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怪盗紳士アルセーヌ・ルパン 第1シリーズ第1話「水晶の栓」(1971)紹介と感想
原作:モーリス・ルブラン『水晶の栓 Le Bouchon de cristal』(1912)
脚色:ルネ・ウィーラー/ジャック・ナウム
時間:56分
あらすじ
ルパンは因縁あるドーブレックの屋敷へ、ジルベールとセバスチャニと言う二人の部下と一緒に潜入していた。
目的の屏風を手に入れ屋敷から脱出しようとすると、部下の一人・セバスチャニが銀の燭台も欲しいと言い出し、二人の部下で屋敷に戻って行った。
ルパンが屋敷の敷地から離れようとすると、室内から発砲音が鳴り響いた。
駆けつけると部下の二人がもみ合いになっており、使用人が殺され、セバスチャニも撃たれて重傷だった。
すぐに警察が駆けつけ、ジルベールは捕まるが、ルパンは脱出に成功する。
必ずジルベールを救う事を誓うルパン。
ジルベールが命をかけて手に入れようとしたガラスの栓を巡り、悪徳代議士ドーブレックとの戦いが始まった。
視聴記録
原作から古城の場面やプラスビールの場面など枝葉のエピソードを大幅にカットし、その他のエピソードも脚色することで、1時間弱の中で大筋は原作に沿ったドラマ化となっていました。
物語はルパン、クラリスVSドーブレックの構図をメインに描写しています。
ドーブレックは原作を読んだ時とは少しイメージが違いますが、底の知れない恐ろしさが表現されていました。
ドーブレックの屋敷に使用人に扮して自ら潜入するルパンと、ドーブレックとの緊張感のある場面は、ドラマ前半のハイライトです。
頼れる部下・グロニャールとも連携しながら事件に挑むルパンの活躍。
最後の展開は少し駆け足でしたが、原作よりも締まった内容なのもあり、楽しく観ることができました。
キャスト
レギュラー
アルセーヌ・ルパン/ジョルジュ・デクリエール
グロニャール/イヴォン・ブシャール
ゲスト
クラリス/ナディーヌ・アラリ
ドーブレック/ダニエル・ジェラン
プラスビール/イヴ・ブレインヴィル
ジルベール/フランソワ・シャテネ
アルビュッフェ/ジャン・ポール・シシフェ
ドラマ『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン Arsène Lupin』概要
2シリーズ 全26話/フランス/1時間ドラマシリーズ
第1シリーズ(1971) 全13話
01.水晶の栓
02.特捜班ヴィクトール
03.ルパン対ホームズ
04.ルパン逮捕される
05.バーネット探偵社
06.緑の目の令嬢
07.断たれた鎖
08.二つの微笑をもつ女
09.カリフの怪獣~ユダヤのランプより
10.或る女
11.カリオストロの七つの環
12.トンピュル城の絵画
13.ハートの7
第2シリーズ(1973~1974) 全13話
01.ホームズの挑戦
02.ルパンのバカンス~「813」より
03.奇巌城~ジェーブル伯爵邸の怪事件
04.奇巌城~エギーユの秘密
05.黒い帽子の怪人
06.赤い絹のスカーフ
07.謎の家
08.八点鐘
09.羽飾り帽子の貴婦人
10.ロッテンブルクの踊り子
11.怪しげなフィルム
12.ダブル・ゲーム
13.アンベール夫人の金庫
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