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大川橋蔵・主演 銭形平次 第149話「胡蝶の印篭」(1969)紹介と感想
原作:野村胡堂『銭形平次捕物控』シリーズ
脚本:東條正年
監督:佐々木 康
あらすじ
押込み強盗の一味の侍は胡蝶の紋が入った印籠をぶら下げていた。
その後、血の跡に気づいた蕎麦屋の親子が後を辿ると地面には印籠が落ちており、父・弥平は印籠を隠した。
平次達が事件の捜査に乗り出すと、血の跡が川の方へと続いていた。
平次は、蘭方医学を学ぶ高山真之助へと目を付け、その周辺を調べて行く。
苦労の末に長崎行きが決まった高山を軸に、蕎麦屋親子や蘭方医学の先生などとの絆を人情味たっぷりに描く。
紹介と感想
証拠が揃いすぎていることが怪しすぎる男・高山真之助という人間の捜査を軸に進む人情噺です。
蘭方医学を学び、その精神の如く優しさに溢れている高山真之助。
彼は、己の高潔な気持ちにより救われました。
彼を慕う人物の行動が犯人のボロを出すことになり、彼が助けた縁が事件当時の目撃証言を持ってきてくれました。
犯人は人の成功を妬み、犯罪を犯してまで陥れようとした者でした。
心の違いが運命を分けた物語でした。
人情味の強い物語ですが、濃い目のキャラクターや設定が結構多いので所々で良い感じに肩の力を抜くことも出来ます。
※2024年9月27日11時頃まで東映時代劇YouTubeチャンネルでも観れます※
アマプラの東映オンデマンドでも観れます。
キャスト
ゲスト
高野英次郎/曾我廼家明蝶
高山真之助/河原崎長一郎
おしん/矢野潤子
弥平/岩田直二
大川橋蔵版レギュラーキャスト(当話出演者のみ)
銭形平次/大川橋蔵
八五郎/林家珍平
お静/八千草薫
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