【自転車旅行記】2007年夏⑩ 北海道 ~壮大!最北編~(9/1~9/3)
いつもお読み頂きありがとうございます!
さて、先日に引き続き、自転車旅行の際に撮りためていた北海道のカントリーサイン写真を載せます。
本日で北海道の自転車旅行記も最終回です!
2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
*マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら
*北海道のツーリングに関してはこちら
*よろしければ2007年夏①、②、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑨もご覧ください
*北海道の番外編記事はこちらとこちら
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2007年、学生最後の夏、ワンダーランド北海道の自転車旅行について書いていきたいと思います。
基本情報
期間:2007年9/1~9/3
距離:325.6km(フェリー航路の距離(約120km)含む)
獲得標高:1,802m
コース概要:猿払ー宗谷岬ー稚内ー(フェリー)ー礼文島ー(フェリー)ー稚内ーサロベツ原野ー幌延(北海道)
形式・人数:自転車部夏合宿(アフター企画)・グループ(13人→4人)
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
7月に走り始めたこの旅も、ついに9月に突入しました。残すは最北端の地、宗谷岬、そして最北限の地、礼文島に渡ります。
9/1 猿払ー稚内
行程:猿払ー宗谷岬ー稚内
宿泊地:稚内森林公園キャンプ場(風呂:旭湯)
朝、猿払のキャンプ場です。9月ですが、ここはかなり北にあるので夜は結構冷えます。暖かい空気と混ざって霧がよく出ます。なんだかモンゴルみたいなキャンプ場です。(写真:さるふつ公園キャンプ場)
猿払はホタテの水揚げ日本一の村です。キャンプ場の近くにいさりの碑という記念碑が建っていて、その碑文が心に残っています。よろしければリンク参照ください。
さて、この日はオホーツク海沿いに宗谷岬を目指します。この日に晴れてくれるのは本当に嬉しいです。(写真:国道238号を北上)
宗谷岬周辺は、宗谷丘陵という丘陵地帯になっています。地中の水分が凍結や融解を繰り返すことによって形成される周氷河地形というらしいです。
細かい話はさておき、とにかく素晴らしい眺めでした。伸びやかな起伏の丘がずーっと続いてました。この丘陵地帯は北海道遺産になっています。(写真:宗谷丘陵)
風力発電の風車もたくさん見えました。国内最大級のウィンドファームで、57基あるそうです。(写真:宗谷岬ウィンドファーム)
そして、宗谷岬に着きました!
日本本土の最北端の地です(領有権主張という点では択捉島のカモイワッカ岬が最北端)。(写真:日本最北端の地の碑)
ようやくここまで来たという達成感に満たされます。
晴れた日は樺太も見えるということですが、この日はちょっと見えませんでした。
この辺りのお店はなんでも「日本最北端の○○」という謳い文句を使ってました笑(写真:最北端の食事処)
ストリートビューを貼っておきます。振り返ると宗谷岬灯台もあります。(ストリートビュー:宗谷岬)
さて、宗谷岬を後にして、稚内を目指します。引き続き丘陵地帯を走ります。(写真:宗谷丘陵)
本当に気持ちよかったです。是非自転車で走ってもらいたい場所です。ストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:宗谷丘陵)
さて、稚内市内でド渋い銭湯に行きました。(写真:旭湯)
今はもう廃業したそうです。レトロ感半端ないっす。
宗谷本線の終着駅である稚内駅は日本最北端の駅ですね。日本の線路の北端がありました。暗くてよく見えないのはごめんなさい。(写真:日本最北端の線路)
この日は稚内に泊まりました。
9/2 稚内ー礼文島
行程:稚内ー(フェリー)ー礼文島(香深ースコトン岬)
宿泊地:緑ヶ丘公園キャンプ場(風呂:記憶なし)
朝です。この日は稚内から礼文島に渡ります。13人の大所帯は解除されて、礼文島に行くのは4名となりました。
北防波堤ドームです。戦前、稚内と樺太を結ぶ連絡船(稚泊連絡船)が就航していました。防波堤の機能もありつつ、駅から連絡船に乗り込む桟橋の屋根ともなっていたそうです。迫力のある建造物です。土木遺産であり、北海道遺産でもあります。(写真:北防波堤ドーム)
樺太航路があった時は、ここもかなり賑わっていたそうです。
さぁ、フェリーに乗り込み、礼文島を目指します。(写真:稚内港の眺め)
礼文島は、北海道本土や北方領土を除く日本最北端の有人島です。冷涼な気候により、高山植物が海抜0mから見ることが出来るため、「花の浮島」なる別名もあります。
途中利尻島も見えました。利尻島は、礼文島の南にある島で、利尻岳を中心とする火山島ですね。利尻岳は百名山です。(写真:フェリー上から見る利尻島)
利尻島も行きたかったんですけどねぇ~。「最北端の有人島」というタイトルが魅力的で、今回は礼文島に渡ることにしました。
さて、礼文島につきました。まずは、南側にある桃岩展望台という所に行きました。断崖の海岸がよく見えます。礼文島は、利尻礼文サロベツ国立公園のエリアです。(写真:桃岩展望台の眺め)
ここからも利尻島が見えました。雲に飲み込まれてます。(写真:桃岩展望台から見る利尻島)
高山植物なのかは分かりませんが、確かにお花もよく咲いてました。(写真:高山植物(?)の花)
北の方へ移動していきます。澄海(すかい)岬というキラキラネームな岬もありました。こちらも絶景でした。(写真:澄海岬)
そして、礼文島の最北端、スコトン岬へ向かいます。(写真:最北限感のあるスコトン岬に通じる道)
スコトン岬です。海の向こうに見えるはトド島です。(写真:スコトン岬からトド島を眺める友人)
スコトン岬にはちょいと小話があります。Wikipediaを引用します。
宗谷岬は北緯45度31分22秒、スコトン岬は北緯45度27分51秒。よって、宗谷岬の方が約3分31秒(約6,541m)北に位置する。以前は共に最北を名乗っていたが、測量の結果宗谷岬が「最北端」と判明した為、スコトン岬は「最北限」を名乗るようになった。
つまり、宗谷岬と日本最北の地を争っていたにも関わらず、測量の結果、スコトン岬は最北ではなかったことがわかりました。しかし、後に引けず「日本最北限の地」を名乗っているそうです。うーん、理屈はよくわかりませんが、宗谷岬よりは行きにくいという意味で良しとしましょう。
スコトン岬のストリートビューです。(ストリートビュー:スコトン岬)
この日は、礼文島を南北に縦断しました。またこの島に来れる日があるのでしょうか。きっとまたあると信じましょう。(写真:最北限の地を一緒に走った仲間)
礼文島内のキャンプ場に宿泊しました。
9/3 礼文島ー幌延
行程:礼文島ー(フェリー)ー稚内ーサロベツ原野ー幌延
宿泊地:幌延駅近辺(風呂:豊富温泉)
さて、この日で礼文島とはさよならです。フェリーで稚内に戻ります。(写真:礼文島、香深港の眺め)
そして、この日はこの長かった北海道自転車旅行の最終日です。いよいよです。
再びの稚内、再びの北防波堤ドームです。
ググっと日本海側に出ます。何も遮るものがない原野風景でした。(写真:県道106号)
またも利尻岳が見えますね、まさに洋上のアルプス。(写真:利尻島)
何もない道です。この日はあいにくの雨でしたが、晴れていると最高に気持ちよく、全国のバイクツーリング好きの憧れの道です。(写真:同じく県道106号)
サロベツ原野です。ラムサール条約にも登録された広大な湿原で、利尻礼文サロベツ国立公園のエリアです。地平線に続く木道です。(写真:サロベツ湿原センター付近)
こんなきれいな地平線ってなかなか見れないですよね。(写真:サロベツ原野の地平線)
ストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:サロベツ原野)
この日は幌延駅近辺に泊まり、明日からの帰路の輪行に備えます。
* * *
最後の最後は、果てしない原野を前に今回の旅は終了しました。
ようやく!長かったですなぁ~。
深い感想はまた後日に書きます。
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それでは!
*カバー写真:礼文島から海越しに見る利尻岳(北海道)
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