たっぷり白駒池
次男出産から半年が経ち、少しずつ山歩きをしていきたいなと思っていたところ、母から「今年も長男と白駒池に行きたい」と夏休みのお誘いがありました。
昨年、長男4歳で白駒荘にお泊まりしたんです。2017年の年末に全焼となり建替をしている最中に、まだ夜はオムツをしていた彼が、ばあばと初めて山小屋で一泊するということでこちらもドキドキ。用意できるものはちゃんとしようと、モンベルに行ってレインウエア・登山靴・ウエアを買い、母に託しました。ボートに乗ったり、高見石まで登ったそうです。
そんな話を聞いていたから、次男は夫に託し、私は日帰りでも一緒に行こうと思ったのです。
日帰りの旅は、新型あずさに感動するところからはじまります。旅情を高めようとボックス席にさせてもらって茅野駅を目指します。人身事故の影響で30分遅れで到着。茅野駅からのバスに乗ることができず、さらに30分後のバスに乗りました。
白駒池に到着して森に入った瞬間・・・涼しい!駐車場までは駅ほどではないけど暑かったのに、すぐに1枚羽織りました。すごいなぁ森。
20分弱で白駒荘に付きまずはランチです。
全焼から建て直された新館がこちら!
もう綺麗すぎてうっとりします。
新館にはトイレもお風呂もあります。
綺麗で使いやすくてありがたい限りです。
ランチに頂いたのは、夏野菜のパスタにほおずきのチーズケーキ。こんなおしゃれなランチを下界ですら頂く機会が少なかったので感動です。
食後にはボートに乗りました。こぎたがりの長男もばあばと一緒にオールを持つことができ、うまいこと漕げるようになりました。
池の周りをぐるっと周り青苔荘で休憩をとりました。アイスを食べていると突然雨が降ってきました。レインを着て、バスが出る麦草峠へ向かいます。
木道を歩くのも、ぬかるんだ道を歩くのも懐かしく、長男にお手本をと先頭を歩いていると「あ〜山歩きしてるわ〜」と実感しました。
私も長男と同じ頃に毎年蓼科に来ていて、麦草峠から白駒池まで歩いてボートに乗ってお団子を食べていました。それを30年後にやっていることを考えると感慨深いわけです。
そして気づいてしまいました。毎年のように連れてこられて、麦草峠から白駒池へ向かう道がすっごく嫌だったことを。「なんでこんな思いしなきゃいけないんだ」と毎度のように思っていました。砂利の階段も隙間が大きい(雨の後は濡れて滑る)木道も全然楽しめなかったんです。森の中では迷子になるんじゃないかとドキドキしていたし、小屋のお手洗いもすっごく怖かったんですね。
それでも毎年行っていたおかげで、どこに足を置いたら安全か、歩幅はどのくらいなら滑らないかという歩き方を体で覚えることができていました。これは山を始めた時に先生から褒められたほどで、疲れにくい歩き方が自然にできていました。息子にもこんな風に自然と触れ合って体が覚えてくれたらいいなと思います。
麦草峠から白駒池駐車場まで一緒にバスに乗り、母と長男は下車。バイバイして茅野駅に向かうバスから3度シカを見ることができました。「また来てね〜」って言われているようで、避暑にぴったりの白駒池にまた来たいと思います。