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ちょっと止まって考える
以前の記事にも書いたように、私は自分をあまり好きではありません。好きでないと思うポイントは、挙げ始めたらキリがないほどです。中でも「キレやすい」というのは最も付き合いにくい自分自身の性質の1つです。そんな自分が日頃心がけている、アンガーマネジメントについてが今日のお話。
アンガーマネジメントって、聞いたことありますか?
アンガーマネジメント(Anger management)とは、怒りを予防し制御するための心理療法プログラムであり、怒りを上手く分散させることができると評価されている。 ーwikipediaより
簡単に言えば、「怒りが深刻なものにならないように上手く制御すること」です。怒りとは、自分の思い通りに物事が運ばなかった時などに現れる感情で、防衛機能とも言えるので、それが生じること自体を抑制する必要はありません。
また、怒りは二次感情だとも言われています。その根底の一次感情は、不安やさみしさ、恐れなどがあり、それを上手に自覚できずに「ムカつく」という表現で結論づけてしまう人が多いのかなと思います。
ですから私は、アンガーマネジメントとは「怒りに自分が流されないようにする方法」「一次感情に向き合う方法」だと考えています。
アンガーログを取る
まずは自分の「ムカつく」という気持ち、「怒り」が芽生えた時、それを記録するようにします。怒りのピークは6秒と言われているので、「腹立つ!」とその出来事を記している間に、沸騰するような怒りは少し収まります。
そしてその記録を見直すことで自分の「怒り」の出所が何にあるのか振り返ることができます。
例えば、「メッセージを送ったのに既読スルーされていて腹が立つ!」という気持ちに向き合ったとします。
その「腹が立つ!」の一次感情が、
●既読を付けたらすぐに返信するべき という自分の考え方
●いつも私の事を考えていて欲しい という相手を乞う気持ち さみしさ
から来ていると分かるのではないでしょうか。
人と人との関係は、どちらかがたくさん我慢していては上手くいくはずがありません。一次感情に気がついたら、その一次感情は大切にしたほうがいいです。適切なタイミングと、適切な語彙を選んで、相手に伝えてみましょう。
伝えたところで、相手が受け入れてくれないこともある。でも伝えることは、自分を大切にすることと同じです。
頑張って伝えてみても、相手が自分の価値観を受け入れてくれないこともあるかもしれません。
注意したいのは、「自分の考えを伝えよう」と思った時、「相手に自分の考えを受け入れさせる」ということをゴールにしないことです。そうなると、受け入れてもらえなかった時に「頑張って伝えたのに、受け入れてもらえなかった」というマイナスの経験が積まれてしまいます。大切にしたいのは、「自分の考えを尊重し、相手に伝えようとアクションを起こす自分」です。これならば、相手が受け入れてくれなくても、「頑張って自分の考えを伝えられた」という成功体験を1つ重ねることができます。
怒りっぽい人は、さみしがり屋だったり自分に自信がなかったりするのかも。
「怒り」の一次感情としてよく挙げられるものが「不安」「さみしさ」などであることから、「怒りっぽい人」は意外に繊細で、自分に自信がないタイプの人が多いのかもしれません。そういう人にこそ、「自分の気持ちを尊重して伝えることができた」という成功体験を積み重ねて、自己肯定感を高めることが必要だと思います。また、周りに怒りっぽい人がいる方は、その人の一次感情は一体何なのかに思考を巡らせると上手に付き合っていけるのではないでしょうか。
まとめ
○「怒り」が発生すること自体を抑制する必要はない。
○「怒り」の一次感情を見つめよう。
○自分が思っていることは、相手に伝えてみよう。それすなわち「自分を労っている」という事になります。
こんな記事を上げると、私がいかにも自制心があって冷静に物事を伝えられるタイプと思われるかもしれません。確かに昔よりは冷静に自分の気持ちを相手に伝えられるようになってきてはいますが、やはりまだまだ。「さみしさ」「不安」の数だけ「怒り」が湧き、それをコントロールするのに必死な毎日です。一緒に頑張っていきましょう。
今日もお読みいただいてありがとうございました。
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