ソーシャルワーカーがお金を稼ぐと叩かれるのはなぜなのか?
当記事では「ソーシャルワーカーはクライエントの経済的問題の相談に応じるのに、ソーシャルワーカー自身の経済的問題は棚に上げてるよね」というテーマをついて考察します。
みなさんこんにちはKeiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士7年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
毎月5,000PV以上のソーシャルワーク関連のブログやX (フォロワー1,500人以上)などを発信しています。
幼少期からソーシャルワーカーを目指したいと思っていた人いる?
素朴な疑問ですが、この記事を読んでいただいているあなたは、何歳くらいから「ソーシャルワーカーになりたい!」と思うようになりましたか?
少なくとも、物心がつく前から「ソーシャルワーカーになりたい!」と思っていた人はいないはずです(いたらビール奢ります)。
ソーシャルワーカーを目指す手前で別の仕事に興味があったり、別の夢を持っていたと思います。
私がソーシャルワーカーになった理由は完全に後付けで、「社会福祉士の国家試験に受かったから」でしかありません。
幼い頃「プロ野球選手になりたい」と思っていましたが、大人になるにつれて、体格や才能、家庭環境といったさまざまな条件を鑑みた結果、折り合いをつけてその夢を諦めました。
程度はあれど、ソーシャルワーカーは医師や看護師ように幼い頃から目標になる職業でなかったことは確かです。
ソーシャルワーカーの年収は平均以下
上記は、私が運営しているブログで社会福祉士の年収について考察した記事です。
社会福祉士の平均年収は403万円でした。
上記のサイトによると、一般企業の平均年収は414万円でした。
平均年収より劣っているため、社会福祉士単体の仕事のみで、すこぶる裕福な家系は多くないはずです(裕福な家系があれば私にビールを奢ってください)。
この事実から汲み取れることがひとつあります。
ソーシャルワーカー(もっと言えば福祉職全般)=平均年収以下
「“多くの収入が見込めない”ことを承知の上でソーシャルワーカーになった」人が少なくないということです。
前例がないものは叩き潰される
従来とは異なる稼ぎ方で収入が上がってしまうと、“多くの収入が見込めない”と思っていたソーシャルワーカーには、都合が悪いのです。
新しい稼ぎ方が正当化されると、年収が上がらないのは国や景気のせいにして「行動していないだけ」ということがバレてしまうから。
「抜け駆け許すまじ」といった状況です。
1人のソーシャルワーカーが抜け駆けして稼げるようになったら具合が悪いのです。
ソーシャルワーカーはみんな平均年収以下でいてほしいのです。
お金は“提供した価値”に対して支払われる
お金は頑張りや努力に対して支払われるものではありません。
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