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【自転車旅行記】2006年夏⑧ 青森・秋田編 ~田沢湖、角館など~(9/3~9/5)
4連休も終わり!
そして、2006年夏の東北自転車旅行の記録も今回で完結です!
それでは早速行きましょう~♪
*本マガジンの説明はこちら
*よろしければ2006年夏①、②、③、④、⑤、⑥、⑦もご覧ください
* * *
2006年夏、舞台は東北、2回目の夏の自転車旅行について書いていきたいと思います。
自分で自転車旅行(合宿プレ企画)を企画、自転車部の合宿、合宿アフター企画も含めてトータル25日間の行程でした。
基本情報
期間:2006年9/3~9/5
距離:180.2km
獲得標高:2,469m
コース概要:碇ヶ関ー小坂ー鹿角ー玉川温泉ー田沢湖ー角館ー美郷(青森・秋田)
形式・人数:自転車部夏合宿(アフター企画)・グループ(5名)
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
秋田を南へ縦断。玉川温泉、田沢湖、角館。。
最後まで個性が凄いぞ!
* * *
9/3 碇ヶ関ー鹿角
行程:碇ヶ関ー小坂ー鹿角
宿泊地:八幡平オートキャンプパークアスピア(風呂:東トロコ温泉)
津軽平野に別れを告げる峠越え。(写真:坂梨峠)
再度の秋田(小坂町)入りです。
この旅は、秋田→岩手→青森→秋田→青森→秋田という感じで北東北をグネグネと走り回っている感じになっています。
この小坂、銅、亜鉛などが採掘されたかつての鉱山都市。最盛期(明治頃)はとても栄えていたとのこと。
全国にかつての鉱山都市はいくつもあります。鉱物の出る出ないで、その栄枯盛衰が激しく、ドラマチックな歴史があるパターンが多いです。
小坂町もかつては鉄道が伸びていて(花輪線十和田南駅にその痕跡を感じられる)、豪勢な娯楽施設等もありました。
鉱山は平成まで操業していたものの、現在は閉山。街はかつての鉱山都市としての勢いは失ってしまいました。
そんな中、かつての最盛期の痕跡がいくつか残っています。
こちらは1905年に建てられた小坂鉱山事務所。当時の秋田の山間部の街には立派すぎるほどの建物。栄えっぷりがわかります。重要文化財、近代化産業遺産です。(写真:小坂鉱山事務所)
人が集まれば娯楽も必要ということで、こちらは1910年に建てられた芝居小屋、康楽館。こちらも重要文化財、近代化産業遺産です。(写真:康楽館)
かつて秋田の山奥で起きたゴールドラッシュと栄枯必衰の理を実感。
しかし、小坂は十和田湖にも面していますし、これら素晴らしい文化財も残っているので、観光面で是非伸びていってほしいです。
この後、八幡平方面に向けてせっせと走りました。
9/4 鹿角ー田沢湖
行程:鹿角ー玉川温泉ー田沢湖
宿泊地:田沢湖付近(風呂:田沢湖サンライズホテル)
ダラダラとした登り。名もなき峠、地味につらかったです。(写真:玉川温泉方面へ)
峠近辺には湿原が広がってました。しばしの散策。この辺りも十和田八幡平国立公園のエリアです。(写真:大場谷地湿原)
そして、玉川温泉に着きました。
玉川温泉は、日本で一番pHの数値が低い強酸性泉で、単一の湧出口からの湧出量としては日本一を誇るスーパーパワー温泉です。
ささくれレベルの傷口でも、ツーンとしみてくるほどのお湯の強さで、殺菌力半端ない体に効きまくりの温泉です。湯治場として有名です。
ボッコボコにお湯湧いてます。こんなにガッツリ温泉湧いてるの初めて見ました。(写真:玉川温泉大噴湯)
湯の花が取れまくりそうな温泉の川。(写真:大噴湯から流れる小川)
一帯は恐ろしいほどの大地のパワーを感じる雰囲気です。天然の岩盤浴も楽しめます。(写真:玉川温泉岩盤浴小屋付近)
玉川温泉は、十和田八幡平国立公園のエリアです。あと、日本ではここでしか取れない、ラジウムを放射する石、北投石(特別天然記念物)も名物です。
一帯の雰囲気はストリートビューでも感じられます。(ストリートビュー:玉川温泉岩盤浴小屋付近)
しばし、これまでの旅の疲れを癒します。(写真:玉川温泉露天風呂)
さてさて、この日は田沢湖まで走ります。
夕方、ようやく到着。(写真:夕暮れの田沢湖)
さて、翌日はいよいよこの旅行の最終日です。
9/5 田沢湖ー美郷
行程:田沢湖ー角館ー美郷
宿泊地:雁の里ふれあいの森キャンプ場(風呂:湯とぴあ雁の里温泉)
朝の田沢湖。(写真:るり色の湖面)
すごくいい感じの湖の色。田沢湖は日本で最も深い湖です。そりゃ深い色合いになるってわけです。
悲しい伝説を秘めた辰子像。(写真:水量の関係で台座が見えてる辰子像)
さて、みちのくの小京都、角館に移動します。
角館にある武家屋敷町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。桜(シダレサクラ)の季節が特に美しく、角館のシダレサクラは国の天然記念物に指定されています。(写真:角館武家屋敷通り)
風情あります。しっとりとした雰囲気。ストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:角館の街並み)
道幅が広くて、ゆっくり散策出来ました。本当におススメです。
古いお屋敷にも立ち寄らせてもらいました。(写真:河原田家)
縁側のある家って憧れます。
さて、角館を後にして、湧水群で有名な六郷へ。街中には78もの湧水地(名水百選)があります。(写真:御台所清水)
しばし名水と親しむ。。
ふ~う、ということで全行程終了。
この翌日、後三年駅より輪行で帰宅。長かった!
* * *
今回の旅行の全体を通しての感想は改めて書きます!
それでは!
*カバー写真:雁の里ふれあいの森キャンプ場の朝の風景(秋田)
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