見出し画像

キャプテンアメリカの新作がとっても良かったので感想を書く

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』がとっても良かったので、とりとめのない感想を書いてみようと思う。なお、私はMCUの映画やドラマをわりと追いかけていて、以下もその立場での感想となる。


-----以下ネタバレあり-----


サムが主人公という事実が感慨深い

そもそも「新たなキャプテンアメリカになったサムが主人公」というだけでうるっとくる。

サムがスティーブと友人になったところから今に至るまでのすべてを見てきているので、観る前から非常に感慨深いものがあった。


サムの悩みに泣き、救いに泣く

周りの人と比較して落ち込んだり、その結果「血清打ってたら……」といったタラレバを考えたりすることにかなり共感して泣いてしまった。それに対して「スティーブは希望、サムは目標」という言葉を伝えたバッキーの言語化力もすごい。サムのキャプテンアメリカもなんかいいんだよね、という気持ちを簡潔に言い表してくれた。

そして、その後のホアキンとのシーン。等身大の姿で悩むサムが彼にとっては憧れであり、ヒーローである。サムは自分のヒーロー像と自分がかけ離れていることに悩むが、そんな彼がいいと思う人もいるのだ、という事実が視聴者の私にとっても救いでまた泣いた。

こういうサムだからこそいいんだと見ていても思う。また、いまのキャプテンアメリカの立ち位置が明確になったことは、今後MCUを観ていくうえでの指針になるような気がする。


マルチバースサーガの幹となるような映画

最近のMCUは種を蒔くのが続いていたが、いよいよその軸となる映画が出てきたように思う。待ってたよ!最近はシークレットゲストの登場が一種の定番のようになっていて、それはそれでファンとしては嬉しいのだが、今回はそれ以外の見所がたくさんあったのがよかった。


ロスの人間らしさ

ロスの「過ちを認めて心を入れ替えようとは思いつつ、まだまだ焦ると今までの人間性が出てしまう」みたいなところが人間ぽくてよかった。この2つは両立するのだ。「こんな行動をするってことは全然前と変わってないってことじゃん!」などと断定しないようにしたい。


ミスターブルーのヴィラン感

ミスターブルーは、いままで様々なことをされてきてさぞ辛かろうとは思うのだが、家に押し入ったり大勢の人を巻き込んだり一線を越えていて、最終的にすごくヴィランだった。

サノスを見てから「ヴィランにも正義があり、それを成し遂げようとした結果過激な方法に走る」というヴィランのタイプをよく見かけることに気付いたが、今回はかなり純粋な復讐に近かったように思う。


作品づくりの素晴らしさ

今回は冒頭に述べた感慨深さもあり、上映がすごく楽しみだった。だがその一方で、ハードルがあがりすぎてて怖かった。

なので、そこをちゃんと越えてきてくれてすごく嬉しかったし、人間ってすごいな〜と思った。映画と本という違いはあれど、自分も作品づくりの一端を担っているので、あらためて気を引き締めたい。


IMAX、かなり良い

今回はIMAXで観たが、かなり良かったのでその感想も記しておく。

IMAXはスクリーンの大きさがひとつの特徴だが、本当に大きくてなんというか映画館というよりシアター感があった。急勾配で弧を描くように配置された座席もあいまってアトラクションのようだった。

いままでもScreen Xなど何かとスペシャルな劇場体験に足を運んでみたが、最初の数分が過ぎると結局その事実を忘れてしまい、最終的には映画の感想だけが自分の中に残っていた。

それはそれで没入できているのでいいのだが、今回は見ているときに何度も「いいじゃんIMAX!」と思った。また行きたい。


まとめ

MCUが好きでよかった、見続けてよかったなと思う日だった。これからもMCUに翻弄されながら年をとっていきたい。次回のサンダーボルツ*も楽しみだ。


ラージフォーマットで鑑賞した人に配られるコレクタブルカード。
キラキラしている。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集