認知バイアスって不思議!ハロー効果とは?
QAエンジニアのつーつーです!
今回は皆さんが一度は体験したことがあるハロー効果についてお話したいと思います!
何それ?と思ったそこのあなた。「○○さんが言うなら間違いない!」など日常的にその人が発言した内容よりも誰が発言したか、ということで評価したことありませんか?私は良くあります😁
これが「ハロー効果」と呼ばれるものになります。
誰が?ではなく、どんな内容なのか?ということに目を向けられるように「ハロー効果」について理解していただき、皆さんのお役に立てればと思います🙏
ハロー効果
ハロー効果は特定の特徴や印象が対象(人や物)全体の評価に広範囲で影響を与える心理的なバイアスです。
具体的には、ある対象に対して一つのポジティブまたはネガティブな印象が、その対象全体の評価や判断に影響を及ぼす現象です。
例えば、高学歴な人がいた場合、仕事も優れていると評価されることがあります。
※確率論で行けば間違いないと思いますが、例外はあります。低学歴の人でも高学歴の人以上に仕事ができるなど。
ポジティブ面とネガティブな面
ポジティブなハロー効果
ある人が魅力的で親しみやすいと、その人の能力や信頼性も高いと見なされることがあります。例えば、プレゼンで自信に満ちた態度を見せると、その人が実際に高いスキルを持っていると評価される可能性があります。
ネガティブなハロー効果
逆に、ある人が最初にネガティブな印象を与えると、その人の他の特徴や能力も低く評価されることがあります。例えば、遅刻の多い人が、仕事の能力も低いと見なされることがあります。
影響を受けやすい状況
1.採用面接
面接の際に応募者が初めて見せた印象(例えば、外見や話し方)が、その後の評価に強く影響します。
2.教育現場
教師が生徒に対して持つ最初の印象が、その生徒の学業成績や行動に対する評価に影響を与えることがあります。
3.マーケティング
有名人やブランドのイメージが製品の評価に影響を与えることがあります。例えば、有名でキレイな女優さんが化粧品を宣伝すると、その製品の品質も良く見えることがあります。
4.発信関連
著名人がもし誤ったことを発言して違和感を感じても、今までの実績などから正しいものと評価されることがあります😓
ハロー効果の影響
評価の偏りや判断において不要なバイアスがかかることで、客観性を欠く可能性が出てきてしまいます。正直、私も時々間違えます。。。
仕方ないで片付けるのは、思考停止になってしまうのでこのハロー効果における対策を少し整理しました!
ハロー効果の対策
1.評価基準の明確化
対象を評価する際の判断軸をしっかり持つようにしましょう。
基準を具体的に設定し、感情や印象に左右されずに基準に沿って機械的に評価を行うことで、ハロー効果の影響を軽減します👍
2.複数の視点からの評価
複数の評価者(個人的に信頼できる人など)による評価を行い、バイアスを減らします。自己評価と他者の評価を比較することで、公平な評価が可能になります。
3.自己認識と意識の向上
ハロー効果を認識し、意識的に偏見を排除する努力をします。評価前に自分の印象や感情が評価にどのように影響を与えているかを考慮することが大事になります。偏見を持つ人や物がとても有益だったとして、認められなくなることを理解しておきましょう。
とはいえ、時には感情に任せるのも私はありだと思っています。だって嫌なものは嫌ですからね😁
4.データの活用
定量的なデータや実績に基づく評価を行い、主観的な印象からのバイアスを減らします。評価対象の具体的な成果・効果を重視することで納得感を強く持って判断ができるようになります😊
まとめ
人間は感情で動く生き物です。私も好き嫌いがありますし、時には合理的な判断ができない(したくない)こともあります😅
押さえてほしいポイントは
「何を言ったかではなく、誰が言ったか。で影響・印象は変わる」
ということを改めて認識していただき、ハロー効果をうまく活用していくことで、皆さんの日常が少しでも良くなれば幸いです🙏