【自転車旅行記】2007年春 高知・徳島・香川 ~龍河洞、かずら橋など~(3/13~3/16)
いつもお読み頂きありがとうございます!
自転車旅行記の作成も2007年分に突入しました。
それでは、早速いきましょう!
2005年からコツコツと続けている自転車旅行の記録を作成しています。全47都道府県を制覇しています。是非お楽しみください。
*マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら
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2007年春。当時就職活動真っ最中の中、忙しい隙間をぬって自転車部の四国合宿(4日間)に参加しました。
基本情報
期間:2007年3/13~3/16
距離:232.3km
獲得標高:4,484m
コース概要:南国ー龍河洞ー本川ー大歩危ー祖谷渓ー池田ー金毘羅宮ー善通寺ー丸亀ー高松(高知・徳島・香川)
形式・人数:自転車部春合宿・部行動
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
1年前に走ったコースと若干一部重なります。まさかこんなにすぐに再走できるとは。。
3/13 南国ー本川
行程:(前日輪行)南国ー龍河洞ー本川
宿泊地:旅館高知屋
この前日までに輪行で丸1日かけて高知へ移動。
着いた先の駅名は「後免(ごめん)」でした。(写真:後免駅(土讃線))
*写真がなかったので、Wikipediaから引用
人生の中で大切にしたい言葉ですよね、「ごめん」。
さて、この日から自転車旅行の始まり。太平洋に面する高知の南国市(いい名前)から瀬戸内海に面する香川の高松市まで四国を縦断します。
まずは、日本三大鍾乳洞の1つ、龍河洞へ。(写真:龍河洞へ向かう登り道)
ちなみに日本三大鍾乳洞の内、龍泉洞は前年に訪問済み。残すは山口の秋芳洞のみ(しかし、未だ行けてない)。
龍河洞は国の天然記念物および史跡に指定されています。「なぜ史跡指定されているの?」と思いました。調べてみると弥生時代に人が洞内に居住した痕跡(弥生土器等)が見つかったからとのこと。(写真:アドベンチャー気分の龍河洞内部)
立派な鍾乳石です。この洞内最大の11mの長さがあるとか。良く育ちましたね。(写真:龍河洞、天降石)
約2000年前に弥生人がこの洞で住んでいた時に使っていた壺が、長い年月をかけてそのまま鍾乳洞の一部になってしまったそうです。考古学上世界唯一の貴重な資料らしいです。(写真:龍河洞、神の壺)
龍河洞を十分に堪能。
この後、軽く峠越えがありつつ、本山という所まで走りました。
途中、特別天然記念物の杉の大木がありました。樹齢3000年だそうです。この木を龍河洞に住んでいた弥生人も見ていたのかもしれません。(写真:杉の大杉(特別天然記念物))
3/14 本川ー池田
行程:本川ー大歩危ー祖谷渓ー池田
宿泊地:白地荘
この旅の時の自転車の装備です。今回はオール宿泊なので、荷物は少なめです。(写真:2007年春仕様のマイチャリ)
この日は、吉野川に沿って徳島に入ります。途中に国宝お堂のある豊楽寺という所があるのですが、見事にスルーしてるっぽい。。
大歩危(おおぼけ)という渓谷に着きました。吉野川の激しい流れにえぐられた渓谷で、国の天然記念物および名勝指定されています。(写真:断崖続く大歩危峡)
川下りも名物のようです(乗らなかったけど)。
「おおぼけ」って名前が面白いですよね。一説には、大股で歩くと危険だから大歩危というらしいです。なるほど。
ストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:大歩危峡)
こちらのレトロなボンネットバスも名物。インスタ映えしそうです。(写真:大歩危のボンネットバス)
この後、吉野川の支流の祖谷川沿いに平行移動。祖谷渓(日本三大秘境らしい)といわれる深いV字谷のエリアです。
祖谷渓のシンボルと言えば、こちら、かずら橋です。(写真:祖谷のかずら橋(重要有形民俗文化財))
要は、つる植物を使って架けられた吊り橋です(現在は安全のためにワイヤも使っている)。深い谷の交通の便をはかるために、かつてはこの渓谷沿いにいくつも掛かっていたそうです(現在は3つのみ)。
敵が攻めてきたときに簡単に切り落とせるというメリットもあるそうです。(写真:かずら橋を渡るのはドキドキ)
ストリートビューでも渡れます。(ストリートビュー:祖谷のかずら橋)
うーん、スリル満点。日本三奇橋の1つであり、外国人にも大人気のスポットです。
ちなみに日本三奇橋の内、錦帯橋は前年に訪問済み。
さて、祖谷渓沿いを下ります。谷が深いです。まさにV字。吉野川水系の力強さが見てとれます。(写真:鋭いV字谷の祖谷渓)
祖谷渓のもう1つのシンボル、小便小僧です。深い谷に向かって気持ちよさそうです。(写真:祖谷渓の小便小僧)
ちなみに、大歩危峡、祖谷渓は剣山国定公園のエリアです。
この日は池田まで走りました。
3/15 池田ー全通寺
行程:池田ー金毘羅宮ー善通寺
宿泊地:坂口屋
この日は、池田から香川に入り、善通寺市まで走ったものの、天気がすこぶる悪く、写真がほぼ残っていません。。
3月の雨はつらいです。寒さに震えながら走りました。
途中、金毘羅宮に寄りました。(写真:金毘羅宮の参道)
金毘羅宮については、前年にも訪れており、そちらで色々書いておりますので、割愛します。
3/16 善通寺ー高松
行程:善通寺ー丸亀ー高松
宿泊地:国民宿舎栗林山荘
前日の雨から復活。この日は最終日です。
まず、丸亀城に行きます。丸亀城の石垣の総高は日本一(66m)です。確かにこれでは攻めにくそうです。国の史跡に指定されています。(写真:下から望む丸亀城)
天守は、現存12天守の内の1つで重要文化財です。石垣の高さもあり、眺めも抜群でした。(写真:丸亀城天守(重要文化財)、天守からの市内の眺め)
丸亀城からの眺めもストリートビューを貼っておきます。(ストリートビュー:丸亀城本丸)
さて、一気に瀬戸内海まで出てしまいます。瀬戸大橋です。こちらも前年に訪れた際に色々書いているので詳しくは割愛します。(写真:瀬戸大橋)
高松方面へ走ります。途中、鬼無駅に寄ります。この辺りには桃太郎伝説の地の1つです。桃太郎というと岡山のイメージであるものの、有名な童話ですから、色々な説があるわけですね。(写真:鬼無駅(予讃線)、近くの桃太郎神社)
さぁ、いよいよラストスパート。高松市内に入ります。
高松の名園(大名庭園)、栗林公園に寄ります。
日本三名園といえば、水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園ではあるものの、この栗林公園もそれらの名園に並ぶ素晴らしさと言われています。国の特別名勝に指定されています。
松が素晴らしかったですね。池も広くてさやかな雰囲気でした。(写真:栗林公園の見事な松、池のある庭園)
栗林公園近くの宿に泊まって、打ち上げをしてフィニッシュです。
翌日、輪行で(当時住んでいた千葉まで)帰りました。
* * *
短い期間でしたが、就活の息抜きには十分の旅行でした。この後、5月くらいに無事に内定ももらえました。
さて、次回からの自転車旅行記は、2007年、夏の北海道編となります。私の自転車旅行の中で最も長い期間の旅行となります。書くのが今から楽しみです。乞うご期待!
最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!
*カバー写真:丸亀城の石垣(香川)
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