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飛梅と老松

※この記事は、一度下書きに戻していたのですが、
 改めて読んでみて、わたし自身とても気づきがあったので、
 再度公開します。

本日は社中のお初釜

今年のお着物は祖母の馴染みの呉服屋さんが

「お茶をされているなら着物着るでしょ」とくださった

金駒刺繍の付け下げを、せっかくのハレの日なので着てみました

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鳳凰の金駒刺繍

お恥ずかしながら「金駒刺繍」というものを

お社中の人から教えてもらうまで知りませんでした…

よーーく見るとまた繊細でお上品な刺繍で

こんな立派なものをいただいてよかったのかしら…

と思ったのですが

いや、だからこそ「誰か来てくれる人に」と

呉服屋さんに託されたんだと思いました

大事に着ていきたいと思います

さて、今年のお初釜のテーマは

「飛梅と老松」

香合に飛梅、お茶杓の銘に老松を

令和初のお初釜ということもあり

菅原道真の飛梅と老松のエピソードと

ちょうど社中の中に結婚が決まり

彼のいるアメリカに渡る人がいるので

そのエピソードをかけて

お祝いの意味を込めてこのしつらえを

用意してくださいました

こういう取り合わせがお茶の醍醐味

手持ちのもので工夫しながら

しつらえを考えるためには

それ相応の知識が必要不可欠

先生の旦那様のご実家がある鹿児島ゆかりの

十四代沈寿官の黒薩摩のお茶碗も

掌におさまる感触が素晴らしく

それはそれは見事なものでした

取り急ぎの備忘録



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