ソーシャルワーカーの「〇〇さんだからできたんですよ〜」は成長を止めてしまう
当記事は「“〇〇さんだからできたんですよ〜”と言及した瞬間にソーシャルワーカー成長は止まるよね」といったテーマで考察します。
みなさんこんにちはKeiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士7年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
毎月5,000PV以上のソーシャルワーク関連のブログやX (フォロワー1,500人以上)などを発信しています。
「〇〇さんだからできたんですよ〜」と言及した瞬間成長が止まる
まあまあな人数のソーシャルワーカーが使ったことがあるフレーズだと思います。
〇〇さんだからできるアプローチ
××さんにしかない人脈
△△さんの役職があるから成せる交渉
ソーシャルワーカーだと例え難いのでスポーツ選手で説明します。
大谷翔平選手は生まれた瞬間から“MLBで大活躍する大谷翔平選手”ではなく岩手県水沢市(現在は奥州市)に生まれた「しょうへいくん」だったはずです。
これは、イチロー選手にしても、松井秀喜選手にしても同じで「“影響力”をはじめからまとって生まれてきたわけではない」ことが大前提です。
彼らはまだ何者でもない時代からはじまって、言い訳を捨てて努力を継続して、後天的に影響力を手に入れた人です。
みなさんの職場にいるソーシャルワーカーやスーパーバイザーの「影響力」という後天的に得たスキルを「元々生まれ持った能力」のように分類するのは極めて失礼です。
サッカー選手を目指す少年が、試合でゴールを決めたクリスティアーノロナウドをみて「あんなのクリロナだからできたんじゃん」といっているのと同じです。
そりゃそうですよ。
そりゃクリロナだからできたんですよ。
ただし、ろなうど君は「クリスティアーノロナウド」なる努力をして「クリスティアーノロナウド」になったので「〇〇さんだからできたんですよ〜」なんて言ってたらいつまで経っても成長できません。
「それKeiさんだからできるんですよ〜」もある
Xのフォロワーが社会福祉士業界では多かったり、ブログを運営していることもあり、同職種(最近は管理者級のソーシャルワーカーが多い)からありがたいことにまあまあ相談を受けます。
Keiみたいにソーシャルワーカーを高いモチベーションで部下にもして欲しい
認定資格を取得させるための動機付けを教えてほしい
積極的に研修に参加させたい
KeiのようにSNSやブログを運営したいというソーシャルワーカーの相談も受けました。
noteで売上を作りたい
SNSでフォロワーを増やしたい
ソーシャルワーカーの誰もが利用したくなるコンテンツを作りたい
「それKeiさんだからできるんですよ〜」とそこそこ言われます。
その後に「最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカー取得した実績を伏せて同じ発信してみてくださいよ〜」といわれたりします。
Keiとしては「なんで?」と言わざるを得ません。
「最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカー取得」をドーピングをしているかのような表現をされたりしますが、過酷な練習や毎日コツコツ鍛えた筋肉(実績)を利用しない理由がわかりません。
戦い抜くために手に入れた実績です。Kei以外のソーシャルワーカーでも再現できる発信をKeiがやってもオリジナリティは生まれません。
「最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカー取得したKeiの経験から発信できること」
これをメインにしたほうが良いに決まってます。
実践の現場でも同様です。
日頃のソーシャルワーク実践でも「あなたにしかできないこと」を探して研鑽してください。
ソーシャルワーカーは自己責任論が加速する
「リーダーシップが学べない」と話すソーシャルワーカーは、認定医療ソーシャルワーカーにおける「11の担保したい力量」に「リーダーシップ能力」が掲げられていることを把握されていません。
「学ぶ時間がない」と嘆くソーシャルワーカーは、そもそも「時間を作る努力」すらしていない可能性すらあります。
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