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薬を飲まない=ADHDらしく生きるほうが人生が明るいかも?と思い始めて。

厳密にいうと、私自身は教室で立ち歩いたりするという事は一度もなかった。
幼少期は、好き嫌いがはっきりしていて、マイペースな少女であり、個性的で自分の世界に入って楽しみ、集団やうるさいのは苦手というかんじ。
ADHDのいろいろな要素は強くあるものの、好奇心が強い事や、過集中の時の爆発的なエネルギーで事を成し遂げてきた。ベースがASDというのもある。こだわりを持ったらまじめに細かく取り組む。しかし嫌いなことはうつになるほどに苦しく、できない。

さて、日本での生活が行き詰まり、半分死んだような生活を送っていた私だが、降ってきた「ドイツ行きたい」というお告げに従い、ドイツに行ってきた。

もともと感覚が過敏なので、飛行機などの乗り物は耐え難い苦痛なのだが、
睡眠薬を握りしめて、トランジット込みでおよそ24時間かかる移動を耐えて、(着陸の時いつも吐いてしまうんだけど)好奇心と「行きたい」の気持ちが勝って、ドイツ行きが実現した。

「こうしたい」と思ったら止められないのが発達障害人には大事な行動のきっかけになっている気がする。

さて、飛行機に乗ると気持ち悪くなってしまうのも怖くて、
アトモキセチンというADHDの薬の内服を休んだ。
なぜならアトモキセチンを内服するといつも気持ち悪くなってしまうからだ。

そして、ドイツで一週間を過ごした。

さて、ふと気づくと、そのままアトモキセチンその他の内服をすることを忘れている。それなのに、自分としては気分が良く、活動量が増し、やる気が満ち溢れている。

「ドイツ旅行が最高すぎたから、リチャージされたのかな。」と思っていた。しかしこれはもしかしたら、休薬の影響で、ADHDの性質が舞い戻ってきているからなのかもしれない…と思えてきた。

現在夜中の1:30。

気づくと、理想の睡眠時刻をとうに過ぎてしまっている。
でも、なんだかすごく気分がいい。
何もかもが楽しくて、止められない。

これが続いてしまうと、体は生身なので健康を害していってしまう可能性も高いこともわかっている。

しかし、精神的にここまで楽しいと、止めるのがもったいない気がする。
頭痛も、倦怠感もない。

日本にいると気の私は、毎日どこがしかの自覚する体調不良があり、症状に合わせた薬を常備していないとしんどい毎日を送っていた。

「自覚する」というのは、客観的データだと健康状態良好だから。

看護師という職業柄と、自炊がいちばん美味しく食物を摂取できるので、栄養バランスはとれているほうだと思う。人間ドックでも、血液検査その他はA判定で、どこも悪いところはない。本人の感覚的な健康問題以外に、客観的データはいたって健康そのものなのだ。

しかし感覚過敏で疲れやすいのが基本設定。
かつ、仕事中は過度にと言ってもいいほど真面目に集中しているので、疲れていることに気づかないで連続勤務してしまう。

そんな私だが、なんだか薬を飲まないほうが調子がいいなんて…

少し様子は見てみないとわからないが、そもそも発達障害の面白いところは、本人が困っていなければ治療の対象にはならない、ということ。

障害と名前はついて入るものの、厳密に言えば機能が欠如しているとか、欠損しているという類の障害とは概念が全く異なるので、身体的に何かがないわけではない。さらに言えば、私のように高IQで、知能指数は平均値よりも高い場合だってあるくらいで、知的障害もない。

困っていなければ、治療は不要。

向いている環境、環境側を整えることができるのであれば、薬を内服せずとも、健康的に生きていられる。

現状、ドイツから帰ったばかりのこのノーストレスな状態で、最高に精神状態も体の調子もいいものだから、どうしていいのかわからなくなってしまった。

看護師として判断するならば、薬の自己中断は危険につき、主治医に相談する、といったところだろうか。アトモキセチンは内服して数か月後から効果が出てくることを考えると、ここまで血中濃度を保って内服を続けてきたのを自己中断してしまうのはもったいない気がする。

それにしても、やりたいことが次々に思い浮かんで、やっていくというシンプルな構図は、楽しいものだなあ。
本能(生まれながらに持つ性質)に逆らわず、生きるって、なんてらくなんだろう。

やりたいことをやりたいだけやって、疲れたら休む。

仕事すること自体は好きだし、頭も体も、動かしていたい。

思考が忙しくてまとまらなくなる、というのもADHDの特徴だ。アイデアが止まらないので、今日はこの辺にしておこう。寝よう。


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