【自転車旅行記】2006年秋 群馬・長野 ~草津渋峠、千曲川など~(9/23~9/26)
1人旅、魅惑の響きです。なんだか自分発見できそうな感じ笑
「1人旅とか無理」という人がいます。気持ちはわかります。楽しいはずの旅行が何だか寂しいものになってしまう気はします。
でも、みんなと行く旅行と1人旅は全く別物と考えて、それぞれの楽しみを知ることで1人旅の良さにも気づいてもらえるのではないかと思います。
本日は、私の人生初めての1人旅(帰省とかを除く)で、その楽しみを知った時の旅行記です。
* * *
2006年秋、日本最高所の国道峠である渋峠(2,172m)にチャレンジしてきました。
4日間ではありますが、初めてのソロキャンプツーリング。最初は寂しいかと思ったものの、めちゃめちゃ楽しかったです。
基本情報
期間:2006年9/23~9/26
距離:195km
獲得標高:3,088m
コース概要:長野原ー草津温泉ー渋峠ー長野ー千曲川ー小諸ー軽井沢ー横川(群馬・長野)
形式・人数:ソロツーリング
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
日本一の国道峠を目指します。この上ない達成感は得られるのか!?
9/23 長野原ー草津温泉
行程:長野原ー草津温泉
宿泊地:草津温泉近辺(風呂:草津温泉)
輪行で長野原草津口駅へ。草津温泉を目指します。
全国に名を馳せる草津温泉。江戸時代につくられた温泉番付でも東の最高位(大関)に位置付けられたスーパーパワー温泉です(日本三名泉の1つ)。
草津白根山の麓、標高1,200mあたりに温泉街があります。長野原草津口駅(標高約600m)は「草津口」とあるものの、そこから草津温泉まで結構距離(約10km)があります。つまり、結構登ります。(写真:草津温泉までの登り(国道292号))
いい温泉を堪能するためには、体を十分に疲れさせることが重要(ドM)。黙々と登ります。
ようやく着きました。草津のシンボル湯畑。湯の花凄すぎです。温泉の自然湧出量は日本一とのこと。(写真:湯畑)
お湯もめちゃめちゃ「効き」そうです。
近年、湯畑周辺も再開発されてさらに綺麗になっているようですね。ストリートビュー貼っておきます。(ストリートビュー:草津温泉湯畑周辺)
オーソドックスに温泉街を巡って観光します。(写真:温泉街、西の河原公園、熱乃湯の湯もみショー)
草津にもたくさん共同浴場があります。
私は地元の人しか訪れないような共同浴場に行ってみました。観光地化されていない素朴な雰囲気が凄く良かったです。(写真:巽の湯)
そして、何がやばいって、お湯の熱さ。燃えてるんじゃないかと思えるくらいです。これで強酸性のお湯ですから体にビリビリきます。
翌日の渋峠越えに向けて、存分に英気を養えました。
*後日追記:榛名山、日光白根山、土合駅についてはこちら
9/24 草津温泉ー小布施
行程:草津温泉ー渋峠ー志賀高原ー小布施
宿泊地:小布施近辺(風呂:記憶なし)
草津温泉を有する草津白根山。ここには日本の国道最高所である峠があります。それが渋峠(2,172m)です。
そこを自転車で越えるというのが、今回の目玉です。この日はその峠越え。
草津温泉から国道292号(草津志賀道路)をまたも黙々と登ります。この辺りは冬はスキー場です。(写真:草津志賀道路)
景色が良くなってきます。一帯は、上信越国立公園のエリアでもあります。(写真:麓の紅葉はまだまだ、ちょっと色づいている湿原と池塘)
次第に荒涼とした火山っぽいエリアに入ってきます。(写真:殺生河原)
こういう看板もあります。(写真:立ち止まってはいけないサイン)
黙々と登ること1~2時間。稜線も見えてきました。(写真:湯釜の外輪山)
振り返るとこれまで登った道が綺麗に見える。絶景。(写真:国道292号とはるか下に草津温泉)
群馬と長野の県境辺り、草津白根山頂に一番近いレストハウス辺りに火山湖の湯釜があります。凄い色です。世界でも有数の酸性度が高い湖だそうです。(写真:湯釜)
渋峠まではもう少し。。
そして、
着きました~!!
峠からの眺め、最高の達成感です。(写真:渋峠からの眺め)
周りのドライブ客から「ここまで自転車できたの??」と驚かれること多数な状況でした。
ストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:日本国道最高地点渋峠)
この後、長野側の志賀高原を激下り。渋・湯田中温泉等にも寄りつつ、小布施近辺まで走りました。
9/25 小布施ー東御
行程:小布施ー長野ー千曲川ー東御
宿泊地:布引温泉近辺(風呂:御牧乃湯)
朝一で長野市内に向かい、善光寺詣り。(写真:善光寺本堂(国宝))
善光寺は、長野が誇る巨刹。本堂はもちろん国宝です。
川中島の古戦場にも立ち寄ります。信玄と謙信が激戦を交えたという地。銅像がありました。信玄が扇で謙信の刀を受ける胸アツシーン。(写真:八幡原史跡公園)
ここから、千曲川沿いのサイクリング道をひたすら遡ります。(写真:千曲川サイクリングロード、千曲川)
千曲川は、新潟に入って信濃川と名前を変えながら日本海に注ぎます。日本一の長さの河川、日本三大河川の1つ。穏やかですが、昨年の水害の記憶も新しいです。
千曲川とマイチャリ。
この日は東御まで走りました。
東御には、重要伝統的建造物群保存地区の海野宿があります。北国街道の宿場街でした。(写真:海野宿)
すみません、写真があんまりいいのがなく、ストリートビューにまた頼ってしまいます。(ストリートビュー:海野宿)
良いうだつがいっぱいあります。
9/26 東御ー横川
行程:東御ー軽井沢ー横川
この日は軽井沢から碓氷峠を通って横川駅まで走り、そこから輪行で帰宅。
おそらくカメラのバッテリーが切れていたのか写真が一枚も残っていない。。
碓氷峠近辺は鉄道遺構とか残っていて面白かったものの、別の機会で紹介したいと思います。今回の旅行記ではこの日は割愛で。
後日追記:地獄谷温泉、善光寺、戸隠についてはこちら
別所温泉、布引観音、軽井沢についてはこちら
* * *
1人旅は、好き勝手に行きたい所行けるし、気を使わないのが良いです。周りの視線は少し気になりますが。。
最近はソロキャンプなんて言葉でもてはやされているものの、この時は1人でキャンプしてると怪しまれることもありました笑
旅行でも「おひとり様プラン」とか出るくらいですから、時代も変わりましたね。
それでは!
*カバー写真:草津白根山、弓池(群馬)