配膳ロボットを実践で活用する秘訣
Mt.SQUAREは現在、クライアント様先にて、配膳ロボット実運用の実証実験をさせて頂いております。
■ロボット
KeenonRobot(キーン・オン・ロボット) T6
配膳ロボットとひとくちに言ってもトレーの形状、積載量、障害物認識方法や、音声ファイルのカスタマイズ等さまざまな種類があります。今回Mt.SQUAREが実証実験をしているのはカスタマイズ性が高い事が特徴であるKeenonRobot T6です。
■ロボットの役割
今回の実証実験の流れをご説明します。
配膳にて利用
①厨房スタッフが調理したお料理をディシャップコーナーに出します。
②ディシャップ担当者は、お料理をロボットに載せ、テーブル番号をロボットに入力。
③ロボットは安全走行(※)で入力されたテーブルまで運びます。
④テーブル横のマークされた地点に到着すると、音声が「お待たせいたしました。ご注文のお料理です。お気をつけてお取り下さい。お取りになりましたら液晶の取り出し確認ボタンを押して下さい。」(音声は任意の文章に変更可能)と流れます。
⑤ロボット本体のボタンを押すと、ディシャップコーナーまで帰ってゆきます。
下膳にて利用
②ホールのスタッフがインカムでディシャップにいるスタッフに対し、下げ膳を行いたい場所の「ロボット停止スポット番号」を連絡します。
③ディシャップスタッフがロボットに停止位置番号を入力、ホールへ走らせます。
④ホールスタッフはロボットの到着を確認して、お皿を載せ、ディシャップコーナ―に帰らせるボタンを押します。
⑤下膳すべき皿が大量にある場合でも、人が何往復もするのを防ぎます。
①~⑤はあくまでもシズラー府中店様での実証実験仕様となります。その店舗やお料理の種類に合わせてロボットに何をさせるか、人が何をするのかの業務整理とオペレーションの設計を行う事が重要になります。
■ロボットを導入してできる事
ロボットを導入して業務コスト削減や顧客満足度UPにどうやってつなげるか、この設計がロボット導入成功の要となるのです。例えば、ロボットを巡回させて下膳だけさせるケースや、お料理をロボットのトレーから上げ下げするのはホールのスタッフの方が行い、ロボットには文字通り「運び」にだけ専念してもらうケース、お誕生日の音声メッセージを入れて特別な演出の際に登場してもらケース等多種多様です。
また、ロボットが得意な事、人が得意な事はそれぞれ異なります。人の業務がそのままロボットに置き換わるわけではない為、オペレーション設計は重要になってきます。
ロボットが得意な事
・繁閑時期、時間の調節が容易
1台で休憩要らず、丸一日稼働できます。シフト調整も必要ありません。
・非接触
・単純作業をこなす
・お客様に喜ばれる
ロボットが苦手な事
・小さな段差
・容器ギリギリに入った液体物や、繊細な盛り付け等の運搬
・フラットな天井や床等設置条件がある
こういったロボットの特性を把握してた上で、導入の目的を明確にし、その目的達成に合ったオペレーション(ロボットが何をして、人が何をするのか)を構築する必要があります。
目的や使用方法が曖昧なまま配膳ロボットを導入すると、結果、使用されなくなってしまうというケースが多くあるようです。
Mt.SQUAREでは飲食店様へのコンサルティングとシステム・テクノロジーを活用した店舗オペレーションの改善を行ってきました。この経験をノウハウを活かして、「課題解決の為のロボット導入」の支援も行ってまいります。
シズラー府中店様での実証実験結果を元に、更に配膳ロボットの効率的な導入をご提供いたします。
ロボット導入を始め、テクノロジーを活用した店舗の運用改革等は是非Mt.SQUAREへご相談下さい。Mt.SQUAREではFOODDX(外食・飲食・小売り産業におけるデジタルトランスフォーメーション)に注力しております。
※本記事に関するお問い合わせ先(実験実証中の店舗やシズラー様へのお問合せはご遠慮下さい)
株式会社Mt.SQUARE
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担当:広報
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