夏、始めました(ROCK IN JAPAN FES 2024)
皆さんこんにちは。
8月3日・4日、10日~12日の5日間、千葉県の蘇我スポーツ公園にて『ROCK IN JAPAN FES 2024』が行われた。
今年で25周年を迎える『ROCK IN JAPAN FES』。
今年は、2022年から開催を移した蘇我スポーツ公園に加えて、9月にはひたちなか海浜公園での開催も予定されており、既に出演アーティスト、タイムテーブルが発表されている。
先にも書いた通り、今回は、蘇我スポーツ公園の会場で行われた5日間のうち、中の人が参戦した8月3日、10日、11日の3日間について書いていく。
1日目(8月3日)
夜勤明けで参加することとなったこの日。
夜勤明けで杉田屋のラーメンを胃にぶち込み、一旦帰宅し出撃。
夜勤明けということもあり、横須賀線車内で意識が無くなる。そして、目を覚ました時には蘇我に到着しており、しかも周囲に人がいないのを見て、中の人も流石に焦る。それでも、無事に降り、会場にたどり着くことができ、とても安心した。
櫻坂46
会場に到着し、レッドブルウォッカを身体に入れ、SHISHAMOのステージを見終えた中の人は、反対側のGRASS STAGEに移動し、櫻坂46のパフォーマンスを見ることに。
Overtureから、炎天下の下に集まった観客の熱気は凄く、『承認欲求』『何歳の頃に戻りたいのか?』と、その熱気をさらに熱いものにさせようとする。
フェス初解禁となった『もう一曲 欲しいのかい?』。
シングルリリースの時点から、この曲はロックフェスに合うと思っていたが、実際に聞いてみると、完璧に近いほど、野外フェスの雰囲気に合致していた。
ラスサビ前に、「態度で示せ」との煽り。
そこから、ベースが際立ったインストが流れると同時に、観客一同がジャンプを始める。
「もう一曲欲しければ態度で示せ」と言わんばかりの長尺インストに、Buddiesも負けじとジャンプで応える。
そうして始まった『Start Over! 』。
この楽曲でセンターを務める藤吉夏鈴さんは、以前、このようなことを言っていた。
そこからのこの日。どこかしら、藤吉さんの表情は吹っ切れたように感じられた。
そして、新曲『自業自得』で、会場の熱狂度をさらに上げ、櫻坂46のステージは幕を閉じた。
欅坂46時代から、ロックフェスに出演していた櫻坂46。
フェスの最強曲を手にし、新規Buddiesを獲得した彼女たちは、さらに坂を上り続けることが手に取るように分かった。
サンボマスター
中の人が、昨年の『JAPAN JAM 2023』で初めて聞いて以来、参戦する音楽イベントでは、ほぼステージを観ているくらい、中の人にとって、現地に参戦する際にはほぼ必ず観ているバンドである。
ゴダイゴの『THE BIRTH OF THE ODYSSEY ~MONKY MAGIC』をバックに登場すると、正面のスクリーンには、朝8時ちょうどまでのカウントダウンが表示された。
そのカウントダウンから、言うまでもなく『ヒューマニティ!』が始まる。
その後の『輝きだして走ってく』『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』と、サンボマスターのライブ定番曲を連発し、暑い会場をさらに熱くさせる。
その後、新曲である『自分自身』、『Future is Yours』と、観客を一人残さず勇気づけるセットリストを披露すると、『できっこないをやらなくちゃ』『花束』と、サンボマスターが出演するライブの定番曲で、全力で幸せにする呪いをかけられた。
サンボマスターのステージには、疲弊した心を回復させる、何か特別な魔法があるのかもしれない。
それは、山口隆さんの心震わせるMC、そして、サンボマスターが全身全霊で体現するロックに、希望を見出したいからだと思われる。
中の人が、サンボマスターのステージに行くのも、そういう呪い・魔法をかけられに、自然とサンボマスターの方向に足が向くからだと考える。
Saucy Dog
過去のサインフラッグの撮影など、休憩を済ませた後は、Saucy Dogのステージへ。
『JAPAN JAM 2024』、『緑黄色大夜祭』に続き、中の人が今年参加した音楽イベントにて、このSaucy Dogを聞くのは3回目となる。
2曲目には、Saucy Dogの看板曲である『シンデレラボーイ』を披露。
ステージの中盤以降で披露されるイメージが強いこの楽曲だが、このタイミングでの披露に驚きつつも、この曲の良さを実感した。
『優しさに溢れた世界で』で、石原慎也さんの言葉に感動しつつ、もっとSaucy Dogの楽曲を聞こうと思うことができた。
クリープハイプ
LOTUS STAGEのヘッドライナーを務めたクリープハイプも、先に挙げたSaucy Dog同様、今年の音楽イベントで聞くのは3回目となった。
「暗くなったのでS〇Xのうた歌います」と宣言した尾崎世界観さんは、『HE IS MINE』を披露。場の盛り上げ方の上手さに、中の人は終始面食らっていた。
MCにて、尾崎さんはこのようなことを言っていた。
実は、クリープハイプのステージの真裏で、FRUITZ ZIPPERのステージが組まれており、尾崎さんが心配するのも無理はない。
それでも、手でハートを作りながら、FRUIZ ZIPPERの代表曲『わたしの一番かわいいところ』という曲にかけたMCをし、その後には、尾崎さんから投げキッスをもらうという、最大限にかわいい姿を見ることができた。
その後、『栞』でクリープハイプのステージを締め、参戦初日は終わりを告げた。
3日目(8月10日)
3日間参戦する中で、ここから2日間連続で参戦することとなった日。
仕事もお盆休みに入り、これまでに溜まったあれやこれやを、全力で吹き飛ばすにはもってこいの2日間がスタートした。
緑黄色社会
この日の中の人の最大の目的であり、とても楽しみにしていたステージである。
ハンブレッダーズのステージが終わり、早い段階で前方エリアに入場する。
待機していると、いつの間にサポートドラムの比田井修さんがステージ上にいるのを発見。
その後、もうすぐリハーサルが始まるかと思っていたタイミングで、緑黄色社会のメンバーが登場。
『sabotage』を披露し、会場のブロっ子を沸かせる。
各種調整が終わり、メンバーがファンの声援に応えたタイミングで、長屋晴子さんからの「リハ、終わりました」との報告。
この後のステージを、より一層楽しみにさせた。
呼び込みVTRが流れ、メンバーが登場したところで、『サマータイムシンデレラ』でステージがスタートした。
イントロのギターの音が流れた瞬間、観客からは歓声が沸き上がる。
昨年の夏を彩った曲であり、緑黄色社会を代表する曲へとなったこの曲。
この曲のパフォーマンスを聞いている最中、様々な思い出ができた昨年の夏のことを思い出した。
その後の『始まりの歌』。
1番Bメロの後半、「耳元で囁く甘い心の声に」という部分は、長屋さんとpeppeさんのみによるアレンジになり、長屋さんの歌声がより際立つ、とても鳥肌を立たせるようなバージョンになった。
間奏では、小林壱誓さんが下手側に駆け出し、ギターソロを演奏。
その後、長屋さんのパートでダッシュし、無事に壱誓さんのパートに間に合うと、勢いそのままにラストサビに突入し、ボルテージを上げていった。
そして、MCに入り、春夏期のフェスに出演した際の恒例行事である「乾杯」が行われる。
野外フェスでは、熱中症予防のため、出演アーティストから、水分補給が頻繁に呼びかけられる。
しかし、その水分補給タイムを一番上手に使用しているのが、緑黄色社会だと思われる。
長屋さんの発声のもと、メンバー・観客で乾杯を行い、水分を補給する。
観客とメンバーで乾杯をしたら、否が応でも水分を補給せざるを得なくなるため、とても上手な演出だと思っている。
その後の長屋さんは、このようなことを言っていた。
長屋さんの思いもよらぬ甘噛みに、会場は一気に和む。
その後「新しい曲を持ってきた」と切り出し、『言えない』を披露。
自分の思いの間で葛藤する歌詞と、長屋さんの儚い歌声。緑黄色社会の新たな可能性と、表現力の凄さを、改めて実感した。
そこから『Mela!』を披露。終盤で披露されることが多いこの曲だが、この日は中盤にて披露。
その曲が持つ明るさで、一気に場を盛り上げた。
その後披露した新曲『恥ずかしいか青春は』。
リリースから、音源ではたくさん聞いていたこの曲だが、生演奏で聞くのはこの日が初めて。
長屋さんの力強い歌声がより際立ち、青春を全力で生きるためのパワーが込められていたように感じた。
その後の『Party!!』で、緑黄色社会のメンバーの仲の良さを実感し、改めてこのバンドのことが好きだと思うことができた。
そして『花になって』で締めくくった緑黄色社会のステージ。
最後に、とてつもなくかっこいい曲を披露し、改めて緑黄色社会というバンドが、無限大の表現力を持っていること、そして、そんな緑黄色社会をもっと好きになることができ、改めて、中の人を構成する一部分になっていることを実感した。
ポルノグラフィティ
『緑黄色夜祭』をきっかけに、この日観ようと思っていたアイナ・ジ・エンドさんのステージを挟み、ポルノグラフィティのステージを観ることに。
この日のGRASS STAGEのトリを務めることとなったのが、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』と同じ、結成25周年を迎えるポルノグラフィティである。
ラインナップ、そしてタイムテーブルが発表された後から、非常に気になっていたステージだけに、とても楽しみにしていた。
岡野昭仁さんの歌声を聞いて、どこまでも衰えないのかと驚いていた。
『メリッサ』『ミュージック・アワー』と、集まった観客を盛り上げる楽曲を披露すると、『サウダージ』のイントロをアカペラで歌い、この日最大の盛り上がりとする。
その後も『ハネウマライダー』『アゲハ蝶』と、全力で飛ばせるセットリストに、大満足のステージだった。
あいみょん
昨年のロッキンに引き続き、2年連続であいみょんさんのステージを見ることとなった。
あいみょんさんのステージが始まる直前、場内BGMでは、櫻坂46の『何歳の頃に戻りたいのか?』が流れ、中の人のみならず、一緒にいた友人も思わずテンションが上がる。
『君はロックを聴かない』でスタートすると、『生きていたいんだよな』のメッセージ性に衝撃を受け、『マリーゴールド』『青春と青春と青春』『GOOD NIGHT BABY』に感動し、この日の参戦は終わった。
終演後、その日一緒に回ってくれた友人2人と、感想戦を行うために、電車で移動する。
その最中、掛橋沙耶香さんが乃木坂46から卒業することが発表された。
ショックを覚えながらも、店に着いた瞬間には、その日の感想などで、話が持ち切りとなっていた。
友人と酒を飲みながら語り合う時間の速さを感じながらも、いい一日を締めくくることができた。
4日目(8月11日)
タイムテーブルが発表された後、16:15のCreepy Nutsから星野源さんまで、ノンストップとなることが確定。2日連続で参戦する中の人にとって、体力が持つかどうかが心配になっていた。
前日の感想戦の後、ネットカフェで一夜を明かした中の人。
そこから、何を血迷ったか京成線で千葉寺に行くことに。
千葉寺駅に到着するや否や、中の人は衝撃を受ける。
会場への直通バスへの待機列が物凄いことになっていた。これなら素直に蘇我駅から歩けばよかったと後悔しながら、千葉寺駅から会場まで歩くことにした。
30分ほどかけて、ようやく会場に到着。
Da-iCE
8月3日のSaucy Dog、クリープハイプ同様、今年参戦した音楽イベントで、中の人が聞くのが3回目となるDa-iCE。
『CITRUS』のアカペラ部分を歌唱し、その歌声で観客を盛り上げてからスタートするという、Da-iCEのステージでは定番化しているが、いつ聞いても鳥肌ものである。
『Kartell』『Crap Crap』と、場を盛り上げるセットリストを連続させると『I Wonder』では、ライブ限定での2番も披露。
そして、毎回コントが繰り広げられている『スターマイン』。
2度目のイントロでは、なんと、警備員に扮したスタッフが登場。しかもそのスタッフ、しっかりイントロを歌っていたが、歌の上手さに、思わず感動してしまった。
この『スターマイン』では、披露後にメンバーが捌けるかと思えば、大野雄大さんが「もう一回!」と歌い、そこからラストサビを歌う、いわゆる「おかわり」がある。
この「おかわり」は3回あったが、3回目のおかわりで、警備員に扮したスタッフが登場して強制終了。
そのスタッフに対し、メンバーからは「お前のせいやぞ」というツッコミが入るも、場を楽しくさせたDa-iCEのステージは終わった。
Creepy Nuts
R-指定さんの体調不良により、昨年のロッキンでは出演キャンセルとなったCreepy Nuts。1年ぶりとなるロッキンのステージに、去年の分までパフォーマンスをすると、とても気合いが入っていた。
『ビリケン』でスタートしたステージは、『堕天』『合法的トビ方のススメ』と、ものすごい熱気を持つステージを、さらに熱くさせる。
そこからMC、『顔役』を挟み、DJ松永さんのルーティーン。
その指捌きに圧倒されたのもつかの間『Bling-Bang-Bang-Born』で、場をこれ以上無いくらいに盛り上げる。
そこからの『かつて天才だった俺たちへ』は、流れの上手さに感動していた。
その後『のびしろ』でシンガロングした後、勢いそのままに『二度寝』で締めくくった。
過去最高の暑さの中、1年振りのロッキンのステージに立ったCreepy Nuts。
その中でのパフォーマンスに観客もさらに熱気を増し、「楽しい」の一言では済ませられないようなステージだった。
SUPER BEAVER
中の人にとっては、昨年の『CDJ2324』以来となるSUPER BEAVERのステージ。
そんなSUPER BEAVERだが、昨年のロッキンは、渋谷龍太さんの喉の不調により、出演が叶わなかった。
それでも、1年ぶりのロッキンのステージ、観客を一人でもライブハウスに連れて帰ろうとばかりに、全身全霊で音楽を届ける。
『人として』からスタートしたSUPER BEAVERのステージ。
阪神・近本光司選手の登場曲をきっかけに、よく聞くようになったこの曲だが、生で聞くのは初めてだった。
ずっと生で聞きたいと思っていた楽曲だけに、渋谷さんの歌い出しを聞くだけで、思わずテンションが上がった。
その後の『アイラヴユー』のシンガロングで、昨年の『CDJ2324』を思い出すと、初めて生で聞く『美しい日』、そして『切望』で、暑いながらも全力で投げられるロックに、全力で応えていく。
『青い春』は、昨年、SUPER BEAVERが出演できなかった際に、sumikaの『「伝言歌」』の最中にて、サプライズ的に歌われた楽曲でもあり、聞いている最中、SUPER BEAVERの代わりにはなれないが、心の底からSUPER BEAVERのことを思っていた、昨年のsumikaのステージの記憶が蘇ってきた。
「会いたい人がいる 胸の奥をぎゅっと掴む想いは 明日を見つける 始まりは青い春」という歌詞のシンガロング。昨年のことを思い出し、胸が熱くなってしまっていた。
その後『小さな革命』で、SUPER BEAVERのステージは締めくくられたが、暑い中でも全力で煽る渋谷さんや、どストレートな曲調も相まって、最も胸が熱くなったステージだった。
sumika
昨年のロッキンにて、SUPER BEAVERの代打を務め、中の人も、以前からよく聞いているほど好きであり、この日の中の人のお目当てでもあった。
SUPER BEAVERのステージが終わるや否や、直ぐにsumikaが出るGRASS STAGEに向かう。
到着してからすぐ、ヤバいTシャツ屋さんの『ハッピーウェディング前ソング』が流れ、歓喜もノリノリで待機する。
呼び込みVTR・BGMでメンバーが登場し、『Lovers』にてステージを始める。
sumikaのライブやフェスには欠かすことのできない曲だが、片岡さんの「あなたの声で」という煽りを聴くことができ、sumikaのステージを観ていると実感することができた。
その後の『Starting Over』のシンガロング部分で一体となった後、MCで、sumikaの直前がSUPER BEAVERのステージだったことに触れた片岡さん。
「SUPER BEAVERの後だから疲れたのかな?」という言葉の後、そんな時にかける呪文ってなんだっけという、sumikaのライブで定番化している流れの後『ふっかつのじゅもん』で、文字通り観客の元気を取り戻しにかかる。
1番を片岡さん、そして2番を小川貴之さんというツインボーカル態勢。
披露後には、この二人による力強いハイタッチが見られ、中の人の心の中は熱くなっていた。
ここで流れた『イコール』は、中の人が昨年sumikaに出会った『JAPAN JAM 2023』にて、とても印象に残った一曲である。
昨年のJAM以来、sumikaのステージを観る機会があっても、なかなか聞くことができなかったが、今年のロッキンにて、久々に聞くことができた。
ステージも終盤に差し掛かったところで、片岡さんのこの言葉。
そこからの『「伝言歌」』は、流石に来るものがあった。この記事を執筆している時点でも、このことを思い出して泣けてきそうである。
間奏部分でも、片岡さんから、このような言葉があった。
その後のシンガロングの部分。
夕焼け空も相まって、より感動的な演出となった。
地震などの災害が相次いで起きたり、sumikaのメンバーにとっても本当に様々なことを経験したからこそ、『「伝言歌」』の歌詞は、余計に沁みるものがあり、中の人も、歌っていていつの間にか涙が出ていた。
披露後の「これがバンド」という片岡さんの言葉をもって、suimikaのステージに集まった観客との約束が結ばれた。
その後、「ここであなたたちと出会えたのは、偶然じゃなくて、運命です!」という振りの後、『運命』で、観客を再び盛り上げ、sumikaのステージは幕を下ろした。
ステージ中、片岡さんは事あるごとに「バンドやっててよかった」という言葉が出ていた。
GRASS STAGEにて、トリを務めたsumikaにとって、あまりにも最高な瞬間の連続だったに違いない。
中の人にとっても、sumikaの単独ライブに行きたくなるような瞬間の連続だつた。
星野源
この日のヘッドライナーとして、最大の注目を浴びたのが星野源さん。
『ROCK IN JAPAN FES』への出演は8年振り、しかも、蘇我の会場への出演については、星野源さん自身初だという。
中の人は『星野源のオールナイトニッポン』(火・25:00~27:00)を聞いてはいるものの、星野源さんのステージは観たことが無く、今回のロッキンにて初めて観ることとなった。
『地獄でなぜ悪い』でスタートしたステージ。
『SUN』『ドラえもん』と、序盤からステージを盛り上げようと、星野源さんのパフォーマンスにも、一層熱が入る。(この時、間奏でヒムペキが頭をよぎったことは公然の秘密である)
途中、星野源さんが観客を煽るためのコールをどうしようかと悩む場面があった。
地名でのコール&レスポンスだという星野源さん。しかし、この蘇我スポーツ公園の住所を調べると、蘇我ではなく「川崎町」という地名だったそう。
結局「イェーイ!」と煽ることに落ち着いた。
その後、これまでの3曲とは一転して『Pop Virus』『喜劇』『仲間はずれ』と、日が落ちたステージに落ち着いた楽曲。フェスに参戦して「チルい」という感情を持ったのは初めてである。
「あと2曲で終わります」という発表に、思わず会場からは落胆の声が漏れるも、その直後「実は・・・アンコール2曲あるんですよね」という、まさかの予告アンコール。
この予告アンコール、星野源さんのライブでは定番化しているというが、初めて星野源さんのステージを観た中の人は、この予告につい笑ってしまった。
そこから、代表曲である『恋』を披露。
観客の半数以上が「恋ダンス」を披露する中、間奏では、星野源さん自身も恋ダンスを披露。その後、ライブではなかなか披露されないという『Crazy Crazy』も相まって、貴重なもの観ることができ、テンションが上がった。
その後、予告されていたアンコールで星野源さんが再び登場すると、『Week End』『Hello Song』と、全体を通して、会場全体が歌えるような構成で締め、中の人の3日間は終わりを告げた。
「自由に無理せず」ということをしきりに言っていた星野源さん。
ロックフェスのノリは、ワンパターン化することが多いものの、星野源さんのステージは、贅沢な瞬間の連続だった。
今後も『星野源のオールナイトニッポン』、そして、星野源さんの楽曲をもっと聞いていこうと思うことができた。
奇しくも、星野源さんのステージの真裏で、打首獄門同好会のステージが行われており、転換やMC待ちの間、裏からは打首獄門同好会の曲が聞こえ、なかでも印象に残ったのはこのような歌詞である。
静かになったタイミングで、この歌詞が聞こえようものなら、星野源さんには申し訳ないが笑いを禁じ得ない。
その後、打首獄門同好会の大澤さんは、このようなツイートでお詫びをしつつも、クスッとさせる内容に、このツイートを読んだ中の人も、つい笑ってしまった。
まとめ
5月のJAPAN JAMに引き続き、3日間にわたって参戦した今年のロッキン。
炎天下の中、酒を飲みながら味わうフェス飯。そして、体力を消耗しながら楽しむステージ。今年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』は、そのような夏フェスの醍醐味が詰まっているように感じられた。
それと同時に、もともと好きなアーティストや、聞いていたアーティストだけでなく、今回のロッキンを機に、もっとしっかり聞こうと思うことができたアーティストも多く、改めて「音楽との出会い」を、もっと大切にしたいと思うことができた。
最後に、今回のロッキンにて各日一緒に回ってくれた友人、そして、2日目に一緒に感想戦を行った友人には、心から感謝申し上げたい。
じゃ、また。