投資

投資と語学が似ている話。

継続のポイントは無意識化

語学には近道がありません。すべきことをするしかない。すべきことをしないで英語をしゃべれるようにはなりません。とてもフェアな世界です。

たとえば英語だったら少なくとも一万語程度は単語を知っていたいし、フレーズなどもたくさん覚えれば覚えるほど流ちょうに会話できるようになります。それは一朝一夕に身につくものではありません。時間がかかるものです。その時間の試練を経るためには無意識化、つまり習慣化が必須になります。

毎日「よしやるぞ!」と気合を入れているようでは長くは続きません。それより、歯磨きのように、無意識に毎日やれる状態に持っていくことが効果的です。「やらないと何だか気持ち悪い」の境地に持っていくのがポイントなんです。

ほったらかし投資

話しは変わって、投資には人それぞれのやり方があります。毎日パソコンの前に張り付いてチャートの動きを予想するデイトレーダーもいるし、普段は働きながら出勤前に注文だけ出して投資をしている人もいます。その中には「ほったらかし投資」というものがあります。インデックスを運用して、定期的に買い増していく手法です。

インデックスというのは、個別の銘柄商品ではなく、「日本経済」や「アメリカ経済」などのより大きな枠組みの指標に応じて値段が推移するものです。「個別の株の未来はよくわからないけど、アメリカの景気はこれから良さそうだ。」と思えば、アメリカ株のインデックスを買う。それを、例えば毎月定額を買うと決めることを「積み立て投資」と言います。ずっとパソコンに張り付いていられない社会人には人気の投資方法です。

最初にポートフォリオを組む

インデックス投資をする場合、投資を開始する前に作戦を立てます。例えば、

「日本の景気はあまり期待はできないけど。でもアメリカの景気はトランプ大統領の間は上がりそうだ。アメリカの景気が良くなれば日本にも恩恵があるかもしれない。」(適当です)

というシナリオを描きます。毎月の給料から5万円を投資すると決めたら、1万円は日本株のインデックス投資、4万円はアメリカ株のインデックス投資に回そう、と決める。これがポートフォリオ(PF)を組むということです。

あとは定期的にポートフォリオを見直す

そして一年間投資を続けてみる。一年後、予想以上に日本株の先行きが良さそうなら、日本株に2万円、アメリカ株に3万円の投資をするように変更する。もし、投資額を増やせそうだったら増やす。新たに新興国に勢いがありそうなら新興国株のインデックスを新たに組み込む。このように定期的にポートフォリオを見直していきます。

そして投資がうまくいけば、数年後にはあなたの資産が増えてる。これがインデックス投資です。これは、最初のポートフォリオの作成と定期的な見直し以外にすることがありません。だから「ほったらかし投資」と呼ばれ、働きながら投資をする人には向いているのです。

投資と語学が似ている

語学は継続です。継続するには無意識化が必須。だから、私は語学も最初に建てる作戦が非常に重要だと思っています。そして、その作戦、ポートフォリオを毎日の習慣として実行する。すると、半年後一年後に、語学力が伸びているのです。私の語学はまさにこんな具合でした。ですので、毎年語学の目標を立てます。そして、四半期に一度見直しをします。

日々の習慣の中でこれらの目標をあまり意識しません。いちいち意識していたらしんどくなるからです。しかし最初に組み立てたポートフォリオが目標の達成を意識して作ったものなので、粛々と毎日の学習を積み重ねていけば目標の達成ができるのです。

英語コンサルタントというのは、このポートフォリオの作成を助けてくれる存在です。これは専門的な知識と経験がものを言いますので、専門家のアドバイスを聞くことは有意義だと思います。ポイントは「今の自分では到底無理だろう」と思えるような目標を立てること。多分、多くの人は今の自分が想像できる範囲の自分しか目標として設定できないのです。でも、私たちはちゃんと勉強すれば、今の自分とは全く違う自分になることができます。一年後には、驚くほど英語を話せるようになるのです。努力次第ですが。目標というのは不思議で、目標が高かろうが低かろうが、やがて目標の自分になれるものです。だったら、より高い目標、より本当になりたい自分に近い目標を立てるべきですよね。

大事なのは最初、そして定期的な見直し

だから、最初のポートフォリオは意欲的に作成しましょう。そして、定期的に見直しましょう。私の語学はこの方法で結果が出ました。おそらく他の人にも応用できるのではないかと思ってnoteに書いてみました。いっしょにがんばりましょう。

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