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物語を生むサイコロ

Rory's Story Cubes というおもちゃを見つけました。
サイコロの各面にそれぞれイラストが彫り込まれていて、9つのサイコロでセットになっています。

イラストはひとの表情だったり、具体的な物(羊とか亀とか時計とか)だったり、抽象的なもの(吹き出し?とか悪い心?とか矢印)だったり。

これでなにをするのかというと、一番基本的な使い方は、9つのサイコロを振って、出てきたイラストを全部使って、即興で物語をつくるというもの。

たったそれだけ?と大人は思っちゃうかもしれませんが、子どもたちはそうではないらしく。
これがAmazonから届いたときに、うちの娘たち(8歳と4歳)に「これはお話を作るサイコロなんだよ」とだけ話したら、それだけで大興奮。ルールなど説明する前に自分たちでサイコロを振って、出てきたイラストでどんどんとお話を作り始めました。
買ってまだ数日しか経っていませんが、すっかり定番の遊びになっています。昨日も、お風呂でさんざんふざけちらしてなかなか上がってくれないときに、「もう終わりにしてお話サイコロで遊ぼう」と言ったらすぐにお風呂を上がってくれました。そんなにいいのかこれ。

子どもたちに付き合って、僕もお話を作ってますけど、大人がやると照れくささがあってか、子どもたちのように飛躍したストーリーにはならず、よく「つまんない」とか、「それだけ?」とか言われちゃいます。

ちょっと今やってみようかな。

『ある夜のこと。私の眠りは突然の落雷で中断された。大きな音に驚いて窓の外を見ると、激しく光を放つ物体が空を飛んでいるのに気づいた。それは私の方に近づいてきた。よく見るとそれは小さな甲虫だった。古代エジプトの神の使い、スカラベのようだ。それは私の心にメッセージを伝えてきた。「いますぐ外に出て、迷える羊を泉に導け」と。ドアを開けると、たしかにそこには羊がいた。なんとかその羊を噴水まで連れていき、水を飲ませた。「ありがとう」と心に声が聞こえた。「お礼は確かに授けよう」翌朝、目が覚めると枕元に金色のりんごがあった。夢じゃなかったのだな。りんごはまだ手付かず。食べるべきなのか、まだ迷っている。』

こんな感じでちょっとしたストーリーが作れます。子どもたちのほうが上手だな。

これをきっかけに、子どもたちにアナログゲームの魅力に気づいてもらって、ボードゲームとか一緒に家族でやれたらいいなあ。

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