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【映画感想】マディソン郡の橋

お家で鑑賞しました。
感じた事を綴ります。

あらすじ

アイオワ州マディソン群の片田舎。農場主の妻フランチェスカは、夫と二人の子供に囲まれ平凡な主婦として穏やかな毎日を送っていた。そんなある日、一人で家の留守をしていた彼女の所へある男が道を尋ねてくる。男の名はロバート・キンケイド。旅のカメラマンで、この近くの屋根のある橋ローズマン・ブリッジを撮影に来たが道に迷ったという。橋までの道案内に車に同乗したフランチェスカ。それは二人にとって、永遠に心に残る4日間の始まりであった……。

allcinemaより

キャスト・スタッフ

監督:クリント・イーストウッド
キャスト
クリント・イーストウッド
メリル・ストリープ

感想

メリル・ストリープが好きで、いつか観よう観ようと思ってたら先日csで丁度放映しててやっと鑑賞。
まず、当たり前なのだがメリル・ストリープの演技が上手すぎる。他の映画を観てても思うけど、本当にそこで生きている人にしか見えなくなってくるんだよなー。凄いとしか言いようがない。上手すぎて怖い笑(褒めてます)

あと思ってたより結構泣いた。すごく雑に言ってしまうと男女の一夏の恋であり、不倫でもあり、美化された物語なのだが、多分そういう事じゃなくて、人間愛というか、動物愛というか、もっと大きな括りの愛がテーマとして感じられたから泣いたのかなと思う。
また、フランチェスカの、田舎主婦で毎日同じような暮らし、家族は好きだし幸せも勿論感じてはいるけどキラキラしたときめきのようなのものは無く、淡々と家事をこなし、私の人生って何なんだろうと悶々とする。そんな描写から、自分の母親と10代の時の自分の関係性を思い出して、何とも言えない気持ちになった。自分の母親は当時どう思ってたかな、幸せだっただろうか、辛かったであろうか。私は言葉でも態度でも感謝の気持ちを伝えてなかったし、当たり前すぎて感謝の気持ちすら持ってなかったかもしれない。わかってなかった自分、出来てなかった自分が情けなく、当時の母親に申し訳ない気持ちで溢れた。

この映画を観て、人にとっての「幸せ」「愛」って何だろう、貴方は何を感じた?って聞かれたように思った。
人が人を愛する美しさと複雑さ、理屈と理屈じゃ説明できない感情。
人って本当単純で面倒で厄介で愛おしい存在なんだなと泣きまくった日でした。

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