南飛騨Art Discoveryサポーター・受付編~香りの館で案内の日(下呂市にて)~
南飛騨Art Discovery
少し前書き
10月19日から岐阜県下呂市で開催されている、南飛騨Art Discovery。
ある日のサポーター活動で受付編です。
会期は11月24日日曜までですので、ぜひお早めに。
平日はマルシェやワークショップは開催されていませんが、ゆっくり作品を楽しめそうです。
紅葉がいつまで持つかはわかりませんがこの投稿をした今が見頃だと思います。
紅葉と併せて、訪れてはいかがでしょうか。
以前にサポーター受付をした際の様子はこちらに投稿しています。
益田風
雨が強く降った前日とは変わり、晴れの日になりました。
前日よりは風がちょっと弱めで、山かげになっているせいか、会場内は場所によって風に強弱があります。
益田風(ましたかぜ)って、どんだけ強い風なんだろう、などと思っているところです。
益田風は、北寄りから吹く寒風のことだそうです。
会場となっている『南飛騨健康増進センター』付近では、下呂市街に至る細長い谷の中に風が吹くそうです。
これって山・宅地部と川の気温差のせいかな。
#船川翔司 さんの作品『益田風(イチイの木の少し上方では別なる時の風が流れている)』でも、益田風に着目されています。
受付
この日も前回同様に2名での受付でして、ご一緒した方が受付でスタンプ押しと入場者のカウントをしていただき、わたしは作品の注意事項や案内をさせてもらいました。
特に1階に入館した方たちの反応が様々で面白かったです。
全体の印象を怖がる子どもがいたと思えば、一方でウインナーが回っているのが面白いといって、全体を楽しむ子どもがいるなど、子どもたちにも大きな違いを見ることが出来ました。
EBUNE×あぐり
移動する海民に着目したプロジェクト【EBUNE】。
ホームページを見たら、岐阜・下呂漂着となっています。
船に乗って漂っているんですね。
50名ほどのアーティストが参加しているそうで、それぞれに個性的な作品を作りながら、『八百比丘尼』伝説が展開されていました。
マルシェでは、地元HORO JIRUSHIとコラボした人魚のケーキが販売されています。
売り切れ必至なので、早めにマルシェへ。
市内の15歳・中学生が考案して、販売に至ったそうです。
Red Line/鯉と鶯の場合
中﨑透さんの作品です。
いつも煌びやかな作品を制作される中﨑さんですが、こちらでも。
受付当日は、この作品のアーティスト中﨑透さんのほか、開会式の翌日ということで、アーティストさんがいらっしゃいました。
また、この家の元の所有者の方もいらっしゃり、元所有者の方は懐かしそうに、ゆっくり建物を見ている様子が印象的でした。
自分で設計して建てた家なんだという話をしてくれました。
会場となっている南飛騨健康増進センターは2004年に開設された施設で、2006年には第57回全国植樹祭の会場として使用された場所で、その際の用地買収に伴って住民が従前住んでいた建物はそのままセンターの各館として利用されているんです。
健康増進センターを経て、アート作品の展示会場として利用されるとは、当時全く想像していなかったでしょう。
アート会場として使ってもらい、多くのひとに入ってもらい、見てもらい、誇らしさを感じているようにも見えました。
でも元の所有者さんが、作品制作に伴い随分と変更された様子にも「変わらないな」の一言をおっしゃられたように、アート会場となっても幾つもの家の想い出を感じられたんじゃないかと思います。
一日の終わりに
カメムシが多くて、駆除作業が大変でした。
カメムシの存在も、訪れるひととの会話のきっかけにひとつです。
なんでも話のネタにして、みんなで楽しんじゃいましょう。
ホント、楽しく一日を過ごせました。
では。