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吉宗評判記 暴れん坊将軍 第3話「命を的の一番纏」(1978)紹介と感想
あらすじ
江戸の町で火事が起こり、必死に逃げ惑う町民たちだったが、大名屋敷への立ち入りは許されず、無理やり入ろうとした町民は切り捨てられていた。
別の日の火事の折、火事場泥棒に遭遇した辰五郎の子分・新吉は、盗みを止めようとするも盗賊たちにより大怪我を負わされてしまう。
頻発する火事や二次的な被害について、大名火消しのやる気のなさが問題だという忠相の意見を聞いた吉宗。
徳田新之助として町へと繰り出すと、不知火の虎五郎の子分である伝吉という男に声をかけられ……。
紹介と感想
シリーズお馴染みとなる め組の誕生までを描いた、いかにも作品初期らしい熱い物語です。
役人相手にも臆することなく意見を言う辰五郎、自分の怪我の苦しさよりも他者を守れない悔しさを感じる新吉に、町民の強さを感じられます。
辰五郎はおさいに上様のことを伝えますが、信じてもらえないどころか、おさいが静御前に似ているという話を聞かされますが、こういうテンポの良いコミカルなやりとりの面白さが、娯楽時代劇の大きな魅力の一つだと改めて感じました。
柳の局も初登場にて五郎左衛門にチクチクと嫌味を言いまくりキャラが立ちまくりです。
役人とヤクザが結託して火事場で行っている不正に闇の将軍が立ち向かう姿も凛々しい、町火消し誕生を描いた一編でした。
スタッフ&キャスト
脚本:結束信二
監督:荒井岱志
レギュラー(今話出演キャスト)
松平吉宗/松平 健
山下幸内/浜畑健吉
大岡忠相/横内 正
おさい/春川ますみ
おその/夏樹陽子
おまち/岐村美沙子
藪田助八/宮内 洋
源三/園田裕久
常/阿波地大輔
鉄/井上 茂
加納五郎左衛門/有島一郎
辰五郎/北島三郎
柳の局/白木万理
ナレーター/若山弦蔵
ゲスト
新吉/和崎俊哉 (21で再登場)
おせつ/今出川西紀
不知火の虎五郎/小松方正
伝吉/江幡高志
上田久兵衛/小田部通麿
※『暴れん坊将軍』『暴れん坊将軍Ⅱ』の第1話と第2話は東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます。
アマプラの時代劇専門チャンネルNETでもシリーズが観れます。
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