休職までの話と超個人的、休むべきポイント紹介【ご挨拶】
はじめに
はじめまして。メンタル弱めの会社員兼お侍さん・ソロ活侍カートンちゃんだ。
このnoteでは、メンタルやられて一年近くも休職した自分がその経験を活かして、今とにかくしんどいという人や休職して右も左もわからんって言う人に向けて少しでも役立つようなライフハックを紹介していきたいと思うぞ。
とはいえ、何者なのかわからん奴が有料noteをやるのがどれくらい胡散臭いか。ということで今回は挨拶がてら、自分のこれまでを振り返ってみようと思う。
あらかじめ言っておくと、現在カートンちゃんは正式な復帰はまだとは言え、ほぼほぼ会社に戻っている状態だ。おかげさまでここまで戻ってこれたのも、自分だけの努力ではなく弊社人事、医療関係者の皆さん、プライベートの友達・同期など多くの人の助けがあってこそだ。
とはいえ、この病の最大の問題は孤独にならざるを得ない状況・状態だと思ってる。そもそも人と関わる元気がない。意を決して話したとしてもわかってもらえるとは限らない。今、しんどい人達は本当に孤軍奮闘して頑張ってる。もうこれ以上頑張れない状態にも関わらず、だ。そしてそんな人たちが意外と多くいるんだということにびっくりした。
なんて悲しいことだろうと思う。
この病気の最大の作戦は一人で戦わないことだと思っているので自分が使って役に立った医療機関やサービス、マインドに至るまで色々紹介したいと思う。
今闘ってる人達に向けて少しでも自分の経験が生きることを願ってる。
そもそも、何があったの?
回復までにかかった期間は先程も述べたように一年以上。
昨年の12月から会社に行くのをやめ数週間後には診断書もらい正式に休むこととなった。
では、そこに至るまで何があったのか。
元々、気にしいな性格でクヨクヨしがちではあったものの、周りにも恵まれ仕事も好きなカートンちゃん。学生の時からアルバイトかなんかで結構バリバリやっていた方だと思う。
雲行きが怪しくなってきたのは新規企画営業部に配属された夏頃から。
新規開拓が主だったのもあり業務量は多く、チームで動くというよりは個人プレーの方が多かった印象だ。そのため、忙しい上司の中には話しかけるなオーラを出してる方やハンコ一つもらうのに追いかけないと一日中席にすらいない方も多かった。
コロナの影響で在宅勤務も導入され、ハレー彗星並みに会社におらん上司も多い中、一年目で右も左もわからなかったカートンちゃんは質問や相談できる人がいなくてかなり困惑したのを覚えてる。
その時、問題の原因となった当該先輩Aと出会った。
今思えば先輩はかなりメンヘラちゃんなタイプだった。一緒に仕事をするようになるとスピード感を大事にしたいからと言ってメールではなくLINEが連絡手段となった。そして早朝や深夜でもお構いなしに連絡が来るようになった。
…
中には仕事の内容以外に他の社員や上司の悪口だったこともあった。そして放っておくと数分後にはなぜ反応しないのかすこぶる怒られた。
それが続くと段々なにで怒られるのか自分の倫理観がわからなくなった。そして怒られないように念には念を入れ出すと仕事の量も跳ね上がる。
そうして、仕事していない時間・スマホを見ていない時間が怖くなってしまった。
トイレにもスマホを持ち込み、暇さえあればパソコンの前に座ってた。もちろん、土日もお構いなし。
理由は一つ。怖かったから。そして、仕事さえしていれば許されるような気がしてたからだ(何にだよ)
そこから毎日蕁麻疹に悩まされ、眠れなくなって、ついにそれを見ていた母に異常を指摘され病院へ。
その時点でも上手く症状が説明出来ず、なかなか診断をもらうのに時間はかかったものの適応障害と診断され正式に休むこととなった。
超個人的!休んだ方が良いサインについて
こんな感じでヤバすぎる状態だったにも関わらず、その時は休むなんて大袈裟だと思ってた。
というか休んでからもしばらくの間、自分は本当に適応障害なのだろうかと疑っていた。それもそのはずで適応障害の場合、問題となっている環境を離れると徐々に症状が良くなっていく傾向があるのだ。ご多分に漏れず、自分もしっかり当てはまっていたのだと思う。急性期は比較的すぐに超えた。でもずっと休んでいることへの罪悪感は最後まで拭えなかった。果たして本当に病気なのだろうか。身体はすこぶる健康なのに。診察の時話を盛ってたかもしれないとか。自分で話したことなのにね。
ということで、なかなか自分の状態が見えにくいのがこの手の病の厄介なポイントだ。
目に見えて悪いということがなかなかないからである。むしろ、体調とか見える部分に出始めたらかなりヤバい。
よくボーダーラインとして不眠や拒食や過食、希死念慮とか挙げられるが、果たしてどの程度眠れないとヤバいのか、食べないとヤバいのかわたし達はわからない。死にたいとは思わなくても死ねる気力がないだけとかも全然ある。比較の対象がいないのだ。当然だ。
今、もしかしたら自分は限界だと思っててもこんなことで、と二の足を踏んでしまっている人もいるかもしれない。
そこで超個人的な見解ではあるが、今回は心理状態に絞って黄色信号をいくつか紹介していきたい。
➀信用できない人が増えていく
人間関係が原因の方に多い傾向だが、どう思われるか信用できなくて上手く言いたいことが言えなくなるのが第一段階として挙げられる。
というのも追い詰められてる時って心も免疫力が下がっているから傷付きやすくなっている可能性がある。そこで誰かから否定されることが途端に恐ろしくなっていく。
そうすると自分の状態を素直に話すことが出来なくなる。すると今度は調子の悪い自分が悪いという思考にハマり出して…もう負のスパイラル。最悪である。
自分から関係性を閉ざし出したら結構追い詰められてるんだな、と頭に入れておくといいかも。
もし今こういう状況にある人は思ってるより人は優しいので、この人なら相談出来そうだと思う人に早めに打ち明けてみよう。それも気が引ける場合は、医師でもカウンセラーでもいいからその手のプロに相談してみて。彼らはプロなのでそんなあなたのことを否定しないと思う。
長引かせないコツは味方を増やすことだ。
②些細なことで気になることが増えた
これは精神科医のTomyさんも言ってたことなのだが、普段だったら気にならないようなことが気になり出して、「あれこんな自分て神経質だったっけ?」と思ったらやや黄色信号かも。
ポイントは以下の二つ。
・自分でもなんでここまで気になるのかよくわかんないけど、一日に何回も考えちゃう。
・冷静になると全然気にするべきことじゃない。
ちなみにカートンちゃんの主治医は、ボーダーラインとして一週間だと言っていた。一週間、しょうもないこと(後から考えて)に悩み続けるとちょっと自分疲れてるんだなと思ったほうがいい。
➂悲しい出来事にあっていないのに涙が出てくる
これは感情失禁と呼ばれるらしい。普通、悲しいことがあると涙って出てくる認識だと思うが、人間極限まで疲れるとなんでもなくても涙が出てくる。
イメージ付かないだろうが、これはマジ。もう辞められちゃったけど、先輩は打ち合わせ行きの電車の中でポロポロ泣いてた。
その時は、泣くほど悲しい出来事があったに違いないと思ってたけど今はわかる。あれは過労だな。
カートンちゃんの場合、当時不慣れなことをすると結構あった。心拍数が上がってドキドキしたついでに涙が出てた。
というわけで「ああ、自分疲れてるんだな」のサインとして受け取ってください。
さいごに
こんな感じで今も絶賛治療中ではあるものの、少しずつだが自分の体調のこと、症状のこと、向き不向きがわかってきた。
それでも、休んで数ヶ月間は自分の身に起こったことが果たして症状なのかもちっともわからず、主治医を困らせたものである。
ああ、自分は自分の身体のこと全然わかってなかったんだな、と。
だから今お休みしている人の中には自分が自分じゃないような、自分にがっかりさせられるようなことばかりで困惑している人も多いかと思う。
カートンちゃん、その気持ちはすごくわかる。
でも今自分の身に起こっていることは事実なのだ。決しておかしなことでもなんでもない。
仮に当てはまる症状がなかったとしても、しっかり相談して一緒に対策を練ってみてほしい。
それでは次の記事でお会いしよう!
さらば!!