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「受け入れる」 と 「力を与える 」のバランス

最近、皆さんのご協力のもと、一昨日からコーチングの練習をさせていただいている。Facebookで実験台になってくれる人を募集をしたところ、なんと13人から連絡をいただき、なんだかあっという間にコーチングがライフワーク化した。笑

今回、どういう想いでこの実験をやってみているかを少し綴っておく。


人が、なりたいようになれている状態

私は、人は皆、元々創造性に溢れる存在だと信じている。生まれたとき、人間は既に完璧で、そこから、社会の色んな抑圧により、その個性が失われていくということが、よくあると思う。(その過程で成長をしていく部分ももちろんあるが)そんな大人の姿をみると、とても悲しくなる。自分も、その状態だったところから、なんとか、変わろうともがいているたちだが。

変わりたくない人は、変わる必要はない。ただ、変わりたいけど、何かが理由で変われない人が、本当にたくさんいることを知った。ただただ、なりたいようになりたいのに、いろんな要因で、なれていない人。

私は、そんな人が、なりたいようになれている状態になってほしいと、心から願っている。


NVC(Non Violent Communication)との出会い

そんな中、NVC に出会った。日本語では「非暴力コミュニケーション」もしくは「共感コミュニケーション」と呼ばれることが多い。相手を否定せず、全身全霊で受け止めるコミュニケーションツールだ。対自分(自己共感)にも、対他者にも使え、ステップもシンプル。(でも奥深い。)NVCを学び始めて気付いたことは、現代人の多く、特に日本人は、「人に受け止めてもらう」という経験が圧倒的に少ないということだ。オランダ人なら、無責任に「あなたがやりたいならいいんじゃな~い」と言うところで、多くの日本人は「それはやめた方が良いと思う。なぜなら…」と責任感をもって否定してくれてしまう。なので、NVCと出会った私は、「受け止める」という在り方を常に意識するようにしている。

それだけで、自分を取り巻く世界の色は、どんどん変わっていった。

私の周りにいる人たちは皆、「安心感」を持って生きるようになっていった。優しい世界への第一歩が踏み出せたと、確信した。

しかし…「受け止める」ということだけをやり続けてきた中で、ある問いが生まれた。


受け止める+エンパワーする

「受け止める」にプラスして、「エンパワーする」ということができたら最強なのではないかと。受け止めた上での、エンパワーメントという感じかな。

その問いが生まれたのは、偶然の、小さな成功体験があったときだ。その人を全身全霊で受け止めた上で、「あ、この人はこうなりたいのかも…」というオーラを感じた時に、それに繋がりそうな案として「これをやってみませんか?」と、提案をしてみたのだ。そして、それを一緒にやってみた。

すると、その人は、私がただ「受け止める」をやっていた時の何倍も、輝きを放ち始めたのだ。


エンパワーは、リスク?

「受け止める」という行為は、ある意味リスクが少ないのかもしれない。エンパワーは、ある種「提案すること」でもあるため、その人から拒否される可能性もあれば、導いてしまう可能性もある。「受け止める」ときは「相手と自分を分かつ」を頑張ればよかったが、エンパワーするときには、積極的に自分の人生と相手の人生を交わらせることが必要なのかもしれない。

それでも、それだからこそ、今の私は、そのギリギリのラインを攻めて、どちらの要素も持った、絶妙なコミュニケーションを作りたいと思っている。


「受け入れる」と「力を与える」のバランス

というわけで話は戻るが、私はこのコーチングの実験を通じて、この2つの要素を持った自分なりのコミュニケーションを見つけたい。それは、クライアントの方の状態によって、バランスを変えるのかもしれないし、自分のスタイルが確立されるのかもしれないし…やってみないとわからない。NVC
と、コーアクティブコーチングと、シャーマンスキルを同時並行で学びながら、自分なりのコーチングのやり方を見つけていけたらいいなぁと思う。

(まあ、要は、愛と力の動的平行と同じ話だ。)

ご協力いただいている方、本当にありがとう。既に4名と1回目のセッションをやらせてもらい、感動的な時間をたくさん過ごさせていただいています。

8月までのトライアル、良い時間にしていきたいと思います。
また、ここでシェアしていきたいと思います~!

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加藤 愛梨
サポートいただいた分は、自己拡張の機会に使わせていただきます。学びや気付きは、noteの記事に綴ってゆきます。