ラフマニノフ《ピアノ協奏曲第2番》第1楽章
今日は脳みそフル回転の1日でした!!
社会人は毎日こんな感じなのか〜と思うと、今から目が回りそう(*_*) 大人ってすごい!
さて、今回ははじめて音楽をテーマに書きます! とても素敵な曲なので、ぜひここで共有させてください(^^)
楽曲
まずは何も言わずに演奏を聴いてほしいです…。第1楽章は約11分。
最初は拍手から始まるので音量注意です。
他の方たちの演奏もたくさんある中で、私はこの演奏が特に好きです。何度聴いても胸に刺さります。
作曲家
ロシア出身。ピアニスト、作曲家として有名ですが、彼は指揮者としても活躍しています。
例えば、彼が作曲した歌劇《フランチェスカ・ダ・リミニ》は、自身の指揮によって初演されました。
(フランチェスカ・ダ・リミニって??)
その昔、フランチェスカ・ダ・リミニという女性がいました。彼女にまつわる話は、いろいろな芸術作品のモチーフになっています。私が読み進めているダンテ『新曲』地獄篇第5歌にも、彼女が出てくるらしい!
こ、これは、第5歌も読む必要がありそうです(^^)
ソナタ形式について
この楽曲の第1楽章の形式です。
ソナタ形式とは音楽の形式のひとつで、提示部、展開部、再現部の3つに分かれています。
さらに提示部には、第1主題と第2主題があり、ラフマニノフはこの2つの主題を見事に対比させています。
そうだな〜、いつかもっと本質的な観点から、音楽の形式についての記事を書こう♪
おまけ
ボキャ貧なので伝わる感想ではありませんが、せっかくなので第1楽章提示部の感想だけでも自分用に書いておこうと思います。
*最初のピアノの和音
遠くから聞こえてくる、教会の鐘の音が心の中でどんどん反響していくように。その音から過去の情景が思い起こされ、同時に自身の感情が溢れ出てくるかのように、第1主題が始まる。
*第1主題
順次進行が感情に訴えかけてくる、この楽曲を表す上で最も印象的な旋律。弦楽器の響きが胸に雪崩れ込んでくるような感覚。ラフマニノフが交響曲第1番の批評に悩まされ、曲が作れない様子。葛藤が心の中で渦巻いている。
(ピアノ協奏曲だが、第1主題はオーケストラが演奏している。重厚な響き。)
*第2主題に向けて
突然何かを思い起こしたかのようにピアノの音が動き出し、興奮した様子でオーケストラが盛り上がる。
曲がひらめいた感じ。急いで新しい五線紙を用意して、ピアノの前に座る。ペンがない。しかしすぐにその必要はなくなる。彼は目をつむり、鍵盤に手を置いた。
*第2主題
目の前に広がるのは幻想的な風景。楽園のような場所で、遠くに1台のピアノが見える。ピアノは光に包まれていて、ひとりでに美しい旋律を奏でている。彼は吸い込まれるように近づくと、ピアノ椅子に座る。自身の大きな手を鍵盤に乗せ、旋律に合わせて音をなぞる。彼は思う。私が求めていた音楽はこれだ––––そうして自分で動かしていると思っていた手が、いつのまにかピアノに操られていることに気付く。そのまま急降下。展開部へ。
(順次進行に対比された跳躍進行が、神秘的で多幸感溢れる情景を想起させる。)
感想文って難しいなぁ。
あ、そうそう、来週月曜日から3週間は、実習のためノートの投稿をお休みさせていただきますので、ご理解いただきますようお願いいたします!
それでは、またお会いしましょう*°