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大川橋蔵・主演 銭形平次 第166話「消えた唐人娘」(1969)紹介と感想

原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:浅井昭三郎
監督:佐々木康


あらすじ

海鮮問屋・淡路屋が殺され、万七が駆けつけると唐人服の娘が銃を手にして立っていた。
次の日、唐人娘の扱いに困った万七は平次へ救いを求める。
平次と万七は、淡路屋の調べを進めると、凶器の短筒は淡路屋が購入したものであることが分かる。
更に、捉えた唐人娘は日本語が通じることを見抜いた平次。
娘の目の前で淡路屋は撃たれたらしいが、娘は何も観ていないと話す。
釈放された娘は姿を消してしまうが、平次は捜査の果てに事件の真実を探り出す。


紹介と感想

唐人娘に扮していた娘の謎を中心に、事件の捜査をメインに描く物語になります。
そのため、事件関係者達の人情ドラマよりも捜査関係者視点で進む物語が好きな人にオススメです。

唐人娘の振りをしていた娘に協力する男は裏の顔がある悪党ですが、織本順吉は表も裏も上手に演じていました。

前回とは違い、今回の万七は最初から平次の助けを素直に借りようとしていました。
その後も、基本的には平次と友好的に捜査を行うかわいい万七です。

平次と万七の合同捜査の中、事件を追う平次の姿をじっくりと味わる一話です。
投げ縄で敵の懐の単筒を奪ってしまえる平次の技術に驚き、娘にかける最後の情けも気持ちよい話しでした。

※2024年1月25日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※

アマプラの東映オンデマンドでも観れます。


キャスト

ゲスト
   お春/清水まゆみ
   宗吉/織本順吉
  渡海屋/北原将光
田上新兵衛/藤沢 薫
  淡路屋/乃木年雄

大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
 銭形平次/大川橋蔵
  八五郎/林家珍平
   お静/鈴木紀子

   万七/遠藤辰雄
   清吉/池信一

   お弓/土田早苗


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