そろそろ、照明をLEDに切り替えないと…
今回も、買ってよかったものの紹介と特許調査です。
今回はLED照明
照明の中でもシーリングライト、天井につける照明のことです。
既に取り付けてあるのですがリモコンがなく、寝るときに不便なのでリモコン付きのシーリングライトを購入。
6畳サイズで少し小ぶりですが、セール中ということもあり3780円(税込)。
しかも、ホタルクス社製のメイドイン・Japan。ホタルクスなんて聞いたことないという方もいると思いますが、もともとはNECの一部署で、現在もNECグループの一員です。
蛍光灯は大手白物家電メーカ各社から販売されていますが、NECブランドは存在せずHotaluXブランドに変わっています。
もう一つの理由
蛍光灯は2027年末に製造をやめないといけないので、現在売っているシーリングライトはLEDがメインです。そろそろLED照明に変える検討をお勧めします。
明るさは5段階の調整も可能で、明るさも蛍光灯と遜色ないです。
リモコンも薄くて持ちやすく、意匠性も操作性もいいです。TVのリモコンと同じ赤外線通信ですが、明らかにTVよりも受光する範囲が広いです。
寝た状態で操作することを考慮したためか、意図的にリモコンの向きを照明の方向にしなくても、操作できます。
リモコンは黒色でAmazonのFire TVのリモコンぽいですが、白系だと数年で黄変して色あせるので、黒もアリかなと思います。
エンジニアとしては、これを日本で製造して3780円で売れる理由が分かりません。ホント、凄いの一言です。
LEDって半永久的に使えるって言われることもありますが、十数年使えればいい方かもしれません。
購入したものは5年保証付きとのこで、少し安心ですw
LED照明の特許って?
どんな技術が出願されているのだろうと調べてみました。
ホントに色々な内容が出願されていました。回路や制御法方法、発熱対策、光の拡散方法、LEDの取付位置など、特にこの技術ということでもない感じでした。
そこで、前回調べたロックナットと特許査定率などを比較をしてみました。
比較の前に特許制度のお話を少し・・
特許出願しただけでは権利にはならないので、審査請求をする必要があります。審査しても拒絶査定(特許にならない)になるか特許査定(権利化できる)のいずれかになります。権利化のためには、年金を支払って(正確には特許登録料)権利維持をしないといけません。
つまり、出願→審査請求→特許査定(登録)→年金支払い
というステップを踏み、有効な権利件数がドンドン少なくなります。
特許は出願の日から20年間の権利を得ることができますが、年金は経過に伴いアップし、概ね3年ごとに倍になり、10年目以降は一定額となります。
20年間の権利満了前に年金の支払いをやめて、権利を手放す人も多いのです。
LED照明とロックナットの特許比較
・LED照明
LED照明のキーワードとIPC分類をF21にして特許検索(実用新案含まず)しました。
カウント可能な出願が626件あり、これを母数の100%とします。
出願:100%、審査請求:70%、登録:54%、権利満了0.5%(件数では3件)でした。
・ロックナット
ロックナットは緩み防止のキーワードとIPC分類をF16にして検索(実用新案含まず)。母数となるカウント可能な出願は1246件。
出願:100%、審査請求:62%、登録:38%、権利満了2.6%(件数では33件)でした。
LED照明は技術の進歩が速いせいか20年間の権利満了まで特許を維持する割合が少なく、ロックナットはかなり多いことがわかります。
特許庁が公表している年次報告書と比較してみます(技術分野を問わない、全出願のデータとの比較)。
年によって差はありますが、審査請求は約70%(薄緑の棒と緑の棒の比)、登録は50~60%弱(折れ線グラフ)。
権利取得後に年金を払った割合のグラフです。権利満了となる20年まで年金を払って権利維持する方はほぼ0%です。
そもそも、特許出願の日に特許査定を受られることはないので、20年間払い続けること自体が、かなり少ない事情もあります。
最後に
LED照明は全体とほぼ同じ傾向でした。
他方、ロックナットは特許査定されにくく、権利満了まで維持する割合がかなり多いことが分かります。
やはり、得にくいものは手放さないということなのでしょうか。
個人的には20年経っても、使い続けられる特許技術を発明したいものです。
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