23-85. 会社員をやめたら逆に安心したハナシ
結論から言うと「苦手なことはやめても、自分でお金がつくれるという自信が徐々についてきた」からだと思います。
女性の平均給与って30代前半をピークにほとんど右肩下がりなんです。
いかに女性が、育児・家事を一手に担い、精神的にも肉体的にも仕事にコミットできる余白がないか?ということを、数字が物語っている気がします。
わたしは会社員を10年やっていました。
お給料は、このご時世では少しは増えた方かもしれませんが、時短勤務になったら働く時間が減ったのでそのぶん“当たり前”に減りました。でも、お金よりも、やりがい重視なので「お給料が増えない不満」というのはそこまで感じていませんでした。
むしろママになっても働けて有難いなぁ〜って。
なのですが、金銭面よりも不安に感じていたことがありました。
それは、
女性は、どうしても結婚したり子どもができると転職へのハードルがぐっと上がるので、今の環境が合わなかったり、もっとチャレンジしたい!と思っていたとしても、今の環境を手放せずグッと堪えているような印象を受けています。(ななこ調べ)
「女性も働くべきだ!」と押し付けがましく言いたいわけではありません。ただ、わたし自身、会社をやめたあとから気づいた新発見があったので、すこしだけお話させてください。
♢
わたしは、家事は嫌いじゃないんです。むしろ"丁寧に暮らす”ことが好き。クウネルとか天然生活とかを愛読しているくらいです。それに子どもと日常生活を一緒に過ごせるってありがたいことだ、と本気で思っています。
でも自分の体の巡りがすこぶる悪かったんです。そして、日々をモヤモヤして過ごしていました。
なにより、疲れすぎていて。(切実・・!)
自分に余裕を作るために、何かをセーブする必要があったんです。
そこで、真っ先に手放す候補に挙がったのが“仕事”だったんですよね。
仕事さえやめれば、わたしは元気になると思ってました。
わたしがこんなに疲れているのは仕事のせいだ、とも思っていました。
でも仕事をゼロにすることは、保育園に預けている兼ね合いでできず(今思えばそれがよかった!)。
そこで選んだ道が起業でした。
その後、noteを読んでくださっている方はご存知のとおり、なんとか仕事/育児/自分のバランスを取るべく、試行錯誤を続けながら、単価を上げ、仕事を1日3時間程度にセーブし「スローライフだわぁ〜」なんて言いながら、余白の時間を自分のためにあててきました。
でもなんとなくモヤモヤ。
子どもはかわいい、家族が健康でうれしい、家計はギリギリだけどなんとか回っている。
そして、いつしか暇が退屈と感じられるようになってきたときに、なんだかやっぱり自分を生かしきれていない気がするなぁ……と気づき始めました。
ジャンプする前の踏み込みが終わったのかなんなのかは、わかりませんが、家族のために、なによりも自分のために、もっと仕事にコミットしたい、稼ぎたいって思ったんです。
そのときに気づいたんです。
わたしはいままで無意識に
仕事or育児or家事の選択肢の中で
自分に余白をつくるべく
まっさきに仕事を諦めてきたんだな~
という事実に。
会社をやめるときの本音・・・
それは
子どもとの時間をつくりたい、でもなく
家族のためにご飯をつくりたい、でもなく
とにかく自分に余白をつくりたい!
でもほんとは、もっと社会で自分をいかしたい!
だったんです。
ただ、仕事を入れると、仕事&育児&家事で、また精神的にも体力的にもしんどくなってしまう。
しんどいのは嫌。だから、仕事をセーブする。
ということで仕事へのコミットに消極的になってしまっていたのでした。
で、ここで湧いてくる疑問。
なんで、育児と家事は自分の仕事って思っているんだろう?
仕事&育児&家事のフルコミットは、ご経験のある方はわかると思いますが、本当にキツイです。
「みんなやってるから…」って自分を励まして、あたりまえにやっている日本の兼業主婦のみなさんはほんとうにすごいと思います。
でもそれって本当にどうにもならないことなのか?
もっと、収入を自分の裁量で増やしていくことはできないんだろうか?
もっと、自分にも、もちろん家族にも、お金と時間をかけられたら・・・
♢
わたしは今の会社員ワーママのみなさんが、もし育児・家事・仕事にフルコミットして、少なからずしんどいなあ…って思っているなら、何かを手放さなければならないと本気で思っています。
だって、苦しい思いをしている母親を見て、家族がハッピーになるわけがありません。
「男性は自分の価値を、奥さんの幸福度(笑顔)で決める」とも言われています。苦しむ奥さんを見て、旦那さんはプライドズタボロなんです。
家族のために、自分に余白をつくる。
では、何を手放すのか?
その答えは、ひとりひとり違うと思うのですが、そこで読んでほしいのが、この主婦業9割削減宣言。
衝撃だったのが、家事大好き人間だと思っていたわたしにも、やりたくない主婦業というものは存在したのです。
もっと遅くまで学童に行ってもいいという娘に、もっと早く家に帰っておいで、と言っていたわたし。でも娘が帰ってきてからも、あ~1人時間ほしい~と思っていたわたし。
そして、そこまで子どもとの時間を長々と確保しなくてもいいんじゃない?っていう気づき。笑
苦手なことをやめる工夫をし、時間をつくり、余裕をつくり、その時間で自分をいかして仕事をし、「ありがとう」をもらえる、お金も入ってくる、そしてそのお金でまた周りをしあわせにする、そんな循環はつくれるはず。
それが自分の不安をパーンと取り去ってくれました。
わたしはいま“主婦業7割削減宣言”を実施中。
ここについてはまた改めてお伝えしていきたいと思っています。
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