【障がい福祉×DX】障がい者福祉施設向け表情練習アプリの開発
1. はじめに
障がい者福祉施設に通所している方が、面接練習において自分の表情を確認しながら練習できるツールを作りたいと考えました。特に、笑顔など印象の良い表情を意識することで、自信を持って面接に臨めるようになることを目指しています。このブログでは、Google Colabを使って表情認識を実装する方法と、それをレンタルサーバーで動かすまでの流れをご紹介します。
2. 表情認識の仕組みと準備
表情認識にはPythonの「FER」というライブラリを使用しました。このライブラリを使うことで、画像や動画から簡単に表情を認識し、感情のスコアを得ることができます。
まずはGoogle Colabで試し、その後サーバーへ移行してウェブアプリとして提供することを目指しました。
必要な準備としては以下が挙げられます。
Pythonの基礎知識
Google Colabでの動作確認
サーバー環境の用意(今回はレンタルサーバーを想定)
3. Google Colabでの実装方法
Google ColabではPythonを簡単に実行でき、表情認識のプロトタイプを作成するのに最適でした。以下の手順で進めます。
必要なライブラリをインストールします。
表情認識用のコードを記述します。
アップロードした画像に基づき、感情を分析します。
感情については、TOPの写真、下記のGIF通り、どのような気分がどのくらいの割合かを表示します。
4. レンタルサーバーへの移行
現在はGoogle Colab上で動作する状態ですが、次にレンタルサーバー上でアプリとして利用できるようにする計画を進めています。以下がその予定です。
Python環境を構築する
サーバーにPythonがインストールされていることを確認し、必要なライブラリを導入します。ウェブアプリケーション化する
Flaskフレームワークを使用して、ブラウザから画像をアップロードし、表情を認識できるようにします。サーバーでの公開準備
Flaskアプリを実行し、ブラウザでアクセス可能な状態にする予定です。
5. 今後の課題と目標
表情認識結果をよりわかりやすく表示し、練習のモチベーションにつなげる機能を追加する予定です。
サーバー移行の具体的な手順についても、進捗を共有していきたいと思います。
6. まとめ
本記事では、表情認識を使った練習ツールの構築手順をご紹介しました。レンタルサーバーでの公開が完了した際には、さらに詳細な手順をお伝えしたいと思います。障がい者福祉施設での表情練習が、利用者の自信とスキル向上に役立つことを願っています。