、それが日本人には圧倒的で強みだという話が印象的でした。

外需関連企業という共通点

五十嵐さんから、海外売上比率が高いという共通点について紹介があり、その後に技術力などについてコメントがありました。

瑞光の梅林さんからは、性能のUPについて、梅林さんは自身が退社するまでに製造スピードを倍にするという目標を立てたそうですが、ハードルの高い目標を立てたつもりなのに達成してしまったことが紹介されました。
その後は別の目標を立てたという話がありましたが、その目標については言及がありませんでした。
どんな目標なのか気になるところです。

また、入社当時のエピソードとして、偉い役職の方が入口にいて、帰りにくい環境があった話と、寝ずに仕事に打ち込んだ話など、

日置電機の岡澤さんからは、海外事業で重要なポイントとして、数字では社員は動いてくれないため、いかに言語化するかが大事だという話が出ました。
共生の会社がここにも出ているんじゃないかと感じました。

社内コミュニケーション

日置電機の岡澤さんからは、コロナ禍のコミュニケーションを振り返り、コロナ禍は会えなくても仕事が出来たが、コミュニケーション、対面のチカラといったキーワードも出ました。

学びや気付きを得たときにイントラで流していたそうで、やがて流すために探すようになったというエピソードもありました。

瑞光の梅林さんからは、日本人と外国人の違いとして、日本人はトライアンドエラー前提で進めるが、外国人はデータを大事にするなど、そもそもの想定、発想が異なるといった話もあり、とても興味深い話でした。

参加者からの質問

当然のように、参加者からの質問の時間も。

コミュニケーション、意思疎通について日置電機の岡澤さんからは、理念を現地語にしているが、自分にわからない言語でも、頷いてもらえるし、伝わっていることを感じているところ。

瑞光の梅林さんからは、コロナ禍を振り返り、新工場の建設を行い、2021年に完成した。
コロナ禍では製造機械を作ることに決め、2日でコンセプトを作り、3か月で製品開発を完了させることが出来て、なんとか危機を乗り切ることが出来たといった話がありました。
マスクの製造機械を作るという話は、当時情報が耳に入ってきたことが思い出されます。

日置電機の岡澤さんからは、半導体不足のエピソードが語られました。
半導体不足で部品の供給がされないなかでも、割高な半導体を入手するなどして、供給責任を果たしたそうです。

苦しいタイミングを乗り越えてきた両経営者の話はとても興味深く、あっという間に時間が過ぎました。
いい話、いい時間はあっという間に過ぎていきます。

次は鼎談第二部の予定です。

続きをこちらに投稿しました。

では。

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