【3日目】売れた漫画を偏見が理由に読まないなんてもったいない
こんにちは、こんばんは、
おはようございます!
筋トレを愛する大学生、キツツキです!
しっかり3日目です。よしよし。
続いている。よしよし。
さあさあ、
今日のテーマは「ヒカルの碁」についてです。
かなり有名な作品ですよね。読んだことがある方も多いんじゃないでしょうか。
なんとなく名前を聞いてはいたのですが、これまでなかなか手が出ておりませんでした。最近になって色々な漫画を読みたいという衝動に駆られたことで、ジャンプ漫画の中でも1,2を争うほど好きなDEATH NOTEの作画を担当されている小畑健さんが関わっている作品「ヒカルの碁」でも読んでみようかなー、なんて思い立ったわけです。
てことで読んでいない人のためにも一応おおまかなあらすじをご紹介。
主人公の「進藤ヒカル」がおじいちゃんの家の蔵の奥にしまってあった碁盤を見つけたことで、その碁盤に宿っていた平安時代の囲碁の達人であった「藤原佐為」に憑りつかれてしまう。それをきっかけに、囲碁の楽しさに気づき、同世代の天才棋士である「塔矢アキラ」と出会ったことも相まって、さらに囲碁の世界にのめり込んでいくこととなる。
っていう感じですかね。そっからいろんな人が絡まってきて、ストーリーが展開されていくわけですが、そこら辺はぜひ本編を読んでみてください。めちゃくちゃ面白いです。人気になった理由も分かる気がする。最初から絵が上手いんですが、後半になるにつれて、さらに上手くなっていくのも、引き込まれるポイントの一つだと思います。
囲碁の世界ってめちゃめちゃ難しいんだろうなー、なんて思ったりしてたんですがそういうわけでもないみたい。正確に言うと、練習を積んだ大人しかこういった世界に入り込めないんだろうなと考えていたんですが、この漫画の中では中学生のプロなんかもいたりして、経験がものをいうというよりかは、もちろんそれもあるとは思うんですが、あくまで囲碁という盤面の世界にのめり込めるかどうかなんだなー、と思ったりしました。年齢を言い訳に出来ないとなると、下からの突き上げにどっしりと構え続ける体力が必要なんでしょうね。これが実際の世界にあるかどうかは分かりませんが、ここには大人と子供のヒリヒリする戦いが何局もありました。そして若いもの同士の戦いも大変見ごたえがあります。ライバルがいることで、互いが成長しあっている。想像できないような高みにいるような人でも、まだそこから新しい道を見つけて、さらに上に登っていこうとする。それでも登り切れるような人はほとんどいない。いやー、凄い世界だ笑
この漫画は合計23巻出ていて、それを何日間に分けて読んだんですが、飽きることもなく、囲碁というなかなか触れることのない文化に触れることが出来て、とても良かったなと思います。後半、専門用語がちらほら飛んできたりするんですが、ルールを分かっていなかった僕ですら話の展開だけでめちゃめちゃ面白かったです笑。当たり前なんですが、分かる人が分からないことを分からない人に分からせるようにする構成力があります。こういうものを作れる人は本当にすごいなー。かっこいい。
終わりなどない。遠い過去と遠い未来をつなげるために、僕たちはいる。
それが最後の戦いで述べられていました。彼らのそれまでのストーリーを鑑みると、とても心に来ました。遠い過去と遠い未来と現在をつなぐ存在は自分たちでしかないということに気づけている人はどれくらいいるんでしょうか。僕なんかも今に精一杯でそんなことを考えられなかったな。
未来にどれだけのことを持ってけるのか。
未来にはどれだけの僕が存在するのか。
過去と未来の橋渡しの役割を僕はしっかりと演じられているのだろうか。
良い漫画でした。とりあえず今出来ることを精一杯やろうなんて思ったりもしました。あーあ。最高だったな。いつの間にか僕の中にも藤原佐為がいたような気もしてます。いたはずはないんですけれども。
今日はこれくらいです。
また明日。ばいぴち!