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大川橋蔵・主演 銭形平次 第158話「獅子の舞」(1969)紹介と感想
原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:野上龍雄
監督:佐々木康
あらすじ
お延の父親である踊りの師匠・宗十郎が何者かに殺され、現場にはお延の弟・太郎吉の煙草入れが落ちていた。
「宗十郎をころしたのは太郎吉」という投げ文を受けとった平次は捜査を始める。
太郎吉は、踊りの名人だったが女癖の悪さで勘当されていた。
調べを始めると、後継者を巡る各人の思惑がみえてくる。
誰が太郎吉に罪を着せようとしているのか。平次は、姉弟に寄り添いながら事件の裏に潜む黒幕へと迫っていく。
紹介と感想
4年目に入り完全カラー放送となった初回は、美空ひばりが兄弟でメインを務める豪華な1話となっています。
今回が初回ゲストの美空ひばりは、大川平次に全部で4回ゲスト出演をしています(158、179、231、888)。また、長谷川平次にも2回ゲスト出演しています(9、11)。
物語は踊りの師匠殺人事件の捜査とお延を中心とした後継者争い、姉弟の絆を描いた人情譚が絡み合って展開されていきます。
太郎吉が男気をしっかり見せること、悪党への平次の容赦のなさなど、スッキリと観ることが出来る内容となっていました。
レギュラーとしては、今話からお静とお弓の役者が交代となっています。
お弓ちゃんは土田早苗さんが安定して明るく元気に演じていました。
2代目お静の鈴木紀子さんは、4年目限定のお静になりますが、役者が本業な訳ではない中で頑張って演じています。
少しずつ見ている方で馴染んではいくのですが、硬さは最後までとれず、どうしても初代と3代目のお静が強いこともあり大変だったと思います。
銀幕時代から素晴らしいコンビだった大川橋蔵と美空ひばりが揃って映る姿が美しい本作は、記念すべきレギュラー放送カラー化の初回に相応しい1話となっています。
※2024年11月29日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※
アマプラの東映オンデマンドでも観れます。
キャスト
ゲスト
お延/美空ひばり
太郎吉/香山武彦
弥三郎/田浦正己
仙造/加賀邦男
お駒/都築克子
大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
銭形平次/大川橋蔵
八五郎/林家珍平
お静/鈴木紀子
万七/遠藤辰雄
清吉/池信一
お弓/土田早苗
お民/園佳也子
為吉/神戸瓢介
北大路欣也・主演 第2シーズン 第3話「家元の死」(1992)
ゲスト
お延/杉田かおる
太郎吉/青山裕一
お駒/三浦リカ
北大路欣也版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
銭形平次/北大路欣也
八五郎/三波豊和
お静/真野あずさ
三輪万七/伊藤四郎
清吉/山西道弘
保科源次郎/三浦浩一
菊村数馬/丹羽貞二
番屋主/林家珍平
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